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9.気を取り直して剣!
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お父様とお母様に昨日の、全属性持ちの事が伝わった様だ。お父様から初めて「励みなさい。」と頭を撫でられた。
お父様は自分の愛した人の子供を継がせたいだろうから、複雑なんだろうな。俺は公爵家継ぐ気ないんで安心してください。冒険者に俺はなる!
母様は案の定というかなんというかべた褒めだった。けどやっぱり魔法は危ないから控えなさいって言われた。
俺もあんまりチートすぎる自分に引いてるから、ちょっと隠していこうと思います。皆と相談した結果、全属性使えるということは秘密にした方が良いという結果になった。
家魔法が風だから、風と、風と相性の良い水の2つを使える設定になり、練習もその2つだけやろうという事になった。ルキくんとおそろいだ!ま、他もこっそり練習しちゃうけどねぇ~!
火魔法かっこよいから使えるって言いたいんだけど、火は主人公を始め、ルキくんの弟のルース、第二王子が使えるからな。なぜ主要男性キャラ全員に火魔法。殺傷能力が高いからか。被りすぎだから外しました。
「火がぶわーってなるの、ちょっと怖かったからまほうはちょっとおやすみするの!ルキくん、剣教えて?」
「そうですね、怖かったですよね、ちゃんと教えられずに申し訳ありません!」
ぎゅっと抱きしめられてビックリする。
ルキくん貴族だろ!?距離感どうした??
「ルキくん…?」
「す、すみません、クレア様が愛らしくて体が勝手に…!」
大丈夫か、ルキくん?愛らしいというかただのデブだぞ。
幼子のマシュマロボディは許されるのか…?ふくふくしてるのは確かに可愛いかもしれんが…。
個人的にデブは嫌なので、入学する前までに脱☆デブ!!
剣やってれば痩せるよね!!
「剣を扱うにはまず体づくりから始めるのが良いのですが、クレア様はまだ体が成長途中なので、剣を触る時間を多めに取りましょう。」
「あい!」
渡されたのは剣のレプリカ。特殊な素材で出来ているのか、見た目は本物なのにとてつもなく軽い。これならこの体でも余裕で持てる。
「クレア様は間近で剣技を見たことはありますか?」
「ないです!」
「では、お手本を見せるので、ここで見ていてくださいね。」
ルキくんは自分の剣を鞘から抜くと、ゆっくり構える。
使い込まれたそれは本物で、レプリカとは全く輝きが違った。
まるでそこに相手が居るかの様に剣が振るわれる。
剣技もそうだが、目線、息遣い、全てが洗練されていて、舞を見ているようだ。
優しげなルキくんからは想像できない程力強い。
「…ふっ、これが青騎士団で教えている基本的な型です。相手が居ないと見栄えしませんが、クレア様はまずこの動きを練習していきましょう。」
「ルキくんかっこいい!すごい!ぼくもできるかなぁ?」
ルキくんは白騎士団に入る前、青騎士団に居たらしい。
白騎士団は各部隊から優秀な人材が集められ、皆使う方が微妙に違うらしいので、白騎士団で型を教わることは無いんだとか。
エリート集団なので既に自分の訓練法は分かっているから、型よりも連携・計略・実践の訓練が多いんだとか。
「ふふっ、出来るように、精一杯サポートしますね」
「よろしくお願いします!」
「はい!」
たとえこれから毎日筋肉痛になろうとも、その笑顔+頭なでなでで頑張れます。
お父様は自分の愛した人の子供を継がせたいだろうから、複雑なんだろうな。俺は公爵家継ぐ気ないんで安心してください。冒険者に俺はなる!
母様は案の定というかなんというかべた褒めだった。けどやっぱり魔法は危ないから控えなさいって言われた。
俺もあんまりチートすぎる自分に引いてるから、ちょっと隠していこうと思います。皆と相談した結果、全属性使えるということは秘密にした方が良いという結果になった。
家魔法が風だから、風と、風と相性の良い水の2つを使える設定になり、練習もその2つだけやろうという事になった。ルキくんとおそろいだ!ま、他もこっそり練習しちゃうけどねぇ~!
火魔法かっこよいから使えるって言いたいんだけど、火は主人公を始め、ルキくんの弟のルース、第二王子が使えるからな。なぜ主要男性キャラ全員に火魔法。殺傷能力が高いからか。被りすぎだから外しました。
「火がぶわーってなるの、ちょっと怖かったからまほうはちょっとおやすみするの!ルキくん、剣教えて?」
「そうですね、怖かったですよね、ちゃんと教えられずに申し訳ありません!」
ぎゅっと抱きしめられてビックリする。
ルキくん貴族だろ!?距離感どうした??
「ルキくん…?」
「す、すみません、クレア様が愛らしくて体が勝手に…!」
大丈夫か、ルキくん?愛らしいというかただのデブだぞ。
幼子のマシュマロボディは許されるのか…?ふくふくしてるのは確かに可愛いかもしれんが…。
個人的にデブは嫌なので、入学する前までに脱☆デブ!!
剣やってれば痩せるよね!!
「剣を扱うにはまず体づくりから始めるのが良いのですが、クレア様はまだ体が成長途中なので、剣を触る時間を多めに取りましょう。」
「あい!」
渡されたのは剣のレプリカ。特殊な素材で出来ているのか、見た目は本物なのにとてつもなく軽い。これならこの体でも余裕で持てる。
「クレア様は間近で剣技を見たことはありますか?」
「ないです!」
「では、お手本を見せるので、ここで見ていてくださいね。」
ルキくんは自分の剣を鞘から抜くと、ゆっくり構える。
使い込まれたそれは本物で、レプリカとは全く輝きが違った。
まるでそこに相手が居るかの様に剣が振るわれる。
剣技もそうだが、目線、息遣い、全てが洗練されていて、舞を見ているようだ。
優しげなルキくんからは想像できない程力強い。
「…ふっ、これが青騎士団で教えている基本的な型です。相手が居ないと見栄えしませんが、クレア様はまずこの動きを練習していきましょう。」
「ルキくんかっこいい!すごい!ぼくもできるかなぁ?」
ルキくんは白騎士団に入る前、青騎士団に居たらしい。
白騎士団は各部隊から優秀な人材が集められ、皆使う方が微妙に違うらしいので、白騎士団で型を教わることは無いんだとか。
エリート集団なので既に自分の訓練法は分かっているから、型よりも連携・計略・実践の訓練が多いんだとか。
「ふふっ、出来るように、精一杯サポートしますね」
「よろしくお願いします!」
「はい!」
たとえこれから毎日筋肉痛になろうとも、その笑顔+頭なでなでで頑張れます。
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