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第55話 郷土愛を愛する皆様へ

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コモロウは「ゼロからはじめる大河ドラマ誘致計画」を祭り之介やフウイの話を元にまとめてきました。
そのようにしていると、やがて読者の皆様から感想文が送られてきました。
最初コモロウは「文章がおかしいのじゃないの」とか「面白くなし話が盛り上がらない」といった批判がくるものと思っていました。
彼女の消極的な人生観がそのように考え、またもし彼女が読者ならそういうかも知れなかったからです。
でもふたを開けてみると暖かい感想ばかりでした。
ある感想は地元愛にあふれた作品で一気によんでしまいました、故郷の良さを改めて、再確認しました、と涙の出るような感想が送られ、コモロウは事実涙を流し胸を熱くしました。
ある読者は好きなものを好きと言って何が悪いといって作者の郷土愛を全面的に支持してくれました。
コモロウから見ればこの作品はいろんな要素がちりばめられていましたが圧倒的に支持を得たのは郷土愛についてでした。
郷土に関する情報や経験そして取材は祭り之介が主に担当しましたが。彼の素直で真っすぐな郷土愛が読者の皆様に素直に好感されたのだとコモロウは思いました。
コモロウはそのことを祭り之介に伝えました。
祭り祭り之介は最初それを聞いた時感動し目に涙を浮かべ、心をわしづかみにされたような気分になりました。
一通り興奮し落ちつた後彼は、「やってよかった、決して無駄ではなかったんだなあ」と感慨深く述べた後「これからも頑張らなくっちゃな」と心を新たにしました。
たった一つの応援コメントでこの喜びようです。
連載を続けるうちにこうした郷土愛に共感を伝える内容、もっと地域を良くしたいという激励の言葉、作者の郷土愛を応援する元気の出る励ましが少しづづ、しかしどんどん積もっていく雪のように二人の心に積み重なっていきました。
今までの中で注文があった感想は一つ、それも言葉遣いが現代向きではないという技術的な話だけでした。
それも小説に人気が出てほしいという親切な老婆心から来たものでした。
コモロウは最初反発していましたが、先ほど述べた郷土愛溢れる心豊かにさせる感想を沢山聞いた後には、むしろありがたい言葉だったのだと気づいたのでした。
郷土愛は人のこころを豊かにする。
二人のやり取りを見ると互いを高めあい、築き上げることができる、こうして人々の輪が広がりそれがWEB小説の輪を超えて沢山の人々に届けばいい、二人の気持ちは爽やかで明るいものでした。
さて、ここで忘れられているフウイ、彼は不人気のいらない子なのでしょうか。今度は読者様の感想文から、フウイ担当の文がどのような評価を得たのか見てみることにしましょう。
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