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テレビ放映戦国大名総選挙その46 武田信玄

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私のイメージだと大河ドラマというのは戦国だけではなく芸術、文化、発明、内政、神話などを組み合わせていけば、全国47都道府県のほとんどを網羅できると考えています。



武田信玄の時代は生きるため、貧しい国が豊かになるためには隣国と争い奪うという選択肢が魅力的に思えたかもしれません。



しかし、今は平和な時代になり交易による利益の方が戦争よりも民を豊かにすることが広く知られています。



でも、信玄の時代から今学べることはあります。

ある程度国などの組織は大きくないと何もできないこと。



それと、戦はともかく、仲間を増やしつつ競争して豊かになろうとすること自体は有益であるということです。



厳しい話をすると、いま日本のあらゆる地方では人口の減少により、地域そのものがやせ細り消滅する危機に直面しています。



このまま手をこまねいていては消滅か、あるいは外国人を入れて形だけでも存続はかるしか方法がなくなるかもしれません。



とはいえ、単独で対策を立てるには予算も人員もアイデアもない自治体も多いでしょう。

なので、小さな自治体が連合、協力する必要があります。



それでも、やみくもに組めと言われても困るでしょうし、何をしたらいいか分からないと思います。



そこで前の章で説明した、大河ドラマのジャンルごとに連合を組み、大枠としてはその中で競争をして大河ドラマの誘致運動を行う。



そして最終的には地域の中の恐らく県単位で主な舞台となる大河ドラマの主人公やテーマを招致するというシステムを構築すれば多くの地方にチャンスあるいは希望が生まれると思います。



鉄砲や兵隊による戦争はありませんが、情報戦という競争はあります。

そして、お互いが名乗りを上げ、気勢を上げることでその地方それぞれの存在をアピールし、未来に向けて生き残る意志を示すことが出来ればきっと道は開けると思います。



前の章で書いたジャンル分けはいわばクラス分けみたいなものです。

相性のいいひと同士が組んでより力を発揮しやすいチーム分けをして運動会をやりましょう、そんな感じです。



今はすっかりイメージが駄々下がりしたオリンピックですが、毎年やってお金も適正な予算で行い、興行的にもそしてなにより生きるための希望になるのであれば開催しても大歓迎だと思います。



大河ドラマをそのような明るい価値あるイベント、コンテンツに出来たらすばらしい、私は強くそう思います。
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