上 下
97 / 286
第2章 バリガンガルド編

おまけ2

しおりを挟む
◆キャラクター図鑑

◇主人公
転生したらさまよう鎧になっちゃった人。名前は「リビタン」(正式決定)

◇ロロコ
人犬族の少女。魔法を使える(ただし炎系だけ)。リビタンのパーティに参加。

◇アルメル
ドワーフの鍛治師。冒険者ギルドの受付係の資格も持っている。リビタンのパーティに参加。

◇クラクラ
エルフの国の第三王女、兼騎士団長。フルネームはクララ・クラリッサ・リーゼナッハ・フリエルノーラ。ドラゴンに誘拐されてる。

◇ラッカム
ある街の自警団長。昔は傭兵だったらしい。

◇ラザン
盗賊の頭。ガレンシア公国出身。

◇ガーロ
ラザンの仲間。リビタンを組み立てた人がまさかの再登場。

◇ギルバート
ガレンシア公国保護国管理官。ロクでもないことをしてたら、ドラゴンに吹っ飛ばされたうえエドに殺されちゃいました。

◇ガレンシア公
ガレンシア公国の当主。バリガンガルドの城主でもある。

◇フィロー
エルフの国の医者。

◇王様
エルフの国の王様。クラクラのお父さん。

◇エド・チェインハルト
チェインハルト商会の若き会長。いろいろ企んでいるっぽい。日本語で書かれたリビタンの冒険書もなぜか普通に読んでる。すっげー怪しい。

◇クーネア
エドの秘書のメガネお姉さん。


◆モンスター図鑑

◇リザードフィッシュ:トカゲとサカナの中間のような姿のモンスター。縄張り意識が強く、侵入者をしつこく追ってくるが、ある程度仲間が減ると撤退する。以前はサカナが地上でも生活できるよう進化したと考えられていたが、最近はトカゲが水中生活にも適応したという説が有力。

◇ファングフィッシュ:硬質の歯を持った魚のモンスター。非常に攻撃的で、陸に打ち上げられても近くの生物に噛みつこうとしてくる。ファングフィッシュのいる水に入った者は骨も残らないと言われる。

◇キャノントータス:甲羅に大砲を持った巨大な亀のモンスター。大砲からは空気を圧縮した砲弾を撃ち出す。その威力は、キャノントータスの群れに城壁を破壊され滅びた街があるほど協力。腹が弱点。

◇エンシェント・ドラゴン:数千年以上昔から生きていると言われるドラゴン。強大な力を持ち、いくつもの災厄を引き起こしたとされる。多くの個体が休眠状態だが、ときおり目覚め、強い魔響震を引き起こす。


◆用語集

◇魔力
世界に満ちている謎の力。

◇魔響震
空気中の魔力が震えること。

◇魔鉱石
魔導率(魔力がある物質内を移動する際の効率)が非常に高い鉱石の総称。大陸各地に鉱山があるが、絶対数は少ないため希少価値がある。冒険書や魔法具など、さまざまなものに活用される。

◇ダンジョン
モンスターが生息し、人間が暮らすのに適さない土地の総称。魔力の密度が他の土地より高いため、魔力を持つ動物独自の生態系が築かれたと考えられている。魔力の密度が高い理由は不明である。

◇モンスター(魔物)
ある程度以上の魔力を持つ、人間以外の動物の総称。モンスターと魔物は同じ意味だが、モンスターは「人間に害をなす生物」、魔物は「魔力を多く持つ生物」というニュアンスの差がある。

◇霊獣
人間並みの知能を持ち、言語によるコミュニケーションが可能なモンスターの総称。言葉が通じるだけで、友好的とは限らず、倫理観などがまったく違うことも多い。

◇冒険者
職業としての冒険者は、未開拓地域の探索、未知のモンスターの発見、モンスターの討伐を行い、人間の生活の安全、安定、発展に貢献する者たちである。ただし、一般に冒険者と言う場合、ある程度以上の魔力を持ち、モンスターと戦えるような才能を持つ者を指す。冒険者になれる者の割合は地域や種族によって異なるが、だいたい千人に一人程度。冒険者ギルドに登録することで正式に冒険者を名乗ることができ、冒険者が十人いる組織は自治権を得ることができる。

◇魔法
魔力を自分の意思で操り、特殊な形で具現化すること。モンスターの一部は魔法器官という体内の臓器でこれを行う。呪文詠唱や魔法陣で魔法を扱う才能を持つ人間を魔法使いと呼ぶ。火、水、風、土の四属性に大別される。

◇冒険書
正式な名前は『冒険者のための手引書』。チェインハルト商会が開発した冒険者用アイテム。魔鉱石によって周囲の魔力を感知することで、所有者のステータス、モンスターの情報などを提供してくれる。主人公が持っている本型は第一世代。現在広く使われているのは、腕輪型の第二世代である。

