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テレビ放映戦国大名総選挙その28 豊臣秀吉

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大河ドラマとしての豊臣秀吉の紹介を忘れていました。(笑)



どちらを先にしようか迷いましたが、まず島津家の朝鮮出兵についてのまとめを紹介して、最後に大河ドラマ及び昭和から今に至る秀吉についての解説をして長い秀吉編を閉じたいと思います。



豊臣秀吉の強烈な野心のもと、始まった朝鮮出兵、島津家ファンの中には泗川の戦い(しせんのたたかい)があったので島津の大勝利というイメージがあるかもしれません。



確かに明と朝鮮の連合軍50000に対して15000の少数で戦い、全滅させたという記録が残っているのですごいことはすごいです。(戦力については諸説あり)



しかもこの戦いの評価は高く,軍全体としては敗戦し、領地を得ることがなかったにも関わらず島津家には特別に5万石が加増されたそうです。、(他の大名に加算はなかったとも言われています。)



ちなみに余談ですが、秀吉から朝鮮でトラを捕らえるようにに命令されて、何名か家臣が命を落としました。



そして、そのトラの捕獲を報告すると、秀吉からもう必要な分は取ったのでこれ以上は取らなくていいという温かい命を受けています。



この辺のやり取りも秀吉の人心掌握の駆け引きを感じるエピソードであり、自分の目的のために平気で他者を犠牲にする合理的な冷徹さとその後のフォローという彼流のバランスの取れた命令の仕方を感じます。



ただし、これは後世の資料を読んだ現代人の情報であり、当時の島津家になったつもりで見るとまた別の見方が見えてきます。



例えば5万石の加増ですが、その加増の領地の多くは戦の初戦で逆らったため改易された島津一門の領地や九州征伐で取られた土地でした。



つまり、もともとの土地が一部返ってきたにすぎません。

それに島津の跡取りの久保を病気で亡くしています。



以前も触れた通り、領国は戦費の負担に不満を持った地元の民が反乱を起こしました。



また、親豊臣派ということで島津家家老の伊集院家が憎しみの的となり後日当主の殺害と都城での大反乱へとつながってきました。



朝鮮出兵は戦国島津にとってとても苦い時期であったという見方もあるというのは知っておいて欲しいと思います。



さて、この章で苦いお話とおどろおどろしい豊臣秀吉のエピソードは終わりにして、次は大河ドラマや昭和の時代の輝く秀吉について紹介して秀吉ファンの方にも気持ちよい仕方で話を閉じたいと思います。
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