19 / 19
悪役令嬢(吸血鬼)の本気
しおりを挟む
日が昇る。
この世界の吸血鬼は火の光に弱いなんてことはない。
一度死んで蘇った私は、私を蘇らせてくれたルーデシアと一緒に、学園校舎の地下室を出た。
そしてそのまま校舎の玄関まで行き、そこに立つ。
もちろんあの男を待つためだ。
やがて登校時間が来て、生徒たちが姿を見せる。
登校してきた生徒たちは、私を見てギョッとする。
そりゃそうか。
昨日思い切り剣で斬られ死んだはずの人間が、平気な顔して立ってるんだから。
いや、人間じゃなくて吸血鬼だけどね。
あ、ちなみに制服は、校舎の服飾室から予備を勝手にいただいて着替えた。
あのままだと血塗れだったし、胸が丸見えになっちゃうからね。
先生方も登校してきて、私の姿に目を丸くした。
なにがあったのかと訊いてくる先生もいたが、私はただ一言、
「ジャスティン王子ともう一度決闘します」
とだけ答えた。
やがて生徒から話を聞きつけたのか、少し急ぎ足でジャスティン王子が現れた。
相変わらず麗しい、惚れ惚れするような外見。
でも、今の私にはもう、あなたがルーデシアとお似合いだとはとても思えない。
「化け物か……!」
ジャスティン王子は私の姿を見るなりそう呟いた。
いまさら腹も立ちませんね。
「ええ、そう。あなたから見ればそうね」
「ルーデシアを離せ」
「べつに拘束なんかしていない。ルーは自分の意思で私と一緒にいるの」
「黙れ! どうせくだらない妖術で彼女を操っているんだろう? そうでなければ、ルーデシアが薄汚い吸血鬼に味方するはずがない!」
妖術って……。
そんな便利な能力があったら、血を吸うのにあんなに苦労しなかったっての。
「そんなに吸血鬼のこと貶していいのかなぁ?」
私はにっこりと笑みを浮かべながら言う。
「……どういう意味だ?」
「ルー」
私の言葉にルーデシアは頷くと、一歩前に出てジャスティン王子に頭を下げた。
「ごめんなさい、殿下。私はあなたと一緒にはなれません」
「ルーデシア、落ち着くんだ。君は騙されている。その化け物に騙されているんだ。さあこっちにおいで。私を信じて」
やれやれだ。
一見優しげだけど、自分の考えを一方的に言うだけで、ルーデシアの話を聞こうともしていない。
王族はそんなもんだと言ってしまえばそうなのかもしれないけど、でもやっぱり――この男がルーデシアと結ばれるなんて許せない。
「ごめんなさい」
再度首を振って、ジャスティン王子を拒絶するルーデシア。
「どうしてだ!」
声を荒らげる王子。
あらあら、みっともない。
私は種明かしをしてあげる。
「どうしてか教えてあげる。ルーはもう吸血鬼なの。私の眷属になったの。だから、吸血鬼を薄汚いなんて言っちゃうあなたとは、ルーは一緒になれないのよ!」
「…………なんだと」
驚愕に目を見開くジャスティン王子。
続いて目線を向けられたルーデシアは、照れ臭そうに頷くと、私の腕に両腕を絡めて抱きついてきた。
えっへっへ、照れますね……。
「ふざけるなふざけるなふざけるな!」
そんな私たちの様子を見たジャスティン王子がついにキレた。
その場で剣を抜き放つと、問答無用で私たちに襲いかかってきた。
私はその剣を、素手で受け止める。
難しいことじゃない。
手のひらに魔力を集中させて防壁にしたのだ。
「ねえ、今の、下手したらルーも斬れてたけど」
「だからどうした! 吸血鬼化した売女なんかいるか!」
はっはっは、すごい暴言ですね、王子様。
みんな見てるけどいいのかなぁ。
けどジャスティン王子は頭に血が上っていて、そんなこと気にしてらんないようだ。
ちょっと身を引くと、すぐに剣を横に振って攻撃してくる。
私はそれをまた受け止めて、今度は握り締めてやる。
そのまま腕に魔力を込めて、剣を押し返す。
「なっ……ぐっ……なんだその力」
前の決闘のときとはまるで違う私に、ジャスティン王子は驚いている。
そう、これが吸血鬼としての私の本当の力なのだ。
これまでは血から得る魔力が少なすぎて実力が発揮できていなかった。
ルーデシアと契約して、彼女からたっぷりと血をもらった。
その結果がこれだ。
まるで覚醒した気分。
私はジャスティン王子を力任せにぶん投げる。
「がはっ!」
抵抗する余裕もなく石畳にひっくり返る王子。
握っていた剣の刃が衝撃でぼきんと折れてしまった。
「ひっ、な、なんなんだ、お前!」
怯えた声を上げるジャスティン王子。
私はそんな彼の頭を掴み、地面に押さえつける。
「吸血鬼だよ。あなたが蔑んでいる、醜くてみすぼらしくて薄汚い、血を吸う鬼だよ」
にっこりと微笑んでやる。
三日月みたいに開いた口の端に、鋭い牙が覗いたことだろう。
それを見て、ジャスティン王子は顔を引きつらせる。
「あなたも吸血鬼にしてあげましょうか?」
そう言って、私は空いている方の手で彼の肩を押さえつけ、首筋に顔を寄せる。
がっと口を大きく開いて、歯を全部剥き出して見せてやる。
「ひー! やめ、やめてくれ! いやだ、いやだいやだいやだ!」
じだばたどたばた暴れる王子は、最終的に泡を吹いて気絶してしまった。
私は小さく鼻を鳴らして立ち上がる。
ばーか。
あなたなんか眷属にしたくないっての。
「シルフィラ!」
ルーデシアが駆け寄ってきた。
「よかった。今度は怪我してない?」
そう言って抱きついてくる。
あーもう、可愛いなぁ!
