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第42話 九州戦役編おおともよしむね

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おおともそうりんとたちばなどうせつが積極的に攻勢に出るか、否かの話をしている時、傍らに一人の人物がいました。
彼の名は「おおともよしむね」、そうりんの息子で老舗のおおともの社長です。

彼の父が南蛮にぞっこんハマっていて、彼は影の薄い存在でした。
しかし、どうせつの積極的な周りを全部駆逐するという提案を聞き、野心がメキメキと湧いてきました。

よしむねはそうりんと同じく南蛮菓子びいきなため、古い考えのたちばな商店とは馬が合いません。
それでも、提案そのものは良いと考えたので彼なりに結論を出しました。

それは、たちばなを仲間外れにして、彼の力だけで九州をまとめてしまおう!という算段です。
老舗おおともの企業力と南蛮菓子「ガステイラ」の力があればそれは可能であると彼は考えました。

そして、その矛先の一番目にしまづを選ぶことにしました。
こうして、おおともとしまづの社運を賭けたカードゲームの舞台が整いました。

老舗おおともは九州の豊かな地域一帯をテリトリーとしていたため、HPはしまづより多い6万、 主な商品、(カード)は温泉饅頭とガステイラでした。

一方しまづ側ですが、よいひさがそうりんにメッセージを度々送り、全面対決を避けるように呼びかけましたが、そうりんは研究室に入り浸っていたため話が通じません。

社長のよしむねに使者を送りましたが、黙殺されました。
こうして和平の道が絶たれたと見たしまづ側も全力で応戦することになりました。

元々のしまづのHPは約2万でしたが、ここ最近のよしひろたちの活躍でテリトリーを増やしHPは35000、主な商品としてしまづ名物「がるかん」、そしてよしひろ、としひさ、いえひさには奥の手となるカードが技術部長のなりあきらから渡されました。

次回、決戦、しまづ対おおとも!お楽しみに!!



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