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第4回 知らぬ間の排便
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【1】────────────────────
珍しく、今日は夜10時を過ぎても俺以外に俺の部屋に人がいた。
無論、その相手とは俺の彼女である。
実は彼女が俺の部屋に泊まりに来ているのだ。
きっかけは彼女が「俺の部屋に泊まりたい」という願望から始まった。
その時は、嬉しくて即座にOKを出したが、何気に身内以外の女性を自分の部屋に泊めるのは彼女が初めてだ。
こんな部屋の何がいいのかと思いたくなるが、彼女がそうしたいのなら俺もそうしたい。
あまり広いとは言えない一人暮らしの部屋に2人、俺達は楽しくゲームしたり、お喋りしたり、映画を見たりしていた。そんな中、彼女がふとこんなことを言い出した。
「今日はしないの?」
何がしたいのかは言及しなかったが、俺には分かった。
スカトロプレイだろう。
その彼女の問いかけに俺は戸惑う。
まさか向こうから逆に誘われるとは思ってもみなかったのだ。どうやら、俺の為に我慢してきたようで、昨日便意があったものの、今日の日の為に堪えてきてくれたたようだ。
伺うと、今も少し便意があるようで、いつもならトイレに直行して便器に齧り付くように座って踏ん張るはずなのだが、俺の指示を待っているようだ。
「明日するつもりだよ」
俺は適当にそう答えた。今も我慢してもらっていると思うと申し訳ないが、今はそのつもりはなったのだ。そう、"今"は。
「なんだか、凄く眠いな……」
彼女は目を擦りながらそう言った。
まあ、それもそうだろう。
だって、彼女が今手にしている飲み物には、予め睡眠薬、整腸剤、利尿薬の3点セットが盛り込まれているのだから。
【2】────────────────────
さて、今回の我が野望を端的に述べよう。
今回のテーマは「寝グソ」だ。
寝ている間の無意識下、本人の気付かぬうちに漏れ出る汚物と起きた時の反応を眺める、それが目的だ。
無論、彼女にはその事を話していない。事情を知らない時のピュアな反応を期待したいのだ。
彼女には騙している感じで悪いが、どうしても俺はそれを見たい欲が抑えられない。
それは俺が普段から「寝グソプレイ」について納得のいかない点が多々あるからだ。
スカトロファンならご存知だとは思うが、「寝グソ」と検索すると、体感6割で寝グソの塗便動画が発掘される。そして、触れるにはあまりにもハードな領域、食弁も中々の頻度でヒットするのだ。
そこで、俺はここでハッキリ言おう、塗って何がいいのかと。
パンツに便がこべり付き、広がっていき、それでお尻が汚れるならまだしも、わざわざ塗って汚れを広げてどこに興奮を覚えればいいのだ。好き勝手しているのを見たいのであれば、時間停止系で浣腸して糞を漏らす奴を見ればいいし、そもそも便塗系は基本作り物の便ばかりなので、興奮が薄れる。
決して俺は糞に塗れた女性を見たい訳では無い。糞をしている女性を見たいのだ。綺麗な女性が踏ん張りながら可愛いお尻をピクピクさせ、見た目に合わないくらいの糞を頑張ってひり出す姿が見たいのだ。そしてそれを恥じらっている姿が見たいのだ。
決して、汚物まみれのセックスが見たいわけでもしたいわけでもないし、汚物で弄びたい訳でもない。
糞を塗るくらいなら泥パックでも塗ってろ。とさえ思う。それくらい塗る行為は俺にとって要らない。それを性癖として捉える人間がいることは分かるが、共感は全くできない。
ちなみに食弁に関しては論外だ。あれは人類には早すぎる領域だ。あんなのを開発した奴は恐らく人間ではないのだろう。恐ろしいな、是非とも彼らによって人類が侵略されない事をここに祈っておこう。
まあ、俺にとってスカトロとはあくまで「眺めるもの」なのだ。便を少し触って見たくなる気持ちも分かるが、我々が手を加えてしまうとそれは「彼女から出たもの」ではなく、「だったもの」になってしまう。
素材のまま味わいたい気持ちをどうかわかって欲しい。いや、便を食べたいとかではなく、そのプレイを堪能したいという意味でだ。
どうやら、こういった部類の性癖は「ライトスカトロジー」というらしい。
話が長くなってしまった。まあ、要するに、だ。
「AVじゃ満足できんから、俺好みの寝グソが見たい」
それだけの話だ。
【3】────────────────────
「眠たいなら横になる? 無理しない方がいいよ?」
もしかしたらこの問いかけは不自然だったかもしれない。あまりにも寝グソを見たい俺は寝る方向に誘導する。
「いや、一緒にまだ遊びたいし……」
だが、彼女はしぶとかった。……いや、そう言うと彼女が悪いような語弊があるので、言い変えよう。
彼女は眠気に対しかなり奮闘していた。
正直な話、俺も遊びたかった。
彼女とわちゃわちゃしながらゲームをしたり、映画を見たりするのは時間感覚が無くなるほど楽しいと感じる。
だが、俺は性欲が抑えきれなかった。
今はそれよりも、「彼女の寝グソが見たい」という気持ちが上回ってしまったのだ。
無論、彼女には悪いとは思っている。
明日は彼女に尽くそう。俺はそう決めた。