私はルーデシアを片手で支えると、もう片方の手を掲げると、その場にいた生徒たちに向けて言う。
「見てのとおり、ジャスティン王子との決闘は私の勝ち。ルーデシアはこのシルフィラ・ブラドフィリアのもの。文句がある者はかかってきなさい。吸血鬼の全力で迎えうってあげるから」
歓声もなにも上りはしない。
誰も彼も、怯えた様子で私たちを見ていた。
べつに構わない。
私は悪役令嬢。
嫌われて当然の存在なんだから。
けど、だからって運命を素直に受け入れると思ったら大間違い。
私はルーデシアと一緒にいたいと思った。
彼女がジャスティン王子と結ばれるなんて嫌だと思った。
それは私のわがまま。
でも、だからって遠慮する必要なんてないよね。
わがまま放題好き放題やってこその悪役令嬢じゃない?
だから、元のゲームのシナリオなんて知ったことか。
ヒロインと王子役のハッピーエンドがぶち壊し?
悪役令嬢の死亡ルートはどうしたって?
そんなもんは知らない。
私は私のわがままで、やりたいようにやらせてもらうからね。
この世界の吸血鬼は火の光に弱いなんてことはない。
一度死んで蘇った私は、私を蘇らせてくれたルーデシアと一緒に、学園校舎の地下室を出た。
そしてそのまま校舎の玄関まで行き、そこに立つ。
もちろんあの男を待つためだ。
やがて登校時間が来て、生徒たちが姿を見せる。
登校してきた生徒たちは、私を見てギョッとする。
そりゃそうか。
昨日思い切り剣で斬られ死んだはずの人間が、平気な顔して立ってるんだから。
いや、人間じゃなくて吸血鬼だけどね。
あ、ちなみに制服は、校舎の服飾室から予備を勝手にいただいて着替えた。
あのままだと血塗れだったし、胸が丸見えになっちゃうからね。
先生方も登校してきて、私の姿に目を丸くした。
なにがあったのかと訊いてくる先生もいたが、私はただ一言、
「ジャスティン王子ともう一度決闘します」
とだけ答えた。
やがて生徒から話を聞きつけたのか、少し急ぎ足でジャスティン王子が現れた。
相変わらず麗しい、惚れ惚れするような外見。
でも、今の私にはもう、あなたがルーデシアとお似合いだとはとても思えない。
「化け物か……!」
ジャスティン王子は私の姿を見るなりそう呟いた。
いまさら腹も立ちませんね。
「ええ、そう。あなたから見ればそうね」
「ルーデシアを離せ」
「べつに拘束なんかしていない。ルーは自分の意思で私と一緒にいるの」
「黙れ! どうせくだらない妖術で彼女を操っているんだろう? そうでなければ、ルーデシアが薄汚い吸血鬼に味方するはずがない!」
妖術って……。
そんな便利な能力があったら、血を吸うのにあんなに苦労しなかったっての。
「そんなに吸血鬼のこと貶していいのかなぁ?」
私はにっこりと笑みを浮かべながら言う。
「……どういう意味だ?」
「ルー」
私の言葉にルーデシアは頷くと、一歩前に出てジャスティン王子に頭を下げた。
「ごめんなさい、殿下。私はあなたと一緒にはなれません」
「ルーデシア、落ち着くんだ。君は騙されている。その化け物に騙されているんだ。さあこっちにおいで。私を信じて」
やれやれだ。
一見優しげだけど、自分の考えを一方的に言うだけで、ルーデシアの話を聞こうともしていない。
王族はそんなもんだと言ってしまえばそうなのかもしれないけど、でもやっぱり――この男がルーデシアと結ばれるなんて許せない。
「ごめんなさい」
再度首を振って、ジャスティン王子を拒絶するルーデシア。
「どうしてだ!」
声を荒らげる王子。
あらあら、みっともない。
私は種明かしをしてあげる。