◇レベル
冒険者の強さの目安。近くに多量の魔力が発生すると(たいていはモンスターの死)それを吸収してパラメータが上昇する。

◇HP
ヘルスポイント。生命エネルギーの目安。

◇MP
マジックポイント。体内保有魔力の量のこと。生まれつきMPが10以上あると冒険者の才があると言われる。

◇物理攻撃力
物理的な力を発揮したときの攻撃の強さの目安。

◇物理防御力
物理的な攻撃を受けたときに、どれだけ耐えられるかの目安。

◇魔法攻撃力
魔法を使用したときの攻撃の強さの目安。

◇魔法抵抗力
魔法攻撃を受けたときに、どれだけ耐えられるかの目安。

◇スキル
個人の持つ魔力が、ある方向性に特化した際、それを示すもの。使えば使うほど特化は高まり、その度合いは「+○○」という数値で表される。また、冒険者ギルドに冒険者として登録する際の指標に使われ、「+○○」がないスキルは0.5、あるスキルはその数値をスキルポイントとして足し合わせ、合計5以上あれば登録が可能となる。

◇称号
冒険者として活動することで得られる呼び名。モンスターの登録数やレベル、スキルなどから冒険書が判断し、条件を満たすと自動的に記載される。また、冒険者ギルドに申請し、記載してもらう称号も存在する。称号は、その冒険者がどのような活動をしてきたかを示すものであり、仕事を依頼する際の目安になる。

◇称号特典
称号の獲得に伴って記載されるステータスの特記事項。称号特典と名が付いているが、正確には称号を得た「から」もらえるのではなく、ある特定の称号をもらえるような魔力の状態に達すると、その魔力状態が肉体に影響を与えて、その結果獲得した特性が表示される。

◇ヴェルターネックの森
大陸の南と北を分断する巨大な森。森は自然環境が厳しく、かなり迂回する街道しか整備されていない。森の地下には大洞窟ダンジョンが広がっている。

◇バンダーガンダー山
ヴェルターネックの森の東にある巨大な山。大陸の東端であり、その海側は断崖絶壁になっている。

◇リリアンシア海
大陸の東に広がる海。沖には「ドラゴンの巣」とも呼ばれる絶海の孤島ダンジョンがある。

◇大洞窟ダンジョン
世界4大ダンジョンの一つ。

◇絶海の孤島ダンジョン
世界4大ダンジョンの一つ。

◇フリエルノーラ国
ヴェルターネックの森の東端にあるエルフの国。絶海の孤島ダンジョンの入り口がある。

◇ガレンシア公国
ヴェルターネックの森の南にある国。ヴォルフォニア帝国から軍事技術を提供されており、実質属国に近い立場。

◇ヴォルフォニア帝国
ヴェルターネックの森の北に広がる軍事国家。

◇バリガンガルド
ヴォルフォニア帝国最南端の都市。大洞窟ダンジョンに近いため冒険者で賑わっている。ガレンシア公爵が城主を務めている。

◇ライレンシア湖
ヴォルフォニア帝国南端の巨大な湖。その水は大洞窟ダンジョン北側に注ぎ込み、複雑な地下水脈を形成している。

◇フィオンティアーナ
大陸南部にある商業都市群の中心都市。チェインハルト商会がそこで何かの実験を行っているらしい。

◇チェインハルト商会
冒険者に様々なサービスを提供する商業組織。冒険者ギルドと提携し、冒険に必要な装備や道具の貸し出し、販売、情報提供などを行っている。様々な冒険者向けアイテムの開発も行なっており、現在冒険者が使用している「冒険書」は商会が開発したもの。

◇人犬族
犬耳と犬の尾を持つ、獣人族の一種。外見はかなり人間に近いが、聴覚、視覚、嗅覚は比べ物にならないくらい発達している。また、魔力の高い者も多い。大陸の各地に小さな集落を作って暮らしているが、絶対数は少ない。

◇エルフ
尖った耳や整った外見が特徴の一族。身体を構成する魔力の割合が高く、魔法を扱う才能を持つ者も多い。大陸各地の森に小さな集団を形成して生活している。

◇ドワーフ
小柄でありながら頑健な身体が特徴の一族。空間把握能力が高く、複雑な構造の機械や巨大な建築物を製作する能力に秀でいている。人間社会に混じって暮らしている者が多い。

◇ヴォルフォン
ヴォルフォニア帝国の通貨単位。大陸では最も安定した通貨である。1ヴォルフォンは銅貨1枚。

◇ヘルメス
原初の魔法使いと呼ばれる、歴史上(あるいは伝説上)の人物。世界中のダンジョンの入り口にある謎の館を建てたと言われている。

◇魔王
???
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル 異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった 孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。 5レベルになったら世界が変わりました

