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テレビ放映戦国大名総選挙その3 立花宗茂と今

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さて、立花宗茂の活躍はまだあります。1638年、あの関ヶ原よりも38年後に島原の乱が起こります。

立花宗茂も参陣し、有馬城攻城時には一番乗りを果たして昔日の勇姿を見せ、諸大名に武神再来と嘆賞されたと記録されています。



直近の大戦であった大阪の陣、豊臣家との戦いから20年以上開いています。

それでも彼の戦における智謀と武勇は色あせるどころか戦国から続く戦乱の最後に見事な花を咲かせるがごときものでした。



彼は1642年76歳で亡くなりました。

なぜ立花宗茂をここまで紹介したかと言いますと、第一にかの人物の素晴らしさを知ってほしかったというのもあります。



それに加えて彼は主に九州で活躍した武将でした。

特に若いころは島津と多くの戦果を交えて戦った強烈なライバルキャラでもあったのです。



豊臣秀吉が島津を降伏させ、九州をまとめてから、今度は同僚として島津と付き合うことになります。

そして関ヶ原では共に石田三成達のいる西軍について戦うことになります。



つまり、立花宗茂と島津家はとてもからみが多いのです。

なので、立花宗茂が知られれば知られるほど島津も有名になる。

もちろんその逆もしかりです。



現代的表現をするならコラボするには極めて相性がいい関係なのです。

実は少し前から歴史館や博物館などではその動きがあり、島津ゆかりの場所で立花宗茂の展示会が度々開かれたり、逆に立花ゆかりの場所で島津展のような催しが開かれていました。



ちなみに立花宗茂ゆかりの福岡県柳川市では立花宗茂を大河ドラマの主役にしようという運動が盛り上がっているという話もちらほら聞こえます。

いままで簡単に紹介した部分だけでも十分魅力的な武将であり、大河ドラマの主人公にふさわしい!!!



私はそう思います。

そして、立花宗茂は「信長の野望」というゲームの中でも極めて高い能力値を誇り、それゆえに人気が高い武将として以前から知られていました。



そうした流れもあってゲームなどで出来る機会も多く戦国武将が沢山出るゲームでは多くの場合彼の名前のキャラが登場します。



立花宗茂は今でも人気がありますが、早めに大河ドラマにメインとして出演してほしいと地元の人やわたしも含めて願う大きな理由があります。

それは、立花宗茂の記念館が昨今の不況のせいか財政が苦しく、援助の要請を全国に発したことです。



皆様の善意により一時的には財政を立て直したようですが、ウィルスによる観光客の減少が今後も続くと立花家の家宝などの文化財を手放さなければならないことも起こりそうです。



私が知っているのはこの話だけですが、他の県でも似たような状況であることは想像しやすいと思います。



九州戦国大河の実現にはそのような緊急の課題の解決という要素もあるということを紹介したいと思いました。



さて、長くなりましたので続きは次の章でお話したいと思います。
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