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ミカンとサツマと英語としまづ(その二)
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先ほどのエピソードでミカンと薩摩のエピソードを紹介しました。
英語圏ではサツマというのがミカンの代わりに普通に使われているということでした。
この辺は英語圏の方に聞いたほうがいいのでしょうが、ミカンという言葉も伝わっているそうなので、どちらがより使われているかなどは私には皆目見当がつきません。
それでも、最初に聞いた情報だと英語に浸透した日本語として紹介されていたのでかなり浸透しているのかなという感じです。
さて、300話以上島津について話を書いているわけですが、ここでお恥ずかしいお話を一つ。
実は、執筆し始めたころは「しまづ」か「しまず」か迷うことが度々ありました。
頭の中で何十年も「島津」とインプットされていたのでピンとこなかったのです。
ツイッターのコメントでもありましたがこれが薩摩、鹿児島の人間ならば誰でも知っていることかと思いますが、作者は東京と横浜に長年住んでいたため文字の島津はよく知っていても、耳で聞くしまづはあまり縁がありませんでした。
テレビなどの音声媒体でもあまり出てこないうえに文字表示も少ないので全国単位で見ると私みたいな人結構いるかもしれないなあと思いました。
なので良い機会なので紹介しました。
実は明治時代にも私と似たような迷いをした例があるようです。
仙厳園という島津と大変かかわりの深い場所のホームページを見ますと、おおよそ明治時代から、島津家は「SHIMADZU」の表記を正しいものと確定して用いていたとのことです。
これは、31代忠秀が「30代忠重の家庭教師として英国から来ていた、ミス・エセル・ハワードから『DZU』が正しいと聞いている」と語っています。
ちなみにいくつか補足しますとこの家庭教師はイギリスから派遣された人物で、以前はドイツ皇帝の皇子を教えていたようなすごい人物だったそうです。
そして、正統派のイギリス英語ということでより正確な発音を求めた結果、「SHIMADZU」を正式な表示としたということらしいです。
ちなみにDZUという表現は英国上流階級の言葉遣いらしいので上品なイメージもあるみたいです。
私自身は英語はトンとだめなのでこの辺でギブアップしますが、仙厳園のホームページではさらに詳しい説明や歴史的経緯が書かれていますので興味がありましたらどうかご覧になってください。
この章の結びに正しい情報と興味深い資料を教えてくださった皆様にもう一度感謝申し上げます。
英語圏ではサツマというのがミカンの代わりに普通に使われているということでした。
この辺は英語圏の方に聞いたほうがいいのでしょうが、ミカンという言葉も伝わっているそうなので、どちらがより使われているかなどは私には皆目見当がつきません。
それでも、最初に聞いた情報だと英語に浸透した日本語として紹介されていたのでかなり浸透しているのかなという感じです。
さて、300話以上島津について話を書いているわけですが、ここでお恥ずかしいお話を一つ。
実は、執筆し始めたころは「しまづ」か「しまず」か迷うことが度々ありました。
頭の中で何十年も「島津」とインプットされていたのでピンとこなかったのです。
ツイッターのコメントでもありましたがこれが薩摩、鹿児島の人間ならば誰でも知っていることかと思いますが、作者は東京と横浜に長年住んでいたため文字の島津はよく知っていても、耳で聞くしまづはあまり縁がありませんでした。
テレビなどの音声媒体でもあまり出てこないうえに文字表示も少ないので全国単位で見ると私みたいな人結構いるかもしれないなあと思いました。
なので良い機会なので紹介しました。
実は明治時代にも私と似たような迷いをした例があるようです。
仙厳園という島津と大変かかわりの深い場所のホームページを見ますと、おおよそ明治時代から、島津家は「SHIMADZU」の表記を正しいものと確定して用いていたとのことです。
これは、31代忠秀が「30代忠重の家庭教師として英国から来ていた、ミス・エセル・ハワードから『DZU』が正しいと聞いている」と語っています。
ちなみにいくつか補足しますとこの家庭教師はイギリスから派遣された人物で、以前はドイツ皇帝の皇子を教えていたようなすごい人物だったそうです。
そして、正統派のイギリス英語ということでより正確な発音を求めた結果、「SHIMADZU」を正式な表示としたということらしいです。
ちなみにDZUという表現は英国上流階級の言葉遣いらしいので上品なイメージもあるみたいです。
私自身は英語はトンとだめなのでこの辺でギブアップしますが、仙厳園のホームページではさらに詳しい説明や歴史的経緯が書かれていますので興味がありましたらどうかご覧になってください。
この章の結びに正しい情報と興味深い資料を教えてくださった皆様にもう一度感謝申し上げます。
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