ダンジョン都市を作ろう! 〜異世界で弱小領主になった俺、領地にあったダンジョンを強化していたら、最強領地が出来てた〜

未来人A
ファンタジー
高校生、新谷誠司は異世界召喚に巻き込まれた。 巻き込んだお詫びに国王から領地を貰い、領主になった。 領地にはダンジョンが封印されていた。誠司はその封印を解く。 ダンジョンは階層が分かれていた。 各階層にいるボスを倒すと、その階層を管理することが出来るになる。 一階層の管理を出来るようになった誠司は、習得した『生産魔法』の力も使い、ダンジョンで得た珍しい素材をクラフトしアイテムを作りまくった。 アイテムを売ったりすることで資金が増え、領地はどんどん発展した。 集まって来た冒険者たちの力を借りて、誠司はダンジョン攻略を進めていく。 誠司の領地は、『ダンジョン都市』と呼ばれる大都市へと変貌を遂げていった――――

異世界に転生すると、私のチートスキルはチョコレート魔法でした!無双&スローライフしながら異世界を生きる物語

てるゆーぬ(旧名:てるゆ)
ファンタジー
ソフト百合系。主人公は女で、男との恋愛はナシ→あらすじ:異世界転生して目覚めたチートスキルは、チョコレートを自在にあやつる【チョコレート魔法】であった。チョコレートを用いた多彩な魔法で、異世界をまったり生きていく、ほのぼのハイファンタジー! 基本的に無双するので、苦戦なしのストレスフリー系です。 成り上がり要素、ざまあ要素などアリ。 錬金術を使ったクラフト要素もアリ。 正式タイトル【チョコレート・ガール―私のチートスキルは『チョコレート魔法』です!―】

私のことを愛していなかった貴方へ

矢野りと
恋愛
婚約者の心には愛する女性がいた。 でも貴族の婚姻とは家と家を繋ぐのが目的だからそれも仕方がないことだと承知して婚姻を結んだ。私だって彼を愛して婚姻を結んだ訳ではないのだから。 でも穏やかな結婚生活が私と彼の間に愛を芽生えさせ、いつしか永遠の愛を誓うようになる。 だがそんな幸せな生活は突然終わりを告げてしまう。 夫のかつての想い人が現れてから私は彼の本心を知ってしまい…。 *設定はゆるいです。

【二章開始】『事務員はいらない』と実家からも騎士団からも追放された書記は『命名』で生み出した最強家族とのんびり暮らしたい

斑目 ごたく
ファンタジー
 「この騎士団に、事務員はいらない。ユーリ、お前はクビだ」リグリア王国最強の騎士団と呼ばれた黒葬騎士団。そこで自らのスキル「書記」を生かして事務仕事に勤しんでいたユーリは、そう言われ騎士団を追放される。  さらに彼は「四大貴族」と呼ばれるほどの名門貴族であった実家からも勘当されたのだった。  失意のまま乗合馬車に飛び乗ったユーリが辿り着いたのは、最果ての街キッパゲルラ。  彼はそこで自らのスキル「書記」を生かすことで、無自覚なまま成功を手にする。  そして彼のスキル「書記」には、新たな能力「命名」が目覚めていた。  彼はその能力「命名」で二人の獣耳美少女、「ネロ」と「プティ」を生み出す。  そして彼女達が見つけ出した伝説の聖剣「エクスカリバー」を「命名」したユーリはその三人の家族と共に賑やかに暮らしていく。    やがて事務員としての仕事欲しさから領主に雇われた彼は、大好きな事務仕事に全力に勤しんでいた。それがとんでもない騒動を巻き起こすとは知らずに。  これは事務仕事が大好きな余りそのチートスキルで無自覚に無双するユーリと、彼が生み出した最強の家族が世界を「書き換えて」いく物語。  火・木・土曜日20:10、定期更新中。  この作品は「小説家になろう」様にも投稿されています。

不忘探偵2 〜死神〜

あらんすみし
ミステリー
新宿の片隅で、ひっそりと生きる探偵。探偵は、記憶を一切忘れられない難病を患い、孤独に暮らしていた。しかし、そんな孤独な生活も悪くない。孤独が探偵の心の安寧だからだ。 しかし、そんな平穏な日々を打ち破る依頼が舞い込む。 ある若い男が事務所を訪れ、探偵にある依頼を持ちかける。 自分の周りでは、ここ数年の間で5人もの人間が不審な死を遂げている。ある者は自殺、ある者は事故、そしてある者は急な病死。そして、いずれも自分と親しかったりトラブルがあった人達。 どうか自分がそれらの死と無関係であることを証明して、容疑を晴らしてもらいたい。 それが男の依頼だった。 果たして男の周囲で立て続けに関係者が死ぬのは偶然なのか?それとも何かの事件なのか?

パパ溺愛幼女奮闘計画

片原痛子
ファンタジー
非業の死を迎え、精霊から人間に転生を遂げサファイア。父親は随分と無愛想でサファイアには興味がないみたいだけれど、サファイアは父親のことが大好き! 「だって私のパパは世界一顔がかっこいいから!」 だけどかっこいい父親には当然群がる女性も多くて……。 「私のパパは誰にもあげませんけど!?」 面食い幼女サファイアは今日もパパ独り占め計画を実行する。

「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした

御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。 異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。 女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。 ――しかし、彼は知らなかった。 転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――

処理中です...