「コーヒーちょうだい」
彼女は唐突にそう言った。普段は甘いカフェラテとかが好きなのに、この時に限って彼女はブラックコーヒーを要求してきた。眠気覚ましに敢えてだろう。
俺は直ぐにキッチンへと向かいインスタントのコーヒーを作った。そして彼女に渡すと、グビっとコーヒーを飲み干した。
だが、残念ながらこのコーヒーにも睡眠薬が盛り込まれている。あまり摂取すると体に良くないので、量はさっきよりも少なめだが、余計に眠くなるだろう。
数十分彼女は睡魔と格闘していた。手に持つトランプが時折手の中から零れ落ちたり、コクコクとまるで漫画のワンシーンのように眠そうな素振りを見せていた。
そして、暫くするとバタンと床に倒れ込むようにして、遂には落ちてしまった。
待っていた。これを待っていたんだ。
俺は直ぐに机を片付けて、俺は彼女の寝ている下にいつものオムツシートを敷いた。
心臓はバクバクで、興奮して堪らなかった。
また、睡眠薬が利いているのか、結構音を立て、体を持ち上げたりしたのだが全然起きる気配がしなかった。そこまで強力なものではなく、市販のものなのだが、思った以上に効果を発揮しており、内心びっくりしている。
ゲームもしたかったのだろうし、俺だってゲームはしたいが、それよりもスカトロ欲が勝ってしまったのだ。
今回ばかりは済まないが、許してくれ……。
【3】────────────────────
口から蕩けるように漏れ出る吐息はとにかく可愛らしい。目を瞑っても相も変わらずその美貌は健在で、床に寝そべる姿は彼女の素晴らしいボディラインを更に強調させていた。
寝ている彼女は無防備で、ついつい何かしたくなる。ほっぺをツンツンしたり、プニプニした二の腕を触ったり……そして、スカートを下ろしたくなったり。
俺は彼女の寝グソを見るために、まずはスカートを下ろした。スカートの脱ぎ方が分からず、脱がせるのに少し苦労したがなんとかそのベールを剥ぐと、その中の全貌が顕になる。中にはショーツが履かれているのだが、なんと今日のショーツは薄ピンクのレースものだった。
実は彼女には予め、「汚れてもいいパンツで来るように」伝えていたのだが、まさか1番汚れが目立ちそうなショーツを履いてくるとは思いもしなかった。スカトロAVものでも見て、予習でもしてきたのだろうか……。ありがたいと言えばありがたいが、こんな変態に染まっていっているようでちょっと心配だ。
それにしても一向に起きない。流石にここまでだと「大丈夫か?」とすら心配になってくるほどだ。だが、その寝顔は気持ちよさそうで、今のところ特に苦しそうな気配は感じられない。
ダメだ、これはある意味危険すぎる。俺は睡眠薬を使うのは今日で最初で最後と心に決めた。
そして、そのショーツに指を掛ける。下ろす為に指がお尻を撫でた。柔らかい。つい揉みたくなってしまうが、流石にここは罪悪感が勝ってしまって、手が出なかった。そんなことよりも寝グソが見たい。
さて、彼女には利尿薬を仕込んであるので、何時その効果が現れるかは分からない状態だ。俺はひたすら彼女にの股にカメラを向けてその時を待った。毎度毎度、この時が1番鬱陶しく、それでいて楽しい。デートで待ち合わせをしている気分だ。
ちょっと気になって、俺は彼女の服を捲し上げ、彼女のお腹に手を当てた。中で何かが動いているのが分かる。腸の中で大量の便が蹲っているのだろう。今度は耳も当ててみる。ゴロゴロと音が鳴っており、俺の想像意欲を掻き立てる。
彼女が眠って30分は経っただろうか、遂にその時が来た。
利尿薬の効果が現れたようだ。
本来はデトックス目的て使われる品物だ。体内の老廃物を尿と共に大概へ排出する。紅茶とかに混ぜて飲むやつだ。
それが今、身体に反応を起こさせ、股間からチョロチョロとおしっこが漏れ出させ始めたのである。
線が細いが、一方で今回も量が凄い。寝る前にコーヒーをがぶ飲みしていのもあるが、相変わらず溜め込む癖があるのか、いつまで経っても収まる気がしない。
恐らく、意識していない為か、少しずつ出ているのだろう。放出に勢いがなく、凄く長く時を感じた。
綺麗な割れ目から源泉のように溢れ出る黄金の水。それが身体を伝って小川を形成し、最下流であるシートに流れ込む。
もうカメラが股間に触れてしまうくらいにまでズーム近づき、その光景をカメラ越しにマジマジと眺めた。AVでは確実に映されない距離だ。
やばい、この背徳感が堪らない。
一方で彼女はというと、「んっ」っと色っぽい声を上げながら、気持ちよさげにしており、無意識下でもこんな反応になるんだと、俺は股間をさらに膨らませていた。
夢の中でもトイレしてるのだろうか。まるで漫画みたいじゃないか。朝起きたら自分の股を見てハッとする奴だろうな。
おしっこを出し終えるのを見ると、ショーツをゆっくり上げて半ケツの状態にする。
そして私はいつものやつを取り出した。
そう、座薬である。
浣腸液を使わないのはやはり固形の便を見たいからだ。体液で水っぽくなることがあるとは言え、やはり大便らしく感じるのは下痢のような液体ではなく、ゴロゴロとした塊だと思うのだ。
私は封を剥き、その中に入っている薬を取り出す。
白い流線型のボディ。その弾丸をゆっくりと可愛らしくも見えるお尻の穴に挿入していく。このコルク栓を閉めるような妙な気持ちいい感覚が堪らない。
