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第一話 ショタジジイ、同性同士の初体験
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「つまり儂らに、稚児になれ、と」
口に出すのもおぞましかったが、ジロが問うと彼は頷いた。ジロは声にならない悲鳴を上げた。まさか男とそんなこと、今までの人生で考えたこともなかった。この場からどう逃げたらいいのか、ジロは頭を巡らせた。もう一度、イチと協力すればなんとなるのではないだろうか。しかし相手は不思議な力を使う神様だ。さっきも簡単に捕まった。どうしたらよいのだろうか。
青ざめ黙り込むジロの隣でイチは言う。
「…気持ちよく、してくれるんじゃな?」
「もちろん。あくまでもお礼だからね」
ジロが驚いて隣を見ると、満更でもないイチが男を見ていた。その顔面が興味津津と言っていた。青い顔で引くジロに、気づいたイチは必死に弁解した。
「なんじゃ、ジロ!だって、もう何年そういうことをしてないと思っとるんじゃ、こちとら105歳じゃぞ!よーくオキツネサマを見てみろ、女に見えないこともない。な?やってやれないことはないと思う。な?久しぶりの性交じゃぞ?やってやれないことはない!」
「お前…2回言った。昔からそうじゃ!そうやって勢いで突っ走って何度も怪我しとったじゃろ!」
「そうだったかの?記憶が、曖昧じゃのぉ~」
「都合よくボケを再発させとる」
「長い年月生きとれば、こんなこともあるんじゃないかの?」
イチはジロに向かって親指を立てた。オキツネサマは二人のやり取りを見てくすくすと笑う。
「そうだね、イチは好奇心旺盛で、どんなことも臆せずに挑戦していたね。それをジロは冷静に優しく見守っていた…そんな二人が、俺は大好きだったよ」
イチとジロは二人、顔を見合わせて赤らめた。オキツネサマはイチに歩み寄る。
「ジロは、イチを見てしたくなったら教えてね。まずはイチ。気持ちよくなろうか。口で抜いてあげようかな。いきなりお尻は怖いよね」
イチは何度も頷いた。お尻を使わないことに安心したのか、肩の力を抜いてオキツネサマに体を預ける。イチを膝に乗せたオキツネサマはイチの唇に唇を重ねた。音を立てて何度も口づけ、唇を舌でなぞる。イチは唇を開き、音を立てて舌を絡めた。
「ん、んん、はむ、ぅ、ん…」
じゃぷじゃぷと唾液の絡む音が、何もない空間に響く。気づけばイチはオキツネサマに腰を押しつけながら強くしがみついていた。意識をしているのかいないのか、カクカクとイチの腰が揺れ動いている。目の前で繰り広げられる痴態に、ジロはコクンと唾を飲んだ。
口に出すのもおぞましかったが、ジロが問うと彼は頷いた。ジロは声にならない悲鳴を上げた。まさか男とそんなこと、今までの人生で考えたこともなかった。この場からどう逃げたらいいのか、ジロは頭を巡らせた。もう一度、イチと協力すればなんとなるのではないだろうか。しかし相手は不思議な力を使う神様だ。さっきも簡単に捕まった。どうしたらよいのだろうか。
青ざめ黙り込むジロの隣でイチは言う。
「…気持ちよく、してくれるんじゃな?」
「もちろん。あくまでもお礼だからね」
ジロが驚いて隣を見ると、満更でもないイチが男を見ていた。その顔面が興味津津と言っていた。青い顔で引くジロに、気づいたイチは必死に弁解した。
「なんじゃ、ジロ!だって、もう何年そういうことをしてないと思っとるんじゃ、こちとら105歳じゃぞ!よーくオキツネサマを見てみろ、女に見えないこともない。な?やってやれないことはないと思う。な?久しぶりの性交じゃぞ?やってやれないことはない!」
「お前…2回言った。昔からそうじゃ!そうやって勢いで突っ走って何度も怪我しとったじゃろ!」
「そうだったかの?記憶が、曖昧じゃのぉ~」
「都合よくボケを再発させとる」
「長い年月生きとれば、こんなこともあるんじゃないかの?」
イチはジロに向かって親指を立てた。オキツネサマは二人のやり取りを見てくすくすと笑う。
「そうだね、イチは好奇心旺盛で、どんなことも臆せずに挑戦していたね。それをジロは冷静に優しく見守っていた…そんな二人が、俺は大好きだったよ」
イチとジロは二人、顔を見合わせて赤らめた。オキツネサマはイチに歩み寄る。
「ジロは、イチを見てしたくなったら教えてね。まずはイチ。気持ちよくなろうか。口で抜いてあげようかな。いきなりお尻は怖いよね」
イチは何度も頷いた。お尻を使わないことに安心したのか、肩の力を抜いてオキツネサマに体を預ける。イチを膝に乗せたオキツネサマはイチの唇に唇を重ねた。音を立てて何度も口づけ、唇を舌でなぞる。イチは唇を開き、音を立てて舌を絡めた。
「ん、んん、はむ、ぅ、ん…」
じゃぷじゃぷと唾液の絡む音が、何もない空間に響く。気づけばイチはオキツネサマに腰を押しつけながら強くしがみついていた。意識をしているのかいないのか、カクカクとイチの腰が揺れ動いている。目の前で繰り広げられる痴態に、ジロはコクンと唾を飲んだ。
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