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第四章 最悪の再会と衝撃の宣言
六十三話
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「ずっとはぐらかしてごめん。俺も、お前が好きだ」
言ってしまった。
俺が隠してた、見ないふりをしてきた、本当の気持ち。
「……えっ!?」
麗音が驚いてこちらを見る。
「本当に……本当に、しゅん兄ちゃん、俺のこと好きなの?」
「ああ」
「結婚したいくらい?」
「……まあ、突き詰めればそうだな」
「……やったぁ!」
抱き着いてきた麗音をぎこちなく受け止める。
「良かった……俺本当に不安で、どうしたらいいか分かんなかったもん」
「ごめんな、本当に」
ううん、と首を振る麗音の頭が乗った肩に熱いものが沁みる。
「……麗音、一つだけ、お前に聞きたいことがある」
麗音は離れて居住まいを正す。
「一つだけ、どうしても不安なことがあるんだ」
「不安なこと……?」
不安なこと。
それは、麗音が誰か他の人の元へと去っていくことだ。
ああ、駄目だ。
考えただけで、涙が溢れて止まらない。
「しゅん兄ちゃん!どうしたの!」
「お前のせいじゃないよ、これは」
涙を手で拭いながら話し始める。
「麗音、何があっても、俺から離れないでいてくれるか?」
「……離れない。絶対に離れないよ。だって俺はしゅん兄ちゃんの為に生きてるんだから」
真剣な顔でそう言い切る麗音。
どちらともなく顔が近付き、唇が触れ合った。
言ってしまった。
俺が隠してた、見ないふりをしてきた、本当の気持ち。
「……えっ!?」
麗音が驚いてこちらを見る。
「本当に……本当に、しゅん兄ちゃん、俺のこと好きなの?」
「ああ」
「結婚したいくらい?」
「……まあ、突き詰めればそうだな」
「……やったぁ!」
抱き着いてきた麗音をぎこちなく受け止める。
「良かった……俺本当に不安で、どうしたらいいか分かんなかったもん」
「ごめんな、本当に」
ううん、と首を振る麗音の頭が乗った肩に熱いものが沁みる。
「……麗音、一つだけ、お前に聞きたいことがある」
麗音は離れて居住まいを正す。
「一つだけ、どうしても不安なことがあるんだ」
「不安なこと……?」
不安なこと。
それは、麗音が誰か他の人の元へと去っていくことだ。
ああ、駄目だ。
考えただけで、涙が溢れて止まらない。
「しゅん兄ちゃん!どうしたの!」
「お前のせいじゃないよ、これは」
涙を手で拭いながら話し始める。
「麗音、何があっても、俺から離れないでいてくれるか?」
「……離れない。絶対に離れないよ。だって俺はしゅん兄ちゃんの為に生きてるんだから」
真剣な顔でそう言い切る麗音。
どちらともなく顔が近付き、唇が触れ合った。
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