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第四章 最悪の再会と衝撃の宣言
七十四話
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『フィッシュバードベアーのチケット、貰ってくんねえ?』
足元の地面が崩れそうだった。
よりによって、こんな所で目にするとは。
『どうしたんだ、急に、貰ってくれって』
『実はチケット取ったあと用事があったの思い出してさ!兎山がこのバンド好きだったなって思い出したから』
続いてこんな文章が飛んできた。
『チケット二枚、S席で取ってあるから、好きな子とでも言ってこいよ!』
「しゅん兄ちゃん、どうしたの?」
麗音が覗き込んでくる。
「いや、違う、何もない、大丈夫!」
「ふーん?顔色悪いよ、大丈夫……?」
麗音が心配そうに頬を撫でる。
……落ち着け、俊太郎。
俺達は恋人になったんだ。
これくらいの事、話したほうがすっきりするはず。
「実はな、昔の友人から雄介……熊井のバンドのチケット譲られそうになっててさ、もう興味ないって返そうかと思ってたんだよ」
それを聞いた麗音の瞳が光った。
「しゅん兄ちゃん、それって何枚?座席は?」
「え?えーと、二枚で、席は……S席だ」
「それ貰おう。そして熊井に復讐しに行こう」
麗音が冷静にそう言った。
「……え、ええ~!!?」
足元の地面が崩れそうだった。
よりによって、こんな所で目にするとは。
『どうしたんだ、急に、貰ってくれって』
『実はチケット取ったあと用事があったの思い出してさ!兎山がこのバンド好きだったなって思い出したから』
続いてこんな文章が飛んできた。
『チケット二枚、S席で取ってあるから、好きな子とでも言ってこいよ!』
「しゅん兄ちゃん、どうしたの?」
麗音が覗き込んでくる。
「いや、違う、何もない、大丈夫!」
「ふーん?顔色悪いよ、大丈夫……?」
麗音が心配そうに頬を撫でる。
……落ち着け、俊太郎。
俺達は恋人になったんだ。
これくらいの事、話したほうがすっきりするはず。
「実はな、昔の友人から雄介……熊井のバンドのチケット譲られそうになっててさ、もう興味ないって返そうかと思ってたんだよ」
それを聞いた麗音の瞳が光った。
「しゅん兄ちゃん、それって何枚?座席は?」
「え?えーと、二枚で、席は……S席だ」
「それ貰おう。そして熊井に復讐しに行こう」
麗音が冷静にそう言った。
「……え、ええ~!!?」
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