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【赤城ぼたんの学級-二】
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「わたし、ぼたん! つきこちゃんよろしくね」
ひすいに抱かれたぼたんはそう言うと、月子に渡された。
「あたし、アキ! ぼたんちゃんだいすきよ!」
ひすいは、次女のアキを出して、ぼたんに向けてそう言った。
「あたシ、サクラ! みてミテ、おかおケガしちゃっタ」
次に三女の、怪我の跡が痛々しいサクラを出した。
「わたし、つばき。 なかよくしてね……」
四女のつばきはいちばん最後。こっそり出てきた。
人形達は、ひすい以外の人間に、初めて「友好的に」接してもらえて嬉しかった。
それは、ひすいも同じだった。
初めて、お友達に嫌われなくて嬉しかった。
人形たちはひすいの魂の一部をもらっているから。
心は繋がっているのだ。
だから、ひすいが好きになった子は、人形達も好きになった。
……あたしがさっき、何しようとしてたか、知ってる?
……うん。
それでも、好きなの?
うん。
ひすいは月子に唇を奪われた。
人形達にも月子への恋慕が、魂の深いところまで刻み込まれた。
ひすいへの気持ちと同じくらいに。
二人の逢瀬は続いた。
ぼたんが抱いてもらえる時もあれば、アキのときもあった。
頭が壊れてしまったサクラのことも、大事に抱きしめてくれた。
気弱なつばきのことも、エスコートしてくれた。
時に影があって、時に男性的な月子の魅力に、ひすいも、人形たちも虜になった。
ある日。
ひすいが何か、言われた。
──気にすることないよ。
月子が言った。
──それじゃあね。
その後、月子が帰った。
ひすいが何を言われたか、ぼたん達には理解出来なかった。
ひすいは人形ごっこの後、ランドセルに仕舞わずに、お道具箱に押し込んだ。
ごめんね。
もう……天国みたいな学校は、無理みたい。
人形学級、作りたかった。
月子ちゃんのこと、おねがい。
……ばいばい。
泣いていた……ように見えた。
「ひすいちゃん! ひすいちゃん!」
ぼたんは、追いかけたかった。
何か、とても嫌な予感がして。
でもそれは、永遠に叶わなかった。
それから、持ち主は月子に変わった。
ひすいに会いたかったけれど、月子も同じように愛してくれた。
「月子ちゃん、大好き!」
胸の網目にとても大きな穴が空いてしまったみたいで、そう言っていないと、なんだかその穴に風が吹き抜けるみたいで、心が心底冷えてしまいそうで。
怖かった。
そして、それは月子も同じようだった。
ひすいがいなくなってしまった穴は、どんな女の子と寝ても埋まらないようだった。
そしてそれは、最悪の形で月子に襲いかかった。
パルコの袋に詰められ、長い階段を登って、フェンスを登って、九階建ての茶色い建物の端に立った、月子の腕の中にいた時。
「はいはーい。みなさん、こんにちは」
月子の後ろから声がした。
「いまから、みんなに魔法をかけるよ」
とても懐かしい声だ。
「そしたら、みんなをわたしの学校にご招待!」
「あなたの学校?」
「そう、出来たの! 天国みたいな学校、『人形学級』が!」
ぼたんはハッとして、袋から顔を出す。
翡翠色の長いウェーブの髪に、緑の目。
色は違うけど……
「ひすいちゃん! 会いたかった、会いたかったよ!」
二十一歳のひすいは、にっこり微笑んだ。
「ほんとの先生みたい、ひすいちゃん! とっても素敵!」
「ありがとう、ありがとうみんな!」
ひすいはちょんちょん、と紙袋の中のぼたんの頭を撫でた。
「みんな、月子ちゃんのことも、連れて来てあげてね! ……それじゃ、また!」
とん。
笑顔のひすいが、月子を押した。
屋上のひすいがみるみる小さくなる。
すると、どういう訳か、身体が動くことに気付いた。
姉妹達も気付いたようで、パルコの袋から出てきた。
「待ってたよ! 私たちの先生がお待ちです」
「そうよ! 月子先生を、ずっとずっと待ってたのよ?」
「せんせいノ、とってもすきなヒト」
「……わたしたちの学校……人形学級へ」
「さあさあ、ご案内!」
ぼたんが叫んだ。
ごきゃっ。
下をたまたま同じ大学に通っていた女子学生が歩いていて。
たまたま月子と激突したけど。
そんなことは大した問題ではなかった。
