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第14話
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どうせ、反省の色など見えず、いつも通りの軽い態度で笑うのだろう。
『どーしたの?オガミン。机に突っ伏しちゃってさぁ。具合悪いの?』
「具合でも悪いのか、尾上」
頭の上から降ってきた声に、ドキリと心臓が跳ねる。
勢いよく、ガバッと顔をあげた。
「くが!…………じゃなくて、なんだよ。大山かよ」
見上げた相手は、待ちわびている試合相手ではなかった。
紛らわしい。
「お前ね、そんなにあからさまにガッカリしなくてもいいんじゃね。地味に傷つくからね」
「は?してねぇーよ」
「無自覚ですかー。お前、俺が飼ってるワンコそっくりだったぞ」
犬呼ばわりかよ。
犬種が気になるところだが、ワンコっていうくらいだからなぁ……。
シェパードやドーベルマンくらいにカッコイイなら、犬呼ばわりでも悪い気はしねぇーかもだけど。
いや。まて、お前寮生だよな?
えっと、実家で飼ってるイヌってことか?
「いや、寮で」
マジか。
いや、でも大山ならやりそーだわ。
寮母さんがいい人でよかったね。
「そんで?相棒が休みだからって暇してんの?」
「別に相棒じゃねぇーし……」
それどころか、トモダチでもないって事が先日発覚して落ち込んでますがなにか?
机に突っ伏して、あーとかうーと唸ると、マジで心配された。
「なんだよ、久賀ちゃんと喧嘩中か?仕方ねぇーな。おまえ等がギスギスしてるとクラスの空気が悪くなりそうだからな。一年二ホームのベストふれぇぇーんズのためだ。昼飯食べるついでに、相談乗ってやるぜ」
「大山。お前」
親指立てて良い笑顔を向けてくる友人を見上げ、深い友情に感動する。
コレだよ。無償の優しさ。久賀に足りてないのはコレだよコレ。
しかし、久賀と俺がベストフレンドとか……笑える。
やっぱりみんな、あの男に騙されてるんだよな。うん。
「サンキュー、大山。ちょっと気持ち浮上した」
「おう。気にすんな。学食奢ってくれたらそれでいいぜぃ」
爽やかな笑みのまま発せられたセリフに、ズゴンと撃沈。
机に額を強に打ち付けた。いてぇな。
「おーやまぁぁ。俺の心はいま激しく抉られたぞ」
取引がないと、人は何も得られないんでしょうか?
多分、大山のは軽い冗談だったんだろーけど、いちいちネガティブになる。
それも、これも、あれも、どれも、全部。
「くがのばかやろー」
「なんでそこで久賀になるかなぁ?やっぱワンコだよな、お前」
呆れた声に反応する気力も湧かない。
三日。三日、会ってないんだ。
屈辱的な目にあわされ、冷たい言葉で心を傷つけられた。
怒りはふつふつと煮えたぎっていたはずなのに、たった三日……いや、正確には二日と半日で、怒りよりも不安と寂しさとつまらなさが上回る。
なんかあったのかなぁ。まさか、客とトラブったとか……?
あのクソでかい態度の、軽薄で礼儀知らずなヤツは、人の神経を逆なでする天才だ。
この間のやりとりで、イヤってほど思い知らされたし……まさか、まさか!どっかに閉じこめられてたり、コンクリ詰めで湾に沈められたりしてたり?