そしてすっぽりと全体が入り込み、あの白いブツは終ぞ見えなくなった。
だが、異物が突如肛門から混入したことに驚いた筋肉はそれを押し返そうとする。にゅるっと座薬が半分顔を出し、異物を排泄しようとしていた。
だが、無慈悲にも私はそれを押し返す。
再び、座薬は顔を潜めた。このままだと、また出てきてしまうため、今度は指で蓋をする。便秘によって体液が溜まっているのか、ヌルヌルとしていた。
肛門は座薬を押し返そうと必死だったが、無意識の力では大した抵抗にもならず、暫くすると諦めて座薬の腸内への入場を許したのであった。
排便が見えるように、かつ、ショーツに便が盛り上がるのを見られるようにするため、わざとこの状態にしている。
プゥ~、プスゥ
10分以上経っただろうか、ようやく座薬の効果が現れたようで肛門からガスが盛れ始めた。オナラ独特の腐卵臭が俺の鼻をツンと刺激し、思わず「臭い」という言葉を呟く。だが、嫌にはならなかった。
ブブブブゥゥゥ、リュリュ~
腸内のガスが漏れ出る音がした。
腸が活性化しているのだろう。しっかりと便秘薬が効いている証拠である。
水っぽい音と共に汚い排泄音が後ろの割れ目から何度も何度も漏れ出る。
物凄く臭い、だがそれでいい。
「んっ」
無意識だろうが、踏ん張っている。唇を噛み、目元が若干険しくなっている。
今回使った便秘薬は市販品のものだ。腸内でガスを発生させ、腸を刺激し、活性化させて排便を促すもの。前回の便意我慢ゲームで使ったものと同じタイプだが、今回のは少し刺激の少ないものを使用した。
そのため、本当はしっかりと踏ん張らないと出てこないはずなのだ。あくまで座薬は固まった腸の動きを手助けする程度のものであり、直腸から放出させるのは意識的でないと出来ない。
だが、彼女の便は既に肛門まで差し迫っているのだ。
ちょっとでも力が入れば出てしまうのは当然だろう。
それにプラスして、飲み物に混ぜておいた整腸剤が効いているのだろう。
肛門がぷくりと膨れ上がっては、萎んで、まだ膨れ上がるを繰り返している。
しかし、まだ中の茶色い本体は見えない。
確実に出口付近まで迫ってはいるのだろうが、一方で肛門の筋肉が衰えている為に、それが叶わない。
座薬が刺激しているのは腸の筋肉のみだ。なので肛門の筋肉────肛門括約筋は活性化してる腸に対し力が足りておらず出そうとしては引っ込みを繰り返しているのだ。
一方で、腸内の粘膜は活性化する腸の筋肉によってブチュリブチュリと中から出てくる。
相も変わらず汚らしい音を立てながら、薄茶色の液体が出てくる。
そして、遂に……
ニュルッ
固形の本体が出てきた。色は焦げ茶色で、何日も腸の中に滞在していたことが伺える。おかしいな、便は直射日光は浴びていないはずなのに、なんでこんなに日焼けしているのだろうか。
表面は体液でテカテカしているのに、中はガッチガチなのが見て分かる。
しかし、何だかこの様子を見ているとちょっと嫌がらせをしたくなってしまった。
溢れ出る性癖に耐えられなくなった俺はその顔を見せているブツに対して、少し押し戻したのだ。
硬い、そして、その硬い本体の周りには先程の座薬と同じくねっとりとした粘膜が覆っており、表面はヌメヌメとして、光を反射していた。
「んっ」
押し戻した瞬間、彼女の口から声が声が漏れて、思わず俺は指を離した。
まさか起きてしまったのかと思った。
しかし、どうやら目覚めてはいないようだ。
「んん~、んっ」
夢の中でうなされているのだろうか、はたまた快感を覚えてしまっているのだろうか。
彼女はもぞもぞさせながら更にお尻を突き出すように体制を変えた。まるでこちらの意図を汲み取っているかのようだ。
お尻の穴を見る。
すると、さっき押し戻した頭が再びお目見えしているじゃないか。
どうやら、押し戻しはしたようだが、完全に引っ込んではいないようだ。
今度は邪魔をせずに見守る。
まるで尻尾のように綺麗な1本グソがどんどん生成されていく。見ていて気持ちいいほどだ。そして一定の長さまで伸びると、ミチッという音を立てて切れる。便の繊維一つ一つがハッキリと見える。
そして、更に奥から出てくる。
グリュ、グリュブチュル
硬そうな固形の便が一通り出終えると、便の質が変わった。
ぬるり、ぬるりと出てくるその様はまるでソフトクリームマシンから出てくるソフトクリームのようで、途切れては、また奥から出てくるを繰り返す。ねちっこく、茶色い見た目は便秘で決して健康的とは言えないはずなのに、良質な便に見えてしまう。それこそ、さながらチョコレートソフトのようだった。
もっとこの様子を見ていたかったが、しかし私はいたずらにそっとパンツを上げ、冷えたお尻を隠した。汚れた彼女が見たくなってしまったのだ。
だが、いくらなんでも量が多過ぎだ。相も変わらず何処に仕舞っていたんだと思わせるほどの粘質の便が次から次へと溢れ出てくる。
こうなってくると、もうソフトクリームなどといった可愛らしい言い様では収まならない。
濁流だ。もしくはヘドロだろうか。どちらにせよ、おぞましい光景がそこにあったのは事実だろう。シートの上を津波のように押し寄せ、その範囲を広げていく。
全部出し終わると、彼女の顔はどこかしらスッキリとした表情をしていた。