大好きな月子と、大好きなひすいと、ずっと一緒に居られる。
それも憧れていた人間になって。
この先ずっと、ずっと一緒にいられるのだから。
……
気がつくと、四姉妹はひすいの「生徒」として、席に着いていた。
どうやらどこかの教室にいるみたい。
ううん、「どこかの」じゃない。
ここは、五年二組だ。
あの、小平にある、五年二組だ。
周りを見回す。
みんな、自分の手を見て、それから顔をぺたぺた触っている。
「私……」
「人間に……?」
「なっチャってる?」
「……もしかして……」
そして、お互いの顔を見合って笑った。
「あんた、なにそのポニーテール! 長すぎよ」
「なによ、ツーサイドアップなんかにして、気取って!」
「はハは、つばキのおだんご、うケルー」
「うう……サクラだって、その傷、変なの──」
ぴたり。
サクラが笑うのを止めた。
「だめだよ、つばき。そんなこと言っちゃあ!」
ぼたんは、失言をした末の妹を叱った。
「いいノ、いイの、気にしてないナイ」
けらけらと、サクラは焦点の合ってない目で笑う。
サクラの傷は、四人全員の心の傷だった。
その時。
「離して! 離してよっ」
聞き覚えのある声がした。
がらっ。
勢いよくドアが開く。
「きゃあっ」
のっぺらぼうの人形二人が、教室に二十一歳の白鳥萌を、悲鳴と共に投げ込んだ。
「ア!」
サクラが席を立った。
まるで宝物を見つけたような嬉しそうな顔で。
「何ここ……学校? なによ、あんた達」
擦り傷だらけの萌が殺気立った。
「あノ時の……みぃーツけタ」
にまあ。
にたにた嗤いながら、サクラが近づいて、顔の傍でしゃがみこむ。
「……なに? あんた、ちょっと、キモいんだけど!」
「あタシの、こと。覚エてナイの?」
びしっ。
「あうっ」
頬を思いっきりはたいた。
「何すんのよこの糞ガキ!」
けたけたけた。
サクラは尚も嗤った。
「お姉ちャん、コイつ、もらっテモいい?」
この女は、大切な妹を、壊した。
ひすいちゃんを死に追いやった。
月子ちゃんを泣かせた。
──許せない。ぜったいに。
「いいよ。良かったね、ペットだよ、サクラ」
「え」
萌が青ざめていく。
「ひひヒ、やったァ、あたシ、きょうカラ、イキモのがかりー」
サクラは斜視の目を思いっきり近づけて、にひひと笑った。
「いや、やめて、いやあ!」
サクラは五年生とはとても思えない「片手だけ」で萌の首根っこを掴むと、廊下に出ていった。
静かになった所で、「のっぺらぼうくん」がぼたんに耳打ちした。
──ひすいちゃんの死を無かったことにした悪い悪い先生が、学校に居ますよ。
そう。
ぼたんは了承した。
「行くよ、みんな。お仕置の時間だ」
「あら、それ、あたしがやりたいわ!」
「……思いっきり、苦しめる……」
多少逃げたけど、簡単に捕まえられた。
たしか、黒木先生、だったっけ。
のっぺらぼうくんが、十センチくらいの釘とトンカチを持ってきた。
「あんた達、押さえてて。顔、上向けさせて」
「動いちゃダメよ?」
「……もう、逃げられないよ……」
やめて、やめて。
消え入りそうな声で震えていた。
構わず鼻の穴に釘を差し込んで──
やめて──
がんっ。
思いっきりトンカチを叩いた。
三人は、教室に戻ってきた。
これで、準備は万端。
サクラも帰ってきた。
後は、愛しい愛しい二人の先生を待つだけ。
「早く来ないかなー!」
「アノ女のヒメイ、聞かせタかったナー」
「それは……ドン引きされる……だけ」
「それもそうね!」
あははは。
あははは。
がらっ。
教室の扉が開いた。
ずっと待っていた、灰島月子先生が、立っていた。
ひすいに抱かれたぼたんはそう言うと、月子に渡された。
「あたし、アキ! ぼたんちゃんだいすきよ!」
ひすいは、次女のアキを出して、ぼたんに向けてそう言った。
「あたシ、サクラ! みてミテ、おかおケガしちゃっタ」
次に三女の、怪我の跡が痛々しいサクラを出した。
「わたし、つばき。 なかよくしてね……」
四女のつばきはいちばん最後。こっそり出てきた。
人形達は、ひすい以外の人間に、初めて「友好的に」接してもらえて嬉しかった。
それは、ひすいも同じだった。
初めて、お友達に嫌われなくて嬉しかった。
人形たちはひすいの魂の一部をもらっているから。
心は繋がっているのだ。
だから、ひすいが好きになった子は、人形達も好きになった。
……あたしがさっき、何しようとしてたか、知ってる?
