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第96話 本作の日ノ本地図紹介西日本編

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日ノ本の中央部にさん然と存在するのはオダ・カンパニーです!

社長ノブナガの糖分取りすぎによりダウンし勢力は半分以上落ちていしまいましたが、まだノブナガは存在しており、代替わりした長男ノブタダも出来の良い社長です。



ちなみに余談ですが、このえ家の長男も「のぶただ」なので注意が必要です。

このえ家および日ノ本お菓子道連盟は現在このオダ・カンパニーが抑えています。

支配地域としては中部地方の真ん中に広がる所と、京の都近辺をヒデヨシ率いるサンサン商事と二分した感じで勢力を維持しています。



これから東のしんげん、けんしん、うじやす、西のひでよしと対峙するため楽とはいえませんが、何かしらの巻き返しがあり、既に計画しているかもしれません。

ヒデヨシに多くの勢力と数多の役員を引き抜かれましたが、反ヒデヨシ派のかついえ、ながひで、かずます、と言った有能な役員が残っています。



そして、お菓子とお茶の道では優れた才能を持つ専務のみつひでがいまだ健在というのも将来の希望を感じさせます。



さてオダ・カンパニーの右下、するが、とうとうみ、みかわと、オダ・カンパニー失脚のどさくさにおわりのなごやまで勢力を伸ばした会社があります。

株式会社「ミカワ屋」のいえやすです。



彼はオダ・カンパニーと同盟を結んでいましたが、ノブナガが倒れた後、サンサン商事がおわりまで進出してきたので、ノブタダと手を組み、さんさん商事からおわりを奪うという離れ業をやってのけました。

主力商品は「焼き味噌饅頭」です。



オダ・カンパニーがミノを、ミカワ屋がなごやを含むおわりを取ったことがこの後大きな流れを生み出しますが、それは後のお話で!



そしてここから西のほとんどはサンサン商事のヒデヨシの勢力圏となります。

一応中国地方にもうり連合は存在しますが、彼らは既にヒデヨシの傘下です。

また四国のちょうそかべも九州のおおとも、たちまな、りゅうぞうじも同じくヒデヨシの傘下です。



さて、我らがしまづの県は以前も説明した通り南九州を辛うじて死守したものの、サンサン商事とやりあう力はもうなく、独立を保ちつつも、教えを乞うという何とも歯がゆい状態となりました。



社長のよしひさは半分隠居、対外的には副社長のよしひろが社長代理という肩書でサンサン商事と相対することになります。



では、説明もあらかた済んだところで、今後のしまづの県の動きと日ノ本のお菓子業界の動きにどうぞご期待ください。



※読者の皆様の中にはいえやすがおわりを取るとか、しんげん、けんしん、うじやすなどが生きていることとかでクレームを入れたい方もいるかも知れません。

そのお気持ちに対する返事なのですが、「戦国武将は社長にはなれません!」



どうか、これで勘弁してください。<(_ _)>



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