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生活保護といろはの「ひ」その2
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作者の知り合いでカリフォルニアでレストランを経営していた人からこんな話を聞いたことがあります。
アメリカは貧富の差が激しく、そのため裕福層の住む地域と貧困層の住む地域の間に壁(物理)があるとのことです。
別の話では日常生活を送るためボディガードを雇う必要があるとのことでした。
聞くところによるとアメリカにも貧困層救済のための制度はあるようですが、それは日本の生活保護と違い、フードスタンプという食糧配給制度を取っているそうです。
そして、アメリカの貧困層の多くはそうした制度を知らない、あるいは理解していないそうです。
アメリカは全体で見れば日本より豊かな国ですが、貧富の差が激しく貧しい人の割合は日本より多いと言われています。
アメリカの治安が日本より悪いのは銃の所持と共にこうした貧困層の絶対数が日本より多く、教育面でも不足している点が多いからではないかと推測しています。
この状態でもし、アメリカが日本のような生活保護制度を今から導入した場合、財政が破綻するかもしれません。
ゆえにアメリカでは日本式の制度の導入は難しいでしょう。
一方、もし日本が生活保護制度をやめて、アメリカ式にした場合、先ほど述べた町全体を覆う壁の建設費、警備の費用などがかさみます。
少なくとも私には払う自信はありません(笑)
アメリカのカリフォルニアはリベラルの強い地域で、本来貧困層に対して寛大な地域であるはずです。
ですが、現実は先ほど述べた通りです。
私は、日本の生活保護制度というのはとても優れた制度ではないかと考えています。
ただし、今までさんざん擁護をしてきましたが問題についても指摘したいと思います。
まずは、不正受給です。
これは、財産を隠したり、収入がありながら申告しないことを意味しますが、こうした点はきちんと管理し、違反した場合は罰則がある現行制度を支持します。
これは、もし負の所得税が導入された場合も同様でより公平に資産を分配するという観点からも大事なことだと思います。(当然罰則を付けて運用します)
もう一つは、日本の国庫を破壊する目的あるいは地方財政を破綻させる目的のために特定の勢力が生活保護や障碍者医療制度をパンクさせる作戦に出た場合です。
実はこれは古代中国で実際にこの戦法、つまり戦争で敵兵士をわざと殺さずに手や足をそぎ、相手の国に恐怖と面倒を見させる負担を増大させるという形で実行されました。
他にも三国志で有名な関羽が戦闘中捕虜を大量に捕獲し、それが原因で食糧が不足してしまい、隣国の呉から食料を奪って関係が悪化、最後は兵站を切られて兵が弱体化して軍組織を維持できずに壊滅した事例もあります。
さらに時代は下って豊臣秀吉が鳥取城を攻める際にも、攻めるときに周りの住人をわざと城に逃がし、戦わずに周りを囲んで兵站を切り、餓死を誘発した事例もあります。
20世紀に入ってからも第一次大戦で毒ガスを使い、兵士たちを障碍者にすることで軍隊に過度の負担を与える戦術が取られたことがあります。
現代でも理論上は同じ方向性を持った方法を使えば、日本の財政事情を破綻させることは可能です。
なので、経済破綻目的の無制限の生活保護及び障碍者の福祉医療体制の維持という考え方について私は賛成できませんし、それ以前に現実的には不可能だと言えます。
行政側としてはそうならない対策をあらかじめ立てておく必要があります。
さて、この章で書いたことの多くは作者の推察によるものですが、もしこの推察が的を射ていると仮定した場合、国家経済全体をデザインした渋沢栄一や薩摩の内政の責任者であった島津日新斎が貧者の救済についてエネルギーを割いたのか納得できるのではと思います。
次の章ではロシア革命を題材に生活保護に関する問題のまとめをしたいと思います。
アメリカは貧富の差が激しく、そのため裕福層の住む地域と貧困層の住む地域の間に壁(物理)があるとのことです。
別の話では日常生活を送るためボディガードを雇う必要があるとのことでした。
聞くところによるとアメリカにも貧困層救済のための制度はあるようですが、それは日本の生活保護と違い、フードスタンプという食糧配給制度を取っているそうです。
そして、アメリカの貧困層の多くはそうした制度を知らない、あるいは理解していないそうです。
アメリカは全体で見れば日本より豊かな国ですが、貧富の差が激しく貧しい人の割合は日本より多いと言われています。
アメリカの治安が日本より悪いのは銃の所持と共にこうした貧困層の絶対数が日本より多く、教育面でも不足している点が多いからではないかと推測しています。
この状態でもし、アメリカが日本のような生活保護制度を今から導入した場合、財政が破綻するかもしれません。
ゆえにアメリカでは日本式の制度の導入は難しいでしょう。
一方、もし日本が生活保護制度をやめて、アメリカ式にした場合、先ほど述べた町全体を覆う壁の建設費、警備の費用などがかさみます。
少なくとも私には払う自信はありません(笑)
アメリカのカリフォルニアはリベラルの強い地域で、本来貧困層に対して寛大な地域であるはずです。
ですが、現実は先ほど述べた通りです。
私は、日本の生活保護制度というのはとても優れた制度ではないかと考えています。
ただし、今までさんざん擁護をしてきましたが問題についても指摘したいと思います。
まずは、不正受給です。
これは、財産を隠したり、収入がありながら申告しないことを意味しますが、こうした点はきちんと管理し、違反した場合は罰則がある現行制度を支持します。
これは、もし負の所得税が導入された場合も同様でより公平に資産を分配するという観点からも大事なことだと思います。(当然罰則を付けて運用します)
もう一つは、日本の国庫を破壊する目的あるいは地方財政を破綻させる目的のために特定の勢力が生活保護や障碍者医療制度をパンクさせる作戦に出た場合です。
実はこれは古代中国で実際にこの戦法、つまり戦争で敵兵士をわざと殺さずに手や足をそぎ、相手の国に恐怖と面倒を見させる負担を増大させるという形で実行されました。
他にも三国志で有名な関羽が戦闘中捕虜を大量に捕獲し、それが原因で食糧が不足してしまい、隣国の呉から食料を奪って関係が悪化、最後は兵站を切られて兵が弱体化して軍組織を維持できずに壊滅した事例もあります。
さらに時代は下って豊臣秀吉が鳥取城を攻める際にも、攻めるときに周りの住人をわざと城に逃がし、戦わずに周りを囲んで兵站を切り、餓死を誘発した事例もあります。
20世紀に入ってからも第一次大戦で毒ガスを使い、兵士たちを障碍者にすることで軍隊に過度の負担を与える戦術が取られたことがあります。
現代でも理論上は同じ方向性を持った方法を使えば、日本の財政事情を破綻させることは可能です。
なので、経済破綻目的の無制限の生活保護及び障碍者の福祉医療体制の維持という考え方について私は賛成できませんし、それ以前に現実的には不可能だと言えます。
行政側としてはそうならない対策をあらかじめ立てておく必要があります。
さて、この章で書いたことの多くは作者の推察によるものですが、もしこの推察が的を射ていると仮定した場合、国家経済全体をデザインした渋沢栄一や薩摩の内政の責任者であった島津日新斎が貧者の救済についてエネルギーを割いたのか納得できるのではと思います。
次の章ではロシア革命を題材に生活保護に関する問題のまとめをしたいと思います。
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