なんだろうか、見てるこっちもスッキリした。ジリジリと少しずつ出ていくブツに対し、全部出たという達成感は本人に負けず劣らずと言ったところだろうか。まあ、本人に達成感はないのだろうが。
俺は彼女を起こした。まるで驚いたかのように演技して起こした。自分が寝てる間に漏らしたことに気付いた
彼女の初見の様子を見てみたくなったのだ。
我ながらクソみたいなマッチポンプである。
「起きて! 大変だよ!」
目を擦りながら、ふわぁ~と大きな欠伸をしながら彼女は起きた。まるで清々しい朝を迎えたかのようなマイペースぶりだ。
起きたばかりの彼女は、思考が追いついていないのだろう。俺の慌てている演技を見て、徐々に何か起きていることに気づいていく。
すると、自分の股間が濡れていること、そしてやけにお腹がスッキリとしていることに気づいたのだろう。
ふと、下を見やる。
「えっ……」
自分の大きなブツを見た彼女は見た瞬間言葉を失った。
まさか自分が寝てる間に漏らしてしまうなど、思ってもみなかったのだろう。一瞬で眠気が吹き飛んだのが傍から見ても分かってしまった。
すると、彼女は鼻をすすり、震えた声でこう言った。
「ごめん、ごめん、ね……」
そして、泣いてしまった。泣かせてしまった……。
その瞬間、俺は頭の中から性欲の捌け口を作りたいという考えが吹き飛んだ。
どうやら、部屋を汚してしまったこと、俺の性処理に協力出来なかったことなどの要因が襲い、頭の整理が出来なくなってしまい、そして泣いてしまったようだ。
彼女を泣かせてしまったのは、あの便意ゲーム以来2回目である。これには流石に罪悪感が勝ってしまった。
「と、取り敢えず、シャワーで体洗っておいで。後処理はしておくから」
俺はそう言うと彼女を風呂場まで連れて行った。
風呂場まで行くと、少し落ち着いたのか、涙は止まっていたが、まだ頭は混乱しているようで、服を来たまま浴室へ入っていこうとしていた。
流石に俺は彼女の動揺加減が心配になった。和ます感じで少し作り笑いをしながら「いや、服は脱ごうよ」とは言ったものの、内心は俺も動揺していた。
「ごめんね、ごめんね」
彼女はずっとそう言っていた。
シャワーから上がり、綺麗になった彼女に俺は「オムツシートは彼女が踏ん張り始めたのを見て慌てて用意した」「君は悪くない」「寝てる間に出してしまうくらい我慢しててくれてありがとう」とだけ伝えた。寝グソを見たくてこんなことをしてしまったことについては話せなかった。そんな勇気は俺には無かった。
無論、こんな反応になるとは思っていなかったのは事実だ。そういう点では、彼女のことをしっかりと考えてあげられなかった俺には非がある。彼氏失格だ。そうとまで思った。
気づけば俺も「ごめんね」と言っていた。
「なんの事? ごめんねは私の方だよ」
「いや、こんなに我慢させてしまって……」
「ううん。服は汚れてないし、パンツも汚れていいものだから、もういいよ……スッキリもしたし」
弱々しい声で彼女はそう言った。作り笑顔だろうか、どこか悲しげで、しかしサッパリした様子だった。
俺はそんな彼女を見るととてもいたたまれなかった。
そして俺はもう二度と、寝グソを見たいだなんて思わない。そう誓ったのだ。
【4】────────────────────
後日談。
あれから泣き疲れた彼女は服を着替えると直ぐに寝てしまった。俺も片付けを終えると直ぐに眠りについた。
次の日になると彼女はもう昨日のことなど嘘のように元気になっていて、俺を起こしてきた。
どうやら腸内がスッキリして、今度こそ清々しい朝を迎えられたようである。
次の日の俺はまるで奴隷のようだった。
いつもなら半々でお互いのやりたいことをやるのだが、この日に限っては彼女のやりたいことを優先した。彼女の好きなパーティゲームをやったり、昼食も彼女の好きなものを食べた。彼女の好きなラブコメアニメを鑑賞もした。
彼女は楽しそうだった。
だが、俺はどうもその笑顔の裏にはやっぱり俺を許せない心があるのではないかと思ってしまっていた。考えれば考えるほど作り笑顔に見えて仕方なかった。
俺は遂に打ち明けた。
流石に隠したままでは彼女に今まで通り接することが出来ないと思って全部計画を話した。
すると彼女はこう言った。
「何となく気づいてた」
オムツシートが準備良く敷かれていたこと、たまたま汚れてきていいパンツを履くよう言われていたこと。
「ホントにもう良いよ。スッキリしたし」
「ホントに、良いのか?」
「けど、お仕置きとして、次のデート、君の奢りだよ」
俺はホッとした。下手すればまだ根に持っていると思っていたのだ。
「良かったね、私が変態で」
と彼女は俺に言い放った。
この言葉に俺は救われ、そしてより彼女に惚れた。
「但し……」
彼女はその言葉を続ける。
「今後、スカトロプレイをするときはちゃんと私に伝えること」
俺は二つ返事で「分かった」と答えた。
案外呆気なく許してくれたことに驚きだった。だが、それ以上に嬉しかった。彼女がまだ俺を好きでいる、彼氏として認めてくれているという何よりの証拠だったからだ。
そしてこの日を境に彼女にきちんと説明することを条件として、これからもこの関係を保つことを約束してくれたのである。