うわぁ。どーしよう……。と、普通なら風邪を引いたのか?なんて考えが浮かびそうなのだが、後で冷静になって振り返ってみれば、この時の俺は明らかに間違った方向に思考を巡らせ、勝手にハラハラドキドキしていた。
想像力が豊かなのは、果たして若さ故か、はたまたちょっぴりお馬鹿さんだからなのか。真実は知りたくない。残酷だから。
…………どうせ後者だよ。言われなくともわかってる。
「おーい。なに百面相してんだよ、尾上」
「は」
「いや、「は」じゃねぇから。お前、マジで大丈夫か?」
大山は、顔色を赤や青に変えている友人を冗談抜きで心配してくれた。
ああ、やっぱ、コレが友情だ。
感情の起伏が激しいのは、あの日の出来事が消化できていないからだろうか。
「爪の垢煎じて飲ませる」
「はぁ?俺に?」
「いや、お前の」
爪の垢を久賀にね、と声には出さず心で呟く。
大山は頭上に見えないハテナを浮かべながら首を傾げた。
気にするなと手を振ると、訝しげな顔をしながらも彼は「おう」と返事をした。
ぽつりと空いたままの席に視線を移動させた。
記憶の中の後ろ姿が浮かんでくる。
赤い髪から覗く首や、形の良い耳。
机についた肘と、顎を支える掌。
カリカリと音を立てながら、シャーペンがノートの上を移動する。
落書きしてるのかと思いきや、以外と真面目に黒板の内容をノートにうつしていたりする。
いつの間にか、見慣れてしまった後ろ姿。
頭の中に、こんなにハッキリと思い描ける後ろ姿。
なぁ。なんで来ないんだよ。
「メールひとつくらい寄越せよな」
それは無意識に零れ落ちていた。
「なに、久賀ちゃんからメールが返ってこねぇの?メール返せないくらい体調悪いんでしょーかね。三日も休んでるしさ。タチ悪い風邪でもひいたかな。インフルとか」
今はまだ10月の終わりです。インフルエンザが猛威をふるうにはちと早い。
『どーしたの?オガミン。机に突っ伏しちゃってさぁ。具合悪いの?』
「具合でも悪いのか、尾上」
頭の上から降ってきた声に、ドキリと心臓が跳ねる。
勢いよく、ガバッと顔をあげた。
「くが!…………じゃなくて、なんだよ。大山かよ」
見上げた相手は、待ちわびている試合相手ではなかった。
紛らわしい。
「お前ね、そんなにあからさまにガッカリしなくてもいいんじゃね。地味に傷つくからね」
「は?してねぇーよ」
「無自覚ですかー。お前、俺が飼ってるワンコそっくりだったぞ」
犬呼ばわりかよ。
犬種が気になるところだが、ワンコっていうくらいだからなぁ……。
シェパードやドーベルマンくらいにカッコイイなら、犬呼ばわりでも悪い気はしねぇーかもだけど。
いや。まて、お前寮生だよな?
えっと、実家で飼ってるイヌってことか?
「いや、寮で」
マジか。
いや、でも大山ならやりそーだわ。
寮母さんがいい人でよかったね。
「そんで?相棒が休みだからって暇してんの?」
「別に相棒じゃねぇーし……」
それどころか、トモダチでもないって事が先日発覚して落ち込んでますがなにか?
机に突っ伏して、あーとかうーと唸ると、マジで心配された。
「なんだよ、久賀ちゃんと喧嘩中か?仕方ねぇーな。おまえ等がギスギスしてるとクラスの空気が悪くなりそうだからな。一年二ホームのベストふれぇぇーんズのためだ。昼飯食べるついでに、相談乗ってやるぜ」
「大山。お前」
親指立てて良い笑顔を向けてくる友人を見上げ、深い友情に感動する。
コレだよ。無償の優しさ。久賀に足りてないのはコレだよコレ。
しかし、久賀と俺がベストフレンドとか……笑える。
やっぱりみんな、あの男に騙されてるんだよな。うん。
「サンキュー、大山。ちょっと気持ち浮上した」
「おう。気にすんな。学食奢ってくれたらそれでいいぜぃ」
爽やかな笑みのまま発せられたセリフに、ズゴンと撃沈。
机に額を強に打ち付けた。いてぇな。
「おーやまぁぁ。俺の心はいま激しく抉られたぞ」
取引がないと、人は