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三章 奏歌くんとの三年目
11.覗いてはいけない新しい世界
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峰崎沙紀ちゃんは、妖狐の女の子だ。年は16歳。私よりも十歳年下になる。
沙紀ちゃんと奏歌くんと私が友達になってから、会う場所はマンション近くの喫茶店だった。私は部屋に他人を入れたくないし、沙紀ちゃんも私を警戒している。そんな中で始まった友達付き合いだが、奏歌くんには不満があったようだった。
「海瑠さんのこと、おばさんって言ったよね?」
「それは……おじさんの方が良かった?」
「そういう風に言わないで! 海瑠さんはものすごいじょゆうさんなんだからね!」
私のことを庇ってくれる奏歌くんに私は胸をときめかす。なんて可愛くて優しい子なのだろう。
「女優なの? テレビとかで全然見たことないよ?」
「ぶたいの上でえんじるじょゆうさんなんだよ!」
「えーそういうこと言って、大根役者なんじゃない?」
沙紀ちゃんの言葉に奏歌くんの表情がすっと冷たくなった。リュックサックから予め準備していたのであろうDVDを取り出す。
「これを見て」
「私そんなに暇じゃないんだけど」
「いいから、見て来て! それで、感想文書いて来るまで、友達とは思わない!」
それでその日は沙紀ちゃんと別れたのだが、数日後に沙紀ちゃんから呼び出しが来て、私は奏歌くんを迎えに行ってまたカフェでおやつにしていた。
なぜか沙紀ちゃんは私を見てもじもじと顔を赤らめている。
DVDと共に差し出されたのは、漫画のようだった。
「私、漫画を描くのが好きなんだけど、このDVD観て感動して、滾っちゃって」
「え? まんがで感想書いてきたの?」
「そうよ。見てみてください」
頬を染める沙紀ちゃんに私はファイルに纏められた印刷された漫画を読んでいく。私とトップスターの役が恋人関係にしか見えないとか、百合の役は二人の恋に火をつけるための当て馬だとか、私にはよく分からない解釈が書かれていた。
「私と先輩の役が恋人?」
どっちも男役で、先輩の役には百合という恋人役がいるのにどうしてこうなったのだろう。訳が分からずにいると沙紀ちゃんが熱く語る。
「物凄く萌えました。海瑠さんの演技も最高だったし、橘さんの演技も最高で、二人が決闘するシーンとか、もうラブシーンにしか見えなくてー!」
決闘シーンがどうしてラブシーンに見えるのか意味が分からない。
「まんがを描くくらい、沙紀さんは海瑠さんのこと、みとめたんだね?」
「もう大ファンです。ファンクラブ申し込んできました! 私のために絶対退団しないで長く長く続けてください!」
思わぬところにファンができてしまった。
このままだと奏歌くんと年は近いし、奏歌くんを取り合うライバルになってしまうのではないかと、沙紀ちゃんのことを警戒していないわけではなかった。それがお目目をハートにして私をじっと見つめている。
「沙紀ちゃんは、私が好きなの?」
「いいえ! 海瑠さんの演じる役と橘さんが演じる役が仲良くしているのが最高に興奮するんです」
ちなみに橘とはトップスターの先輩の名前である。それを調べて覚えるくらいには沙紀ちゃんは劇団に夢中になっていた。
奏歌くんを取り合う恋のライバルにはならない。
拍子抜けしてしまったが、ホッとしたのも確かだった。
沙紀ちゃんは髪も染めていてお化粧もしていて可愛い。私は化粧はしているが劇団のドレスコードのようなものがあるので、女性らしい可愛らしい服は着られない。普段から中性的な服を着るように指示されている。
奏歌くんが結婚できる年になって私が退団するまで、フェミニンな服を着ることはほとんどないだろう。それがファンの皆様のイメージを壊さない男役としての務めだった。
「沙紀さんが海瑠さんの良さを分かってくれて良かった」
漫画の意味が分かっていない奏歌くんはほこほこと嬉しそうな顔をしているが、橘先輩と恋人役にさせられた私は微妙な気分だった。