尚、寝グソの動画に関しては彼女に許しを貰った上で今もオカズにしている。
全く、寝グソは最高だぜ。
珍しく、今日は夜10時を過ぎても俺以外に俺の部屋に人がいた。
無論、その相手とは俺の彼女である。
実は彼女が俺の部屋に泊まりに来ているのだ。
きっかけは彼女が「俺の部屋に泊まりたい」という願望から始まった。
その時は、嬉しくて即座にOKを出したが、何気に身内以外の女性を自分の部屋に泊めるのは彼女が初めてだ。
こんな部屋の何がいいのかと思いたくなるが、彼女がそうしたいのなら俺もそうしたい。
あまり広いとは言えない一人暮らしの部屋に2人、俺達は楽しくゲームしたり、お喋りしたり、映画を見たりしていた。そんな中、彼女がふとこんなことを言い出した。
「今日はしないの?」
何がしたいのかは言及しなかったが、俺には分かった。
スカトロプレイだろう。
その彼女の問いかけに俺は戸惑う。
まさか向こうから逆に誘われるとは思ってもみなかったのだ。どうやら、俺の為に我慢してきたようで、昨日便意があったものの、今日の日の為に堪えてきてくれたたようだ。
伺うと、今も少し便意があるようで、いつもならトイレに直行して便器に齧り付くように座って踏ん張るはずなのだが、俺の指示を待っているようだ。
「明日するつもりだよ」
俺は適当にそう答えた。今も我慢してもらっていると思うと申し訳ないが、今はそのつもりはなったのだ。そう、"今"は。
「なんだか、凄く眠いな……」
彼女は目を擦りながらそう言った。
まあ、それもそうだろう。
だって、彼女が今手にしている飲み物には、予め睡眠薬、整腸剤、利尿薬の3点セットが盛り込まれているのだから。
【2】────────────────────
さて、今回の我が野望を端的に述べよう。
今回のテーマは「寝グソ」だ。
寝ている間の無意識下、本人の気付かぬうちに漏れ出る汚物と起きた時の反応を眺める、それが目的だ。
無論、彼女にはその事を話していない。事情を知らない時のピュアな反応を期待したいのだ。
彼女には騙している感じで悪いが、どうしても俺はそれを見たい欲が抑えられない。
それは俺が普段から「寝グソプレイ」について納得のいかない点が多々あるからだ。
スカトロファンならご存知だとは思うが、「寝グソ」と検索すると、体感6割で寝グソの塗便動画が発掘される。そして、触れるにはあまりにもハードな領域、食弁も中々の頻度でヒットするのだ。
そこで、俺はここでハッキリ言おう、塗って何がいいのかと。
パンツに便がこべり付き、広がっていき、それでお尻が汚れるならまだしも、わざわざ塗って汚れを広げてどこに興奮を覚えればいいのだ。好き勝手しているのを見たいのであれば、時間停止系で浣腸して糞を漏らす奴を見ればいいし、そもそも便塗系は基本作り物の便ばかりなので、興奮が薄れる。
決して俺は糞に塗れた女性を見たい訳では無い。糞をしている女性を見たいのだ。綺麗な女性が踏ん張りながら可愛いお尻をピクピクさせ、見た目に合わないくらいの糞を頑張ってひり出す姿が見たいのだ。そしてそれを恥じらっている姿が見たいのだ。
決して、汚物まみれのセックスが見たいわけでもしたいわけでもないし、汚物で弄びたい訳でもない。
糞を塗るくらいなら泥パックでも塗ってろ。とさえ思う。それくらい塗る行為は俺にとって要らない。それを性癖として捉える人間がいることは分かるが、共感は全くできない。
ちなみに食弁に関しては論外だ。あれは人類には早すぎる領域だ。あんなのを開発した奴は恐らく人間ではないのだろう。恐ろしいな、是非とも彼らによって人類が侵略されない事をここに祈っておこう。
まあ、俺にとってスカトロとはあくまで「眺めるもの」なのだ。便を少し触って見たくなる気持ちも分かるが、我々が手を加えてしまうとそれは「彼女から出たもの」ではなく、「だったもの」になってしまう。
素材のまま味わいたい気持ちをどうかわかって欲しい。いや、便を食べたいとかではなく、そのプレイを堪能したいという意味でだ。
どうやら、こういった部類の性癖は「ライトスカトロジー」というらしい。
話が長くなってしまった。まあ、要するに、だ。
「AVじゃ満足できんから、俺好みの寝グソが見たい」
それだけの話だ。
【3】────────────────────
「眠たいなら横になる? 無理しない方がいいよ?」
もしかしたらこの問いかけは不自然だったかもしれない。あまりにも寝グソを見たい俺は寝る方向に誘導する。
「いや、一緒にまだ遊びたいし……」
だが、彼女はしぶとかった。……いや、そう言うと彼女が悪いような語弊があるので、言い変えよう。
彼女は眠気に対しかなり奮闘していた。
正直な話、俺も遊びたかった。
彼女とわちゃわちゃしながらゲームをしたり、映画を見たりするのは時間感覚が無くなるほど楽しいと感じる。
だが、俺は性欲が抑えきれなかった。
今はそれよりも、「彼女の寝グソが見たい」という気持ちが上回ってしまったのだ。
無論、彼女には悪いとは思っている。
明日は彼女に尽くそう。俺はそう決めた。
「コーヒーちょうだい」
彼女は唐突にそう言った。普段は甘いカフェラテとかが好きなのに、この時に限って彼女はブラックコーヒーを要求してきた。眠気覚ましに敢えてだろう。
