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第125話 目指せ!ナニワ万博!!

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サンサン商事からあれやれこれやれと圧力がかかっているしまづですが、そもそも何故ひでよしたちはしまづの尻を叩くようなことをしているのでしょうか?



これはある日のよしひろとみつなりの会話から理解することが出来ます。

みつなり 「しまづの社内の不満、必要なら私が全て引き受ける!その代わりナニワ万博にはしまづも全力で協力し、出店してほしい!」



よしひろ 「ナニワ万博とは何でしょうか?」

みつなり 「ひでよし様が日ノ本の中心であるナニワの地で行う日ノ本一のイベントのことだ!何せ派手好きのひでよし様のことだから並大抵のイベントでは満足しないはず!」



ここで、みつなりはナニワ万博についてよしひろに補足の説明をしました。

その内容をかいつまんで説明すると、日ノ本の各地域ごとにお菓子の紹介をしつつ、さらに各地域の特色を生かした大きな施設を都道府県単位で建設する。



さらに、カードゲームの全国大会を開き、NO1を決める。



それとは別にトライアスロン大会を開き、各お菓子企業の社員から参加者を募り、競わせる。



ちなみにこのイベントの正式名称はナニワ万国博覧イベント!

正確には国ではなく県なのですが、そこは大きい物好きで細かいことを気にしないひでよしの意見がそのまま通りました。



みつなり 「とにかくしまづは社内の効率を上げてから、ナニワ万博で日ノ本の民たちに恥じることのない催しを用意できるように準備を!」

よしひろ 「分かりました!」



しまづの教えの中には「外聞を気にするように」と言うのがあります。

一見しまづは体力偏重筋肉モリモリというイメージがあります。

しかし、それではいけないということでただよしの代に多芸になるように繰り返し教える事になりました。



その中身として、知力、勉強はもちろん、芸術や趣味の分野も秀でた者であるようにという勧めもあったのです。

もちろん、あのしまづの県の住民がすぐにその教えに順応したわけではありません。



それでも、ただよしに近いしまづの血族はそれぞれが芸を磨くことに努力しました。

よしひさの和歌、茶道、よしひろの医術、ただつねのサッカーなどはただよしの教えに強く影響されて得意となった分野でした。



そして、よしひろはまさにこの万博こそしまづの外聞をよくする絶好の機会と捉えました。

その一方でよしひさやとしひさなど大多数のしまづ社内の空気はよしひろと異なり消極的でした。



ガンバレよしひろ!しまづの外聞をよくして天下にその威を示すのだ!





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