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ミカンとサツマと英語としまづ(その一)

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SNSを見ていると面白い情報が入ってきます。

とある複数の情報から「SATSUMA」という言葉が海外で流行っているということを聞きました。



そして、そのことをツイッターで表明するとさほど時間がかからないうちからそれはからいもかミカンをそう表現するらしいですよと、親切に教えていただきました。

ちなみに私英語全然ダメなので教えてもらえなかったら本当知る機会がなかったかもしれません。(笑)



そして、その少しあと、1時間ぐらいでしょうか、別の方からWIKIで温州ミカンの情報とともにミカンのことを「SATSUMA」ということを教わりました。

なんでも、薩英戦争の後に薩摩藩からイギリスにお土産がわりにミカンを譲渡され、その後広まったということでした。



もしかしたら、ミカンのおいしさが戦争の憎しみを緩和して薩摩とイギリスの親善に役に立ったのかもしれませんね。



余談ですが明治にはアメリカにも渡りみかん自体も「サツマ」と呼ばれているのですが、フロリダ州・アラバマ州には、みかんの苗木が渡ったことから「サツマ」と名付けられた町もあるとか。



さらに余談ですが、この薩摩のミカン、温州ミカンと名前がついていますがあくまでその名前のブランドにあやかったみたいで別物らしいです。



歴史豆知識ですが、禰寝 重長(ねじめ しげたけ)という島津義久と同じ時代の人物で後に家臣になったこの人こそ、温州みかんの栽培を日本で最初に行った人物といわれているそうです。



今回紹介したのはほとんどツイッターで教えていただいたことの受け売りです。

ちなみに私は「SATSUMA」というのは歴史か地名の意味で有名になったのかなと最初思っていたのでまさかここまで話が広がるとは思いませんでした。



今回は本当に知らなかったのですが、島津日新斎いろは歌の「知っていても知らない風に人の話を聞くのが良い」というアドバイスは実に有効だなと改めて感じた次第です。



さて、次は「しまづ」について英国としまづとのかかわりや豆知識を紹介したいと思います。

どうぞお楽しみに。
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