……うん。
それでも、好きなの?
うん。
ひすいは月子に唇を奪われた。
人形達にも月子への恋慕が、魂の深いところまで刻み込まれた。
ひすいへの気持ちと同じくらいに。
二人の逢瀬は続いた。
ぼたんが抱いてもらえる時もあれば、アキのときもあった。
頭が壊れてしまったサクラのことも、大事に抱きしめてくれた。
気弱なつばきのことも、エスコートしてくれた。
時に影があって、時に男性的な月子の魅力に、ひすいも、人形たちも虜になった。
ある日。
ひすいが何か、言われた。
──気にすることないよ。
月子が言った。
──それじゃあね。
その後、月子が帰った。
ひすいが何を言われたか、ぼたん達には理解出来なかった。
ひすいは人形ごっこの後、ランドセルに仕舞わずに、お道具箱に押し込んだ。
ごめんね。
もう……天国みたいな学校は、無理みたい。
人形学級、作りたかった。
月子ちゃんのこと、おねがい。
……ばいばい。
泣いていた……ように見えた。
「ひすいちゃん! ひすいちゃん!」
ぼたんは、追いかけたかった。
何か、とても嫌な予感がして。
でもそれは、永遠に叶わなかった。
それから、持ち主は月子に変わった。
ひすいに会いたかったけれど、月子も同じように愛してくれた。
「月子ちゃん、大好き!」
胸の網目にとても大きな穴が空いてしまったみたいで、そう言っていないと、なんだかその穴に風が吹き抜けるみたいで、心が心底冷えてしまいそうで。
怖かった。
そして、それは月子も同じようだった。
ひすいがいなくなってしまった穴は、どんな女の子と寝ても埋まらないようだった。
そしてそれは、最悪の形で月子に襲いかかった。
パルコの袋に詰められ、長い階段を登って、フェンスを登って、九階建ての茶色い建物の端に立った、月子の腕の中にいた時。
「はいはーい。みなさん、こんにちは」
月子の後ろから声がした。
「いまから、みんなに魔法をかけるよ」
とても懐かしい声だ。
「そしたら、みんなをわたしの学校にご招待!」
「あなたの学校?」
「そう、出来たの! 天国みたいな学校、『人形学級』が!」
ぼたんはハッとして、袋から顔を出す。
翡翠色の長いウェーブの髪に、緑の目。
色は違うけど……
「ひすいちゃん! 会いたかった、会いたかったよ!」
二十一歳のひすいは、にっこり微笑んだ。
「ほんとの先生みたい、ひすいちゃん! とっても素敵!」
「ありがとう、ありがとうみんな!」
ひすいはちょんちょん、と紙袋の中のぼたんの頭を撫でた。
「みんな、月子ちゃんのことも、連れて来てあげてね! ……それじゃ、また!」
とん。
笑顔のひすいが、月子を押した。
屋上のひすいがみるみる小さくなる。
すると、どういう訳か、身体が動くことに気付いた。
姉妹達も気付いたようで、パルコの袋から出てきた。
「待ってたよ! 私たちの先生がお待ちです」
「そうよ! 月子先生を、ずっとずっと待ってたのよ?」
「せんせいノ、とってもすきなヒト」
「……わたしたちの学校……人形学級へ」
「さあさあ、ご案内!」
ぼたんが叫んだ。
ごきゃっ。
下をたまたま同じ大学に通っていた女子学生が歩いていて。
たまたま月子と激突したけど。
そんなことは大した問題ではなかった。
大好きな月子と、大好きなひすいと、ずっと一緒に居られる。
それも憧れていた人間になって。
この先ずっと、ずっと一緒にいられるのだから。
……
気がつくと、四姉妹はひすいの「生徒」として、席に着いていた。
どうやらどこかの教室にいるみたい。
ううん、「どこかの」じゃない。
ここは、五年二組だ。
あの、小平にある、五年二組だ。
周りを見回す。
みんな、自分の手を見て、それから顔をぺたぺた触っている。
「私……」
「人間に……?」
「なっチャってる?」
「……もしかして……」
そして、お互いの顔を見合って笑った。
「あんた、なにそのポニーテール! 長すぎよ」
「なによ、ツーサイドアップなんかにして、気取って!」
「はハは、つばキのおだんご、うケルー」
「うう……サクラだって、その傷、変なの──」
ぴたり。
サクラが笑うのを止めた。
「だめだよ、つばき。そんなこと言っちゃあ!」
ぼたんは、失言をした末の妹を叱った。
「いいノ、いイの、気にしてないナイ」
けらけらと、サクラは焦点の合ってない目で笑う。
サクラの傷は、四人全員の心の傷だった。
その時。
「離して! 離してよっ」
聞き覚えのある声がした。
がらっ。
勢いよくドアが開く。
「きゃあっ」
のっぺらぼうの人形二人が、教室に二十一歳の白鳥萌を、悲鳴と共に投げ込んだ。
「ア!」
サクラが席を立った。
まるで宝物を見つけたような嬉しそうな顔で。
「何ここ……学校? なによ、あんた達」
擦り傷だらけの萌が殺気立った。
「あノ時の……みぃーツけタ」
にまあ。
にたにた嗤いながら、サクラが近づいて、顔の傍でしゃがみこむ。
「……なに? あんた、ちょっと、キモいんだけど!」
「あタシの、こと。覚エてナイの?」
びしっ。
「あうっ」
頬を思いっきりはたいた。
「何すんのよこの糞ガキ!」
けたけたけた。
サクラは尚も嗤った。
「お姉ちャん、コイつ、もらっテモいい?」
この女は、大切な妹を、壊した。
ひすいちゃんを死に追いやった。
月子ちゃんを泣かせた。
──許せない。ぜったいに。
「いいよ。良かったね、ペットだよ、サクラ」
「え」
萌が青ざめていく。
「ひひヒ、やったァ、あたシ、きょうカラ、イキモのがかりー」
サクラは斜視の目を思いっきり近づけて、にひひと笑った。
「いや、やめて、いやあ!」
サクラは五年生とはとても思えない「片手だけ」で萌の首根っこを掴むと、廊下に出ていった。
静かになった所で、「のっぺらぼうくん」がぼたんに耳打ちした。
──ひすいちゃんの死を無かったことにした悪い悪い先生が、学校に居ますよ。
そう。
ぼたんは了承した。
「行くよ、みんな。お仕置の時間だ」
「あら、それ、あたしがやりたいわ!」
「……思いっきり、苦しめる……」
多少逃げたけど、簡単に捕まえられた。
たしか、黒木先生、だったっけ。
のっぺらぼうくんが、十センチくらいの釘とトンカチを持ってきた。
「あんた達、押さえてて。顔、上向けさせて」
「動いちゃダメよ?」
「……もう、逃げられないよ……」
やめて、やめて。
消え入りそうな声で震えていた。
構わず鼻の穴に釘を差し込んで──
やめて──
がんっ。
思いっきりトンカチを叩いた。
三人は、教室に戻ってきた。
これで、準備は万端。
サクラも帰ってきた。
後は、愛しい愛しい二人の先生を待つだけ。
「早く来ないかなー!」
「アノ女のヒメイ、聞かせタかったナー」
「それは……ドン引きされる……だけ」
「それもそうね!」
あははは。
あははは。
がらっ。
教室の扉が開いた。
ずっと待っていた、灰島月子先生が、立っていた。
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