その話を海香にしてみると、「ぶふぉ!」とコーヒーを吹かれた。
劇団のロビーの喫茶店でお茶を飲みながら海香に沙紀ちゃんの件を報告する。
奏歌くんが事故に遭ったこと。それで私が号泣してしまって、その夜は悪夢に魘されたことなどを話して行くと、海香は真面目な顔になる。
「あんた、やっと泣けるようになったのね」
「え?」
指摘されて、私は驚いてしまった。
「ずっと両親の死に向き合えず、涙も流せなかったんだもんね。奏歌くんのおかげで、やっと泣けて、両親の話ができるようになったのね」
私の両親が亡くなってからもう十年以上経つが、私と海香の間でも両親の話は一度もしなかった。私にとっては記憶が朧気で、あまり話すことがなかったからだと信じ込んでいたが、本当は思い出すと精神を狂わせるような悲しみに記憶に蓋をしていただけのようだった。
それが奏歌くんの事故をきっかけに溢れ出して、奏歌くんに両親のことを語ることができた。
「私、ずっと苦しんでたんだ……」
「そりゃそうよ。急に両親がいなくなっちゃったんだもの」
多感な中学生だった私にはショック過ぎて受け止められていないと感じていたからこそ、海香はずっと話題に出さずにいてくれたのだ。
「私もショックだったしね」
コーヒーを飲む海香の表情はほろ苦い。カフェオレを飲む私も同じくほろ苦い表情をしていただろう。
「それにしても、海香、知らなかったのね。ファンの間じゃ、橘さんとあんた、どっちがどっちか戦争になってるくらいよ?」
「どっちがどっち? どういうこと?」
「攻めと受け」
「なにそれ?」
全然意味の分からない私に海香が説明してくれる。
男性同士の恋愛には、いわゆる抱く方と抱かれる方がいるらしい。抱く方が攻めで、抱かれる方が受け。
「ぶふぉ!?」
今度は私はカフェオレを吹き出していた。
海香がコーヒーを吹きだした意味が今はっきり分かった。
「私が抱く方か、橘先輩が抱く方かで、争いが起きるの!?」
舞台の神様、私の全く知らないところで、私が想像のつかないような舞台の楽しみ方をしているファンの方がいるようです。
天井を仰ぎ見てしまった私だった。
「普通は橘さんと百合のコンビ、『ひづゆり』なんだけどね」
橘先輩の下の名前は緋月。それを百合と合わせて「ひづゆり」というのがカップル名だと海香は言う。
その他にも「みちひづ」「ひづみち」と私と恋愛関係にさせている作品の取り扱いもあるようで、私は未知の世界を覗き込んでしまった気分だった。
「気にしなくて良いわよ。ああいうひとたちは、隠れてやってるのが楽しみなんだから」
「う、うん」
分かっていても、一度知ってしまったことを忘れることはできない。
その他にも私と百合を恋愛関係にする「みちゆり」とかもあるらしいのだが、そこまで行くと訳が分からないので忘れることにする。中学を卒業してから劇団の専門学校に入って二年、私は17歳から舞台に立っている。今年でもう九年にもなるのだが、それでもまだまだ知らないことがあった。
「知ってて劇団も黙認してるところがあるからね。そういう楽しみ方をするお客様も大事なお客様だからね」
「黙認……」
「正式には認めるわけにはいかないでしょ?」
舞台は演じた時点で解釈は観客の皆様に委ねられる。
そのことは専門学校時代から叩き込まれていたが、まさかそんな解釈をするひとたちがいるだなんて想像もしていなかった。
「奏歌くんに癒されたい……」
お膝に頭を乗せて、小さなお手手でなでなでされたい。すべすべのお膝を撫でたい。こめかみにキスをして欲しい。
両親の事故の件もだが、これから起きる色んなことも、奏歌くんがいれば乗り越えられる。逆に奏歌くんがいないと全く太刀打ちできないような気分にもなる。
私にとって奏歌くんの存在がどれだけ大事か。
「奏歌くんのこと、絶対に逃がさないようにするのよ。それに安全に守るのよ」
沙紀ちゃんを威嚇をして本性を見せさせたという話に海香ははっきりと言った。
「やろうとしてなかったし、やる気がなかったから、あんたには何も教えなかったけど、豹として、海瑠は物凄く強い部類に入るんだから、堂々と相手を威嚇して、従わせるのよ!」
従わせる。
そういうことは真里さんを見ているししたくはないが、奏歌くんが危機に陥っていたら私も助けられるようになりたい。
私はその日、海香に威嚇や自分の能力の使い方を習った。
私は豹ではないというところは譲らなかったけれど。
沙紀ちゃんと奏歌くんと私が友達になってから、会う場所はマンション近くの喫茶店だった。私は部屋に他人を入れたくないし、沙紀ちゃんも私を警戒している。そんな中で始まった友達付き合いだが、奏歌くんには不満があったようだった。
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「それは……おじさんの方が良かった?」
「そういう風に言わないで! 海瑠さんはものすごいじょゆうさんなんだからね!」
私のことを庇ってくれる奏歌くんに私は胸をときめかす。なんて可愛くて優しい子なのだろう。
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それでその日は沙紀ちゃんと別れたのだが、数日後に沙紀ちゃんから呼び出しが来て、私は奏歌くんを迎えに行ってまたカフェでおやつにしていた。
なぜか沙紀ちゃんは私を見てもじもじと顔を赤らめている。
DVDと共に差し出されたのは、漫画のようだった。
「私、漫画を描くのが好きなんだけど、このDVD観て感動して、滾っちゃって」
「え? まんがで感想書いてきたの?」
「そうよ。見てみてください」
頬を染める沙紀ちゃんに私はファイルに纏められた印刷された漫画を読んでいく。私とトップスターの役が恋人関係にしか見えないとか、百合の役は二人の恋に火をつけるための当て馬だとか、私にはよく分からない解釈が書かれていた。
「私と先輩の役が恋人?」
どっちも男役で、先輩の役には百合という恋人役がいるのにどうしてこうなったのだろう。訳が分からずにいると沙紀ちゃんが熱く語る。
「物凄く萌えました。海瑠さんの演技も最高だったし、橘さんの演技も最高で、二人が決闘するシーンとか、もうラブシーンにしか見えなくてー!」
決闘シーンがどうしてラブシーンに見えるのか意味が分からない。
「まんがを描くくらい、沙紀さんは海瑠さんのこと、みとめたんだね?」
「もう大ファンです。ファンクラブ申し込んできました! 私のために絶対退団しないで長く長く続けてください!」
思わぬところにファンができてしまった。
このままだと奏歌くんと年は近いし、奏歌くんを取り合うライバルになってしまうのではないかと、沙紀ちゃんのことを警戒していないわけではなかった。それがお目目をハートにして私をじっと見つめている。
「沙紀ちゃんは、私が好きなの?」
「いいえ! 海瑠さんの演じる役と橘さんが演じる役が仲良くしているのが最高に興奮するんです」
ちなみに橘とはトップスターの先輩の名前である。それを調べて覚えるくらいには沙紀ちゃんは劇団に夢中になっていた。
奏歌くんを取り合う恋のライバルにはならない。
拍子抜けしてしまったが、ホッとしたのも確かだった。
沙紀ちゃんは髪も染めていてお化粧もしていて可愛い。私は化粧はしているが劇団のドレスコードのようなものがあるので、女性らしい可愛らしい服は着られない。普段から中性的な服を着るように指示されている。
奏歌くんが結婚できる年になって私が退団するまで、フェミニンな服を着ることはほとんどないだろう。それがファンの皆様のイメージを壊さない男役としての務めだった。
「沙紀さんが海瑠さんの良さを分かってくれて良かった」
漫画の意味が分かっていない奏歌くんはほこほこと嬉しそうな顔をしているが、橘先輩と恋人役にさせられた私は微妙な気分だった。
その話を海香にしてみると、「ぶふぉ!」とコーヒーを吹かれた。
劇団のロビーの喫茶店でお茶を飲みながら海香に沙紀ちゃんの件を報告する。
奏歌くんが事故に遭ったこと。それで私が号泣してしまって、その夜は悪夢に魘されたことなどを話して行くと、海香は真面目な顔になる。
「あんた、やっと泣けるようになったのね」
「え?」
指摘されて、私は驚いてしまった。
「ずっと両親の死に向き合えず、涙も流せなかったんだもんね。奏歌くんのおかげで、やっと泣けて、両親の話ができるようになったのね」
私の両親が亡くなってからもう十年以上経つが、私と海香の間でも両親の話は一度もしなかった。私にとっては記憶が朧気で、あまり話すことがなかったからだと信じ込んでいたが、本当は思い出すと精神を狂わせるような悲しみに記憶に蓋をしていただけのようだった。
それが奏歌くんの事故をきっかけに溢れ出して、奏歌くんに両親のことを語ることができた。
「私、ずっと苦しんでたんだ……」
「そりゃそうよ。急に両親がいなくなっちゃったんだもの」
多感な中学生だった私にはショック過ぎて受け止められていないと感じていたからこそ、海香はずっと話題に出さずにいてくれたのだ。
「私もショックだったしね」
コーヒーを飲む海香の表情はほろ苦い。カフェオレを飲む私も同じくほろ苦い表情をしていただろう。
「それにしても、海香、知らなかったのね。ファンの間じゃ、橘さんとあんた、どっちがどっちか戦争になってるくらいよ?」
「どっちがどっち? どういうこと?」
「攻めと受け」
「なにそれ?」
全然意味の分からない私に海香が説明してくれる。
男性同士の恋愛には、いわゆる抱く方と抱かれる方がいるらしい。抱く方が攻めで、抱かれる方が受け。
「ぶふぉ!?」
今度は私はカフェオレを吹き出していた。
海香がコーヒーを吹きだした意味が今はっきり分かった。
「私が抱く方か、橘先輩が抱く方かで、争いが起きるの!?」
舞台の神様、私の全く知らないところで、私が想像のつかないような舞台の楽しみ方をしているファンの方がいるようです。
天井を仰ぎ見てしまった私だった。
「普通は橘さんと百合のコンビ、『ひづゆり』なんだけどね」
橘先輩の下の名前は緋月。それを百合と合わせて「ひづゆり」というのがカップル名だと海香は言う。
その他にも「みちひづ」「ひづみち」と私と恋愛関係にさせている作品の取り扱いもあるようで、私は未知の世界を覗き込んでしまった気分だった。
「気にしなくて良いわよ。ああいうひとたちは、隠れてやってるのが楽しみなんだから」
「う、うん」
分かっていても、一度知ってしまったことを忘れることはできない。
その他にも私と百合を恋愛関係にする「みちゆり」とかもあるらしいのだが、そこまで行くと訳が分からないので忘れることにする。中学を卒業してから劇団の専門学校に入って二年、私は17歳から舞台に立っている。今年でもう九年にもなるのだが、それでもまだまだ知らないことがあった。
「知ってて劇団も黙認してるところがあるからね。そういう楽しみ方をするお客様も大事なお客様だからね」
「黙認……」
「正式には認めるわけにはいかないでしょ?」
舞台は演じた時点で解釈は観客の皆様に委ねられる。
そのことは専門学校時代から叩き込まれていたが、まさかそんな解釈をするひとたちがいるだなんて想像もしていなかった。
「奏歌くんに癒されたい……」
お膝に頭を乗せて、小さなお手手でなでなでされたい。すべすべのお膝を撫でたい。こめかみにキスをして欲しい。
両親の事故の件もだが、これから起きる色んなことも、奏歌くんがいれば乗り越えられる。逆に奏歌くんがいないと全く太刀打ちできないような気分にもなる。
私にとって奏歌くんの存在がどれだけ大事か。
「奏歌くんのこと、絶対に逃がさないようにするのよ。それに安全に守るのよ」
沙紀ちゃんを威嚇をして本性を見せさせたという話に海香ははっきりと言った。
「やろうとしてなかったし、やる気がなかったから、あんたには何も教えなかったけど、豹として、海瑠は物凄く強い部類に入るんだから、堂々と相手を威嚇して、従わせるのよ!」
従わせる。
そういうことは真里さんを見ているししたくはないが、奏歌くんが危機に陥っていたら私も助けられるようになりたい。
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