俺は直ぐにキッチンへと向かいインスタントのコーヒーを作った。そして彼女に渡すと、グビっとコーヒーを飲み干した。
だが、残念ながらこのコーヒーにも睡眠薬が盛り込まれている。あまり摂取すると体に良くないので、量はさっきよりも少なめだが、余計に眠くなるだろう。
数十分彼女は睡魔と格闘していた。手に持つトランプが時折手の中から零れ落ちたり、コクコクとまるで漫画のワンシーンのように眠そうな素振りを見せていた。
そして、暫くするとバタンと床に倒れ込むようにして、遂には落ちてしまった。
待っていた。これを待っていたんだ。
俺は直ぐに机を片付けて、俺は彼女の寝ている下にいつものオムツシートを敷いた。
心臓はバクバクで、興奮して堪らなかった。
また、睡眠薬が利いているのか、結構音を立て、体を持ち上げたりしたのだが全然起きる気配がしなかった。そこまで強力なものではなく、市販のものなのだが、思った以上に効果を発揮しており、内心びっくりしている。
ゲームもしたかったのだろうし、俺だってゲームはしたいが、それよりもスカトロ欲が勝ってしまったのだ。
今回ばかりは済まないが、許してくれ……。
【3】────────────────────
口から蕩けるように漏れ出る吐息はとにかく可愛らしい。目を瞑っても相も変わらずその美貌は健在で、床に寝そべる姿は彼女の素晴らしいボディラインを更に強調させていた。
寝ている彼女は無防備で、ついつい何かしたくなる。ほっぺをツンツンしたり、プニプニした二の腕を触ったり……そして、スカートを下ろしたくなったり。
俺は彼女の寝グソを見るために、まずはスカートを下ろした。スカートの脱ぎ方が分からず、脱がせるのに少し苦労したがなんとかそのベールを剥ぐと、その中の全貌が顕になる。中にはショーツが履かれているのだが、なんと今日のショーツは薄ピンクのレースものだった。
実は彼女には予め、「汚れてもいいパンツで来るように」伝えていたのだが、まさか1番汚れが目立ちそうなショーツを履いてくるとは思いもしなかった。スカトロAVものでも見て、予習でもしてきたのだろうか……。ありがたいと言えばありがたいが、こんな変態に染まっていっているようでちょっと心配だ。
それにしても一向に起きない。流石にここまでだと「大丈夫か?」とすら心配になってくるほどだ。だが、その寝顔は気持ちよさそうで、今のところ特に苦しそうな気配は感じられない。
ダメだ、これはある意味危険すぎる。俺は睡眠薬を使うのは今日で最初で最後と心に決めた。
そして、そのショーツに指を掛ける。下ろす為に指がお尻を撫でた。柔らかい。つい揉みたくなってしまうが、流石にここは罪悪感が勝ってしまって、手が出なかった。そんなことよりも寝グソが見たい。
さて、彼女には利尿薬を仕込んであるので、何時その効果が現れるかは分からない状態だ。俺はひたすら彼女にの股にカメラを向けてその時を待った。毎度毎度、この時が1番鬱陶しく、それでいて楽しい。デートで待ち合わせをしている気分だ。
ちょっと気になって、俺は彼女の服を捲し上げ、彼女のお腹に手を当てた。中で何かが動いているのが分かる。腸の中で大量の便が蹲っているのだろう。今度は耳も当ててみる。ゴロゴロと音が鳴っており、俺の想像意欲を掻き立てる。
彼女が眠って30分は経っただろうか、遂にその時が来た。
利尿薬の効果が現れたようだ。
本来はデトックス目的て使われる品物だ。体内の老廃物を尿と共に大概へ排出する。紅茶とかに混ぜて飲むやつだ。
それが今、身体に反応を起こさせ、股間からチョロチョロとおしっこが漏れ出させ始めたのである。
線が細いが、一方で今回も量が凄い。寝る前にコーヒーをがぶ飲みしていのもあるが、相変わらず溜め込む癖があるのか、いつまで経っても収まる気がしない。
恐らく、意識していない為か、少しずつ出ているのだろう。放出に勢いがなく、凄く長く時を感じた。
綺麗な割れ目から源泉のように溢れ出る黄金の水。それが身体を伝って小川を形成し、最下流であるシートに流れ込む。
もうカメラが股間に触れてしまうくらいにまでズーム近づき、その光景をカメラ越しにマジマジと眺めた。AVでは確実に映されない距離だ。
やばい、この背徳感が堪らない。
一方で彼女はというと、「んっ」っと色っぽい声を上げながら、気持ちよさげにしており、無意識下でもこんな反応になるんだと、俺は股間をさらに膨らませていた。
夢の中でもトイレしてるのだろうか。まるで漫画みたいじゃないか。朝起きたら自分の股を見てハッとする奴だろうな。
おしっこを出し終えるのを見ると、ショーツをゆっくり上げて半ケツの状態にする。
そして私はいつものやつを取り出した。
そう、座薬である。
浣腸液を使わないのはやはり固形の便を見たいからだ。体液で水っぽくなることがあるとは言え、やはり大便らしく感じるのは下痢のような液体ではなく、ゴロゴロとした塊だと思うのだ。
私は封を剥き、その中に入っている薬を取り出す。
白い流線型のボディ。その弾丸をゆっくりと可愛らしくも見えるお尻の穴に挿入していく。このコルク栓を閉めるような妙な気持ちいい感覚が堪らない。
そしてすっぽりと全体が入り込み、あの白いブツは終ぞ見えなくなった。
だが、異物が突如肛門から混入したことに驚いた筋肉はそれを押し返そうとする。にゅるっと座薬が半分顔を出し、異物を排泄しようとしていた。
