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第77話 しまづ迎撃せよ!

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各地域の前線が大混乱に陥っているのはまもなく、しまづ四兄弟たちにも伝わりました。
今後のことを話し合うために四兄弟たちが集まりました。。

「兄者!このままではまずい!何か策はないか?」
こう尋ねたのは次男で副社長のよしひろ、ただその後思う所があったらしくすぐに言葉を継いだ。

「しまづ全体の士気はまだまだ高い!初戦では失敗したがまだ十分に戦える!!」
専務のとしひさが兄よしひろの言葉の後に提案しました。
「何とか時間を稼いで事態を鎮静化させれば九州の半分は維持できるだろう!」

それを聞いて四男のいえひさが「それならカードゲームで一戦交えて勝てば流れも変えることが出来るし行けるんじゃないか?」と提案します。

それに対して社長で長男のよしひさは「今は日の本お菓子道連盟会長さきひさ様、専務理事のぶただ様、ともにひでよしのせいで表に出てこれないと聞いている、それに会社の規模が明らかに向こうの方が上で勝負になるかどうか?」

「とにかく今は体勢を立て直すのが大事だ、現場の混乱をおさめるためにも我らが出向かないと!」
よしひろがそう提案し皆が了承しました。

というわけで、北九州で得た権益は放棄!地元である南九州に撤退して陣営を立て直すことになりました。

副社長のよしひろと常務のいえひさと対外室長のとよひさは東側の担当を、専務のとしひさは西側を担当ということになりました。
そして、社長のよしひさは西寄りであるしまづの県にとどまり全体を統括する体制を取ることにしました。

特にサンサン商事、もうり連合、おおともが敵対する西側によしひろを長とする一大拠点を築き上げることにしました。
拠点名は「ソ〇モン」上から見た形はこんぺいとうに似ていました。

こうして、大攻勢を成功させていたしまづはあっ!という間に防戦体制に入りました。
西日本のほとんどを敵に回したしまづに未来はあるのか?
次回に続く!

※拠点名「ソ〇モン」もちろん機動戦士ガンダムの例の宇宙要塞のオマージュです。
余計な話ですが、もう一つの有名な宇宙要塞ア・バオア・クーの名称の由来が横浜市の青葉区という噂はネットでの作り話のようです。

ちなみに作者は確認の為ネットで調べるまでこの説を信じていました(笑))

本当の由来は作家のホルヘ・ルイス・ボルヘスが1957年に発表した『幻獣辞典』に登場する幻獣の名前が由来とネットでは表現されています。




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