「どうしてか教えてあげる。ルーはもう吸血鬼なの。私の眷属になったの。だから、吸血鬼を薄汚いなんて言っちゃうあなたとは、ルーは一緒になれないのよ!」
「…………なんだと」
驚愕に目を見開くジャスティン王子。
続いて目線を向けられたルーデシアは、照れ臭そうに頷くと、私の腕に両腕を絡めて抱きついてきた。
えっへっへ、照れますね……。
「ふざけるなふざけるなふざけるな!」
そんな私たちの様子を見たジャスティン王子がついにキレた。
その場で剣を抜き放つと、問答無用で私たちに襲いかかってきた。
私はその剣を、素手で受け止める。
難しいことじゃない。
手のひらに魔力を集中させて防壁にしたのだ。
「ねえ、今の、下手したらルーも斬れてたけど」
「だからどうした! 吸血鬼化した売女なんかいるか!」
はっはっは、すごい暴言ですね、王子様。
みんな見てるけどいいのかなぁ。
けどジャスティン王子は頭に血が上っていて、そんなこと気にしてらんないようだ。
ちょっと身を引くと、すぐに剣を横に振って攻撃してくる。
私はそれをまた受け止めて、今度は握り締めてやる。
そのまま腕に魔力を込めて、剣を押し返す。
「なっ……ぐっ……なんだその力」
前の決闘のときとはまるで違う私に、ジャスティン王子は驚いている。
そう、これが吸血鬼としての私の本当の力なのだ。
これまでは血から得る魔力が少なすぎて実力が発揮できていなかった。
ルーデシアと契約して、彼女からたっぷりと血をもらった。
その結果がこれだ。
まるで覚醒した気分。
私はジャスティン王子を力任せにぶん投げる。
「がはっ!」
抵抗する余裕もなく石畳にひっくり返る王子。
握っていた剣の刃が衝撃でぼきんと折れてしまった。
「ひっ、な、なんなんだ、お前!」
怯えた声を上げるジャスティン王子。
私はそんな彼の頭を掴み、地面に押さえつける。
「吸血鬼だよ。あなたが蔑んでいる、醜くてみすぼらしくて薄汚い、血を吸う鬼だよ」
にっこりと微笑んでやる。
三日月みたいに開いた口の端に、鋭い牙が覗いたことだろう。
それを見て、ジャスティン王子は顔を引きつらせる。
「あなたも吸血鬼にしてあげましょうか?」
そう言って、私は空いている方の手で彼の肩を押さえつけ、首筋に顔を寄せる。
がっと口を大きく開いて、歯を全部剥き出して見せてやる。
「ひー! やめ、やめてくれ! いやだ、いやだいやだいやだ!」
じだばたどたばた暴れる王子は、最終的に泡を吹いて気絶してしまった。
私は小さく鼻を鳴らして立ち上がる。
ばーか。
あなたなんか眷属にしたくないっての。
「シルフィラ!」
ルーデシアが駆け寄ってきた。
「よかった。今度は怪我してない?」
そう言って抱きついてくる。
あーもう、可愛いなぁ!
私はルーデシアを片手で支えると、もう片方の手を掲げると、その場にいた生徒たちに向けて言う。
「見てのとおり、ジャスティン王子との決闘は私の勝ち。ルーデシアはこのシルフィラ・ブラドフィリアのもの。文句がある者はかかってきなさい。吸血鬼の全力で迎えうってあげるから」
歓声もなにも上りはしない。
誰も彼も、怯えた様子で私たちを見ていた。
べつに構わない。
私は悪役令嬢。
嫌われて当然の存在なんだから。
けど、だからって運命を素直に受け入れると思ったら大間違い。
私はルーデシアと一緒にいたいと思った。
彼女がジャスティン王子と結ばれるなんて嫌だと思った。
それは私のわがまま。
でも、だからって遠慮する必要なんてないよね。
わがまま放題好き放題やってこその悪役令嬢じゃない?
だから、元のゲームのシナリオなんて知ったことか。
ヒロインと王子役のハッピーエンドがぶち壊し?