だが、無慈悲にも私はそれを押し返す。
再び、座薬は顔を潜めた。このままだと、また出てきてしまうため、今度は指で蓋をする。便秘によって体液が溜まっているのか、ヌルヌルとしていた。
肛門は座薬を押し返そうと必死だったが、無意識の力では大した抵抗にもならず、暫くすると諦めて座薬の腸内への入場を許したのであった。
排便が見えるように、かつ、ショーツに便が盛り上がるのを見られるようにするため、わざとこの状態にしている。
プゥ~、プスゥ
10分以上経っただろうか、ようやく座薬の効果が現れたようで肛門からガスが盛れ始めた。オナラ独特の腐卵臭が俺の鼻をツンと刺激し、思わず「臭い」という言葉を呟く。だが、嫌にはならなかった。
ブブブブゥゥゥ、リュリュ~
腸内のガスが漏れ出る音がした。
腸が活性化しているのだろう。しっかりと便秘薬が効いている証拠である。
水っぽい音と共に汚い排泄音が後ろの割れ目から何度も何度も漏れ出る。
物凄く臭い、だがそれでいい。
「んっ」
無意識だろうが、踏ん張っている。唇を噛み、目元が若干険しくなっている。
今回使った便秘薬は市販品のものだ。腸内でガスを発生させ、腸を刺激し、活性化させて排便を促すもの。前回の便意我慢ゲームで使ったものと同じタイプだが、今回のは少し刺激の少ないものを使用した。
そのため、本当はしっかりと踏ん張らないと出てこないはずなのだ。あくまで座薬は固まった腸の動きを手助けする程度のものであり、直腸から放出させるのは意識的でないと出来ない。
だが、彼女の便は既に肛門まで差し迫っているのだ。
ちょっとでも力が入れば出てしまうのは当然だろう。
それにプラスして、飲み物に混ぜておいた整腸剤が効いているのだろう。
肛門がぷくりと膨れ上がっては、萎んで、まだ膨れ上がるを繰り返している。
しかし、まだ中の茶色い本体は見えない。
確実に出口付近まで迫ってはいるのだろうが、一方で肛門の筋肉が衰えている為に、それが叶わない。
座薬が刺激しているのは腸の筋肉のみだ。なので肛門の筋肉────肛門括約筋は活性化してる腸に対し力が足りておらず出そうとしては引っ込みを繰り返しているのだ。
一方で、腸内の粘膜は活性化する腸の筋肉によってブチュリブチュリと中から出てくる。
相も変わらず汚らしい音を立てながら、薄茶色の液体が出てくる。
そして、遂に……
ニュルッ
固形の本体が出てきた。色は焦げ茶色で、何日も腸の中に滞在していたことが伺える。おかしいな、便は直射日光は浴びていないはずなのに、なんでこんなに日焼けしているのだろうか。
表面は体液でテカテカしているのに、中はガッチガチなのが見て分かる。
しかし、何だかこの様子を見ているとちょっと嫌がらせをしたくなってしまった。
溢れ出る性癖に耐えられなくなった俺はその顔を見せているブツに対して、少し押し戻したのだ。
硬い、そして、その硬い本体の周りには先程の座薬と同じくねっとりとした粘膜が覆っており、表面はヌメヌメとして、光を反射していた。
「んっ」
押し戻した瞬間、彼女の口から声が声が漏れて、思わず俺は指を離した。
まさか起きてしまったのかと思った。
しかし、どうやら目覚めてはいないようだ。
「んん~、んっ」
夢の中でうなされているのだろうか、はたまた快感を覚えてしまっているのだろうか。
彼女はもぞもぞさせながら更にお尻を突き出すように体制を変えた。まるでこちらの意図を汲み取っているかのようだ。
お尻の穴を見る。
すると、さっき押し戻した頭が再びお目見えしているじゃないか。
どうやら、押し戻しはしたようだが、完全に引っ込んではいないようだ。
今度は邪魔をせずに見守る。
まるで尻尾のように綺麗な1本グソがどんどん生成されていく。見ていて気持ちいいほどだ。そして一定の長さまで伸びると、ミチッという音を立てて切れる。便の繊維一つ一つがハッキリと見える。
そして、更に奥から出てくる。
グリュ、グリュブチュル
硬そうな固形の便が一通り出終えると、便の質が変わった。
ぬるり、ぬるりと出てくるその様はまるでソフトクリームマシンから出てくるソフトクリームのようで、途切れては、また奥から出てくるを繰り返す。ねちっこく、茶色い見た目は便秘で決して健康的とは言えないはずなのに、良質な便に見えてしまう。それこそ、さながらチョコレートソフトのようだった。
もっとこの様子を見ていたかったが、しかし私はいたずらにそっとパンツを上げ、冷えたお尻を隠した。汚れた彼女が見たくなってしまったのだ。
だが、いくらなんでも量が多過ぎだ。相も変わらず何処に仕舞っていたんだと思わせるほどの粘質の便が次から次へと溢れ出てくる。
こうなってくると、もうソフトクリームなどといった可愛らしい言い様では収まならない。
濁流だ。もしくはヘドロだろうか。どちらにせよ、おぞましい光景がそこにあったのは事実だろう。シートの上を津波のように押し寄せ、その範囲を広げていく。
全部出し終わると、彼女の顔はどこかしらスッキリとした表情をしていた。
なんだろうか、見てるこっちもスッキリした。ジリジリと少しずつ出ていくブツに対し、全部出たという達成感は本人に負けず劣らずと言ったところだろうか。まあ、本人に達成感はないのだろうが。
