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龍王誕生
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今の俺はソルトと呼ばれる魚のウロコのようなドラゴンの話を延々と聞かされ続けられそれに合わせてジンジャーと呼ばれる苔が生えた岩のドラゴン昔の自慢話しをしてくる。
正直言ってさっきの戦闘の方が遥かにマシに思える激戦だった。(マジ)
「つまり無法者の闘争本能の塊であるドラゴン達を束ねる龍王の力を恐れた神は他種族に力を与え勇者と言われる者を作り出しその勇者達に龍王を討伐させたというわけだな」
「はい、あの日まだ幼い幼竜だった我らは怯えながら城から逃げだしましたそこから先は城が崩れ落ちる景色だけしか覚えていません」
そんな過去があったとは思いもしなかったぜ、それにやはり龍王でも数の暴力には敵わなかったのか。
「よし、お前らの無念は我が必ず晴らしてみせよう、王たる者家臣の為に神すらも撃ち破るのがこの
我の理想の龍王なのだからな」
「やはり、私の目に狂いは無かった」
「そうだな、俺たちでこの若造を王にするのだ」
ここまで期待されたら王になるしか道はないな。
「ところで何で昔からの仲のお前達があんなところで決闘してたんだ?」
「そ、それは」
「う、うぬ」
「何だ黙りこくって言いにくい事なのか?」
「いえ、話しましょう今後に関わる話しですから」
「お、おい」
「ジンジャー貴方もこの話しの重要性が分かってるはずだ」
「分かった話してやってくれ」
「では、我らが何故あそこで争っていたかを話したいと思います。 あの時王が来る1時間前に我らはある魔法によって操られていたのです」
「ん、魔法?」
「はい、チャーム系最上位の魔法ドラゴンチャームを使われてしまい我らは自我を保てずに争いを始めようとしました」
「で、そこに我がちょうど来たというわけか」
「はい」
「しかし、我と戦う時は共闘してたではないか?」
「それは王の咆哮が我らに掛かった魔法を吹きとばしたおかげでございます」
「あれは凄まじかったからのう」
成る程そういうことか。
俺の咆哮は最上位クラスの洗脳魔法を解くレベルの衝撃を持つということか。
「ところで、最上位魔法を使える者は何人いるんだ?」
「はい、今の所分かっているのは勇者の子孫だけが使用可能ということぐらいです」
「なるほど、ではお前達に魔法を掛けた勇者の子孫とやらはどの種族の者か分かるか?」
「はい、チャーム系を得意とする吸血鬼でしょう」
「では、他の種族の得意とする魔法を教えてくれ」
「は、人間は雷、獣人は身体強化、魔族は転移、
人魚は水、エルフは回復、亜人は武器合成、天使は極光を得意としています」
「よし、では今の所ここから近い種族の集落は何処だ」
「まさか、乗り込むきですか?」
「いや、敵情視察だ」
「なるほど、ここから近い種族の集落は亜人です」
「そういえば、武器合成ってどんな魔法なんだ?」
「武器合成は武器と武器を合成させワンランク上の武器を作ることができる魔法です」
ゲームでいう錬金みたいなものだろう。
「よし、今後の課題は仲間の龍を集めながら敵対する種族を殲滅することする」
「「おおー」」
「じゃ、明日に備えて寝るか」
「そうですね」
「その前にお前さんの名前はまだ聞いて無いのだが何という名前なんじゃ」
「りゅう…
いや、竜司は人間の時の名前だ今の俺は龍なんだそれなら別の名前がいいだろう、そうなるとんあにがいいか? そうだドラキンのアバター名を使おう。
「我の名はザッハーグである」
「「おおー」」
「「ザッハーグ様我らはこの命を貴方様に捧げます」」
いきなり始まったリアルドラキン生活は日々をただダラダラ過ごしてた俺に目標を与えてくれた、現在の最終目標は神とその力を持った種族の勇者の撃破である。
次回で一気に本編に近ずけます。
正直言ってさっきの戦闘の方が遥かにマシに思える激戦だった。(マジ)
「つまり無法者の闘争本能の塊であるドラゴン達を束ねる龍王の力を恐れた神は他種族に力を与え勇者と言われる者を作り出しその勇者達に龍王を討伐させたというわけだな」
「はい、あの日まだ幼い幼竜だった我らは怯えながら城から逃げだしましたそこから先は城が崩れ落ちる景色だけしか覚えていません」
そんな過去があったとは思いもしなかったぜ、それにやはり龍王でも数の暴力には敵わなかったのか。
「よし、お前らの無念は我が必ず晴らしてみせよう、王たる者家臣の為に神すらも撃ち破るのがこの
我の理想の龍王なのだからな」
「やはり、私の目に狂いは無かった」
「そうだな、俺たちでこの若造を王にするのだ」
ここまで期待されたら王になるしか道はないな。
「ところで何で昔からの仲のお前達があんなところで決闘してたんだ?」
「そ、それは」
「う、うぬ」
「何だ黙りこくって言いにくい事なのか?」
「いえ、話しましょう今後に関わる話しですから」
「お、おい」
「ジンジャー貴方もこの話しの重要性が分かってるはずだ」
「分かった話してやってくれ」
「では、我らが何故あそこで争っていたかを話したいと思います。 あの時王が来る1時間前に我らはある魔法によって操られていたのです」
「ん、魔法?」
「はい、チャーム系最上位の魔法ドラゴンチャームを使われてしまい我らは自我を保てずに争いを始めようとしました」
「で、そこに我がちょうど来たというわけか」
「はい」
「しかし、我と戦う時は共闘してたではないか?」
「それは王の咆哮が我らに掛かった魔法を吹きとばしたおかげでございます」
「あれは凄まじかったからのう」
成る程そういうことか。
俺の咆哮は最上位クラスの洗脳魔法を解くレベルの衝撃を持つということか。
「ところで、最上位魔法を使える者は何人いるんだ?」
「はい、今の所分かっているのは勇者の子孫だけが使用可能ということぐらいです」
「なるほど、ではお前達に魔法を掛けた勇者の子孫とやらはどの種族の者か分かるか?」
「はい、チャーム系を得意とする吸血鬼でしょう」
「では、他の種族の得意とする魔法を教えてくれ」
「は、人間は雷、獣人は身体強化、魔族は転移、
人魚は水、エルフは回復、亜人は武器合成、天使は極光を得意としています」
「よし、では今の所ここから近い種族の集落は何処だ」
「まさか、乗り込むきですか?」
「いや、敵情視察だ」
「なるほど、ここから近い種族の集落は亜人です」
「そういえば、武器合成ってどんな魔法なんだ?」
「武器合成は武器と武器を合成させワンランク上の武器を作ることができる魔法です」
ゲームでいう錬金みたいなものだろう。
「よし、今後の課題は仲間の龍を集めながら敵対する種族を殲滅することする」
「「おおー」」
「じゃ、明日に備えて寝るか」
「そうですね」
「その前にお前さんの名前はまだ聞いて無いのだが何という名前なんじゃ」
「りゅう…
いや、竜司は人間の時の名前だ今の俺は龍なんだそれなら別の名前がいいだろう、そうなるとんあにがいいか? そうだドラキンのアバター名を使おう。
「我の名はザッハーグである」
「「おおー」」
「「ザッハーグ様我らはこの命を貴方様に捧げます」」
いきなり始まったリアルドラキン生活は日々をただダラダラ過ごしてた俺に目標を与えてくれた、現在の最終目標は神とその力を持った種族の勇者の撃破である。
次回で一気に本編に近ずけます。
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