ゼロからはじめる島津大河誘致

関ケ原の島津と現代日本（中編）

ずいぶん前になりますが、アメリカを豊臣に、中国を徳川に、日本を戦国島津に例えて文章を書いた覚えがあります。

今回はより具体的にしていきます。（前回同様間違いやご意見、ご感想がありましたら気楽におくってください）



今、アメリカはトランプとアメリカの真ん中を勢力とする西軍（便宜上石田方とします）と東西両海岸を基盤とするリベラル派(東軍）に分かれています。

ご存じの方も多いでしょうが地勢の点ではカリフォルニアやニューヨークなどはリベラルかつ中国の勢力が多く入り込んでいます。

そして、リベラル層の多くが中国と取引をし会社によっては中国人を幹部に迎えています。



それに対しテキサスなどの保守層では昔ながらのアメリカ第一を掲げています。

もちろんリベラル派もアメリカ第一の人は多いですが、いまは感情的にトランプを排除しようという動きがより強くなっています。

関ケ原で例えると、トランプは石田三成の役割をになっています。

もちろんトランプと三成ではキャラクター(個性）は全く違いますがアメリカNO1という秀吉のような強固な団結を見事に二つに割ってしまったという点では適切な置き換えだと思います。



こうして当てはめてみるとアメリカのSNSや民主党のバイデン大統領候補などは東軍の加藤清正や福島正則、藤堂高虎といったポジションになるでしょうか。

ここで関ケ原の時代に戻ります。

東軍のなかで徳川家以外の大名、つまり先ほど挙げた加藤家などの豊臣恩顧の大名は反三成であってけっして反豊臣ではなかった点に注目したいと思います。

現代のアメリカも中国の味方は少ないのですが、それよりも順番として反トランプ、あるいはトランプ征伐を先にしたいと考えています。



ですが、トランプが倒れバイデンが大統領になれば関ケ原で三成が倒れて豊臣家が猛烈に弱体化したようにアメリカも中国に天下をとってかわられるでしょう。

もし、そうなった場合は日本は中国に味方しなければならなくなります。

ですが、あわてないでください。

前の章で考えてたようにアメリカがもし反トランプよりも反中国を優先した場合、第二次大戦前のアメリカのように敵国(前回は日本今回は中国）を叩くことで国内が一致することでしょう。



つまり、今の段階ではどちらに付いたらよいかを判断するのは時期尚早であり博打のようなものであると言えます。

次の章ではまとめとして島津の動きから現代日本が準備できる点を考察したいと思います。