俺は彼女を起こした。まるで驚いたかのように演技して起こした。自分が寝てる間に漏らしたことに気付いた
彼女の初見の様子を見てみたくなったのだ。
我ながらクソみたいなマッチポンプである。
「起きて! 大変だよ!」
目を擦りながら、ふわぁ~と大きな欠伸をしながら彼女は起きた。まるで清々しい朝を迎えたかのようなマイペースぶりだ。
起きたばかりの彼女は、思考が追いついていないのだろう。俺の慌てている演技を見て、徐々に何か起きていることに気づいていく。
すると、自分の股間が濡れていること、そしてやけにお腹がスッキリとしていることに気づいたのだろう。
ふと、下を見やる。
「えっ……」
自分の大きなブツを見た彼女は見た瞬間言葉を失った。
まさか自分が寝てる間に漏らしてしまうなど、思ってもみなかったのだろう。一瞬で眠気が吹き飛んだのが傍から見ても分かってしまった。
すると、彼女は鼻をすすり、震えた声でこう言った。
「ごめん、ごめん、ね……」
そして、泣いてしまった。泣かせてしまった……。
その瞬間、俺は頭の中から性欲の捌け口を作りたいという考えが吹き飛んだ。
どうやら、部屋を汚してしまったこと、俺の性処理に協力出来なかったことなどの要因が襲い、頭の整理が出来なくなってしまい、そして泣いてしまったようだ。
彼女を泣かせてしまったのは、あの便意ゲーム以来2回目である。これには流石に罪悪感が勝ってしまった。
「と、取り敢えず、シャワーで体洗っておいで。後処理はしておくから」
俺はそう言うと彼女を風呂場まで連れて行った。
風呂場まで行くと、少し落ち着いたのか、涙は止まっていたが、まだ頭は混乱しているようで、服を来たまま浴室へ入っていこうとしていた。
流石に俺は彼女の動揺加減が心配になった。和ます感じで少し作り笑いをしながら「いや、服は脱ごうよ」とは言ったものの、内心は俺も動揺していた。
「ごめんね、ごめんね」
彼女はずっとそう言っていた。
シャワーから上がり、綺麗になった彼女に俺は「オムツシートは彼女が踏ん張り始めたのを見て慌てて用意した」「君は悪くない」「寝てる間に出してしまうくらい我慢しててくれてありがとう」とだけ伝えた。寝グソを見たくてこんなことをしてしまったことについては話せなかった。そんな勇気は俺には無かった。
無論、こんな反応になるとは思っていなかったのは事実だ。そういう点では、彼女のことをしっかりと考えてあげられなかった俺には非がある。彼氏失格だ。そうとまで思った。
気づけば俺も「ごめんね」と言っていた。
「なんの事? ごめんねは私の方だよ」
「いや、こんなに我慢させてしまって……」
「ううん。服は汚れてないし、パンツも汚れていいものだから、もういいよ……スッキリもしたし」
弱々しい声で彼女はそう言った。作り笑顔だろうか、どこか悲しげで、しかしサッパリした様子だった。
俺はそんな彼女を見るととてもいたたまれなかった。
そして俺はもう二度と、寝グソを見たいだなんて思わない。そう誓ったのだ。
【4】────────────────────
後日談。
あれから泣き疲れた彼女は服を着替えると直ぐに寝てしまった。俺も片付けを終えると直ぐに眠りについた。
次の日になると彼女はもう昨日のことなど嘘のように元気になっていて、俺を起こしてきた。
どうやら腸内がスッキリして、今度こそ清々しい朝を迎えられたようである。
次の日の俺はまるで奴隷のようだった。
いつもなら半々でお互いのやりたいことをやるのだが、この日に限っては彼女のやりたいことを優先した。彼女の好きなパーティゲームをやったり、昼食も彼女の好きなものを食べた。彼女の好きなラブコメアニメを鑑賞もした。
彼女は楽しそうだった。
だが、俺はどうもその笑顔の裏にはやっぱり俺を許せない心があるのではないかと思ってしまっていた。考えれば考えるほど作り笑顔に見えて仕方なかった。
俺は遂に打ち明けた。
流石に隠したままでは彼女に今まで通り接することが出来ないと思って全部計画を話した。
すると彼女はこう言った。
「何となく気づいてた」
オムツシートが準備良く敷かれていたこと、たまたま汚れてきていいパンツを履くよう言われていたこと。
「ホントにもう良いよ。スッキリしたし」
「ホントに、良いのか?」
「けど、お仕置きとして、次のデート、君の奢りだよ」
俺はホッとした。下手すればまだ根に持っていると思っていたのだ。
「良かったね、私が変態で」
と彼女は俺に言い放った。
この言葉に俺は救われ、そしてより彼女に惚れた。
「但し……」
彼女はその言葉を続ける。
「今後、スカトロプレイをするときはちゃんと私に伝えること」
俺は二つ返事で「分かった」と答えた。
案外呆気なく許してくれたことに驚きだった。だが、それ以上に嬉しかった。彼女がまだ俺を好きでいる、彼氏として認めてくれているという何よりの証拠だったからだ。
そしてこの日を境に彼女にきちんと説明することを条件として、これからもこの関係を保つことを約束してくれたのである。
尚、寝グソの動画に関しては彼女に許しを貰った上で今もオカズにしている。
全く、寝グソは最高だぜ。
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