悪役令嬢の死亡ルートはどうしたって?
そんなもんは知らない。
私は私のわがままで、やりたいようにやらせてもらうからね。
0
お気に入りに追加
25
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢によればこの世界は乙女ゲームの世界らしい
斯波
ファンタジー
ブラック企業を辞退した私が卒業後に手に入れたのは無職の称号だった。不服そうな親の目から逃れるべく、喫茶店でパート情報を探そうとしたが暴走トラックに轢かれて人生を終えた――かと思ったら村人達に恐れられ、軟禁されている10歳の少女に転生していた。どうやら少女の強大すぎる魔法は村人達の恐怖の対象となったらしい。村人の気持ちも分からなくはないが、二度目の人生を小屋での軟禁生活で終わらせるつもりは毛頭ないので、逃げることにした。だが私には強すぎるステータスと『ポイント交換システム』がある!拠点をテントに決め、日々魔物を狩りながら自由気ままな冒険者を続けてたのだが……。
※1.恋愛要素を含みますが、出てくるのが遅いのでご注意ください。
※2.『悪役令嬢に転生したので断罪エンドまでぐーたら過ごしたい 王子がスパルタとか聞いてないんですけど!?』と同じ世界観・時間軸のお話ですが、こちらだけでもお楽しみいただけます。
ガタリアの図書館で
空川億里
ファンタジー
(物語)
ミルルーシュ大陸の西方にあるガタリア国内の東の方にあるソランド村の少女パムは両親を亡くし伯母の元へ引き取られるのだが、そこでのいじめに耐えかねて家を出る。
そんな彼女の人生には、思わぬ事件が待ち受けていた。
最初1話完結で発表した本作ですが、最初の話をプロローグとして、今後続けて執筆・発表いたしますので、よろしくお願いします。
登場人物
パム
ソランド村で生まれ育った少女。17歳。
チャーダラ・トワメク
チャーダラ伯爵家の長男で、準伯爵。
シェンカ・キュルン
女性の魔導士。
ダランサ
矛の使い手。ミルルーシュ大陸の海を隔てて南方にあるザイカン大陸北部に住む「砂漠の民」の出身。髪は弁髪に結っている。
人間以外の種族
フィア・ルー
大人の平均身長が1グラウト(約20センチ)。トンボのような羽で、空を飛べる。男女問わず緑色の髪は、短く刈り込んでいる。
地名など
パロップ城
ガタリア王国南部にある温暖な都市。有名なパロップ図書館がある。
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?
乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
家庭の事情で歪んだ悪役令嬢に転生しましたが、溺愛されすぎて歪むはずがありません。
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるエルミナ・サディードは、両親や兄弟から虐げられて育ってきた。
その結果、彼女の性格は最悪なものとなり、主人公であるメリーナを虐め抜くような悪役令嬢となったのである。
そんなエルミナに生まれ変わった私は困惑していた。
なぜなら、ゲームの中で明かされた彼女の過去とは異なり、両親も兄弟も私のことを溺愛していたからである。
私は、確かに彼女と同じ姿をしていた。
しかも、人生の中で出会う人々もゲームの中と同じだ。
それなのに、私の扱いだけはまったく違う。
どうやら、私が転生したこの世界は、ゲームと少しだけずれているようだ。
当然のことながら、そんな環境で歪むはずはなく、私はただの公爵令嬢として育つのだった。
【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
貴族としては欠陥品悪役令嬢はその世界が乙女ゲームの世界だと気づいていない
白雲八鈴
恋愛
(ショートショートから一話目も含め、加筆しております)
「ヴィネーラエリス・ザッフィーロ公爵令嬢!貴様との婚約は破棄とする!」
私の名前が呼ばれ婚約破棄を言い渡されました。
····あの?そもそもキラキラ王子の婚約者は私ではありませんわ。
しかし、キラキラ王子の後ろに隠れてるピンクの髪の少女は、目が痛くなるほどショッキングピンクですわね。
もしかして、なんたら男爵令嬢と言うのはその少女の事を言っています?私、会ったこともない人のことを言われても困りますわ。
*n番煎じの悪役令嬢モノです?
*誤字脱字はいつもどおりです。見直してはいるものの、すみません。
*不快感を感じられた読者様はそのまま閉じていただくことをお勧めします。
加筆によりR15指定をさせていただきます。
*2022/06/07.大幅に加筆しました。
一話目も加筆をしております。
ですので、一話の文字数がまばらにになっております。
*小説家になろう様で
2022/06/01日間総合13位、日間恋愛異世界転生1位の評価をいただきました。色々あり、その経緯で大幅加筆になっております。
元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる