薬指に咲く

「ねえ、覚えてる…?」

夜霧舞葉(やぎり まいは)と過ごす最後の夏祭り。
彼女は僕にそう問いかける。


大学三年生の七月。
夏江景太(なつえ けいた)は幼馴染みである舞葉と、今年も神社の祭りを散策する。
景太は彼女の問いかけで、自分達の軌跡を思い返していく。


「もちろん…覚えているよ…」


舞葉が隠していた真実。
彼女と交わした大切な約束。
二人で見る、最後の打ち上げ花火。


是非、この物語の終わりを見届けて頂けたらと思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

第3回ライト文芸大賞エントリー作品です。

大体20〜30分くらいの読書時間になるかと思います。

初投稿作品ですので、感想など頂けると励みになります!

24h.ポイント 0pt
0
小説 192,192 位 / 192,192件 ライト文芸 7,628 位 / 7,628件

あなたにおすすめの小説

簪と鈴

雨宮羽音
ライト文芸
短い尺で、映画の様な激情を! 最強と謳われた剣豪、琥太郎(こたろう)。 ひょんなことから、彼は鬼の少女に拾われる。 「すまぬが俺は、童(わっぱ)相手では反応出来んようだ…」 「失礼な奴じゃ! わらわは200年を生きる鬼じゃぞ!」 人と妖怪、何も起きない訳が無い! 波乱万丈の戦国絵巻が今始まる…!

狂犬インディーズ

雨宮羽音
ライト文芸
奏弍音(かなで にのん)は音楽が大好きな女子高生。 軽音楽部に所属し、バンドメンバーと「最強仲良し四人組」として音楽活動に勤しんでいた。 そんなある日、ソロメジャーデビューの話を持ちかけられる弍音。 順風満帆にみえた彼女の学生生活だったが、最近はある悩みを抱えていた…。 ロックな女の子達の、熱い青春のひとコマ。 是非ご覧ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第3回ライト文芸大賞エントリー作品です。 物語は最後まで書いてますので、推敲完了次第更新していきます。 感想など頂けると励みになります!

叶うのならば、もう一度。

野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ライト文芸
 今年30になった結奈は、ある日唐突に余命宣告をされた。  混乱する頭で思い悩んだが、そんな彼女を支えたのは優しくて頑固な婚約者の彼だった。  彼と籍を入れ、他愛のない事で笑い合う日々。  病院生活でもそんな幸せな時を過ごせたのは、彼の優しさがあったから。  しかしそんな時間にも限りがあって――?  これは夫婦になっても色褪せない恋情と、別れと、その先のお話。

花火の音は、もう止んだ。

夜薙 実寿
恋愛
更科 朱華(さらしな しゅか)は悩んでいた。 幼馴染みで春に晴れて恋人となった時任 砂音(ときとう さおと)が、この所何処か自分を避けている気がする……。 彼の気持ちを再確認すべく、(そして、あわよくばファーストキスを狙いつつ)朱華はこの夏、花火大会で勝負を掛ける事に――! 『砂時計は、もう落ちた。』本編完結後の世界線で描く、二人のその後の零れ話。 糖度高めのピュアっピュアでお送り致します。 ━━━━━━━━━━━━━━━ ※『砂時計は、もう落ちた。』の番外編です。本編未読の方にはオススメしません。 ※他サイトでも掲載しております。

夕陽が浜の海辺

如月つばさ
ライト文芸
両親と旅行の帰り、交通事故で命を落とした12歳の菅原 雫(すがわら しずく)は、死の間際に現れた亡き祖父の魂に、想い出の海をもう1度見たいという夢を叶えてもらうことに。 20歳の姿の雫が、祖父の遺した穏やかな海辺に建つ民宿・夕焼けの家で過ごす1年間の日常物語。

夫は私を愛してくれない

はくまいキャベツ
恋愛
「今までお世話になりました」 「…ああ。ご苦労様」 彼はまるで長年勤めて退職する部下を労うかのように、妻である私にそう言った。いや、妻で“あった”私に。 二十数年間すれ違い続けた夫婦が別れを決めて、もう一度向き合う話。

かめ日和

Emi 松原
ライト文芸
どうも、かめです。 「なまえ」は、「じぇにふぁー」といいます。 ちなみにオスです。 「ごしゅじんさま」の「なまえ」は、「じゅりあ」です。 きらきらねぇむというらしいですが、きらきらねぇむとはなんぞや。 これは、かめの「ごしゅじんさま」観察日記。 そしてかめの学びの日々をつづります。

みなもの鏡界

東樹
ライト文芸
陸上競技が得意だが泳げないチリはある夏の夜、親友のシオネと共に学校のプールに忍び込んで、水泳の特訓をする事になった。水に対して強い恐怖を抱くチリだったが、シオネに誘われ鏡のように満月を映し出すプールの中へ身を委ねるチリ。そしてチリの記憶に被さった忘却のベールは剥がされていき、チリとシオネを繋いでいた”絆”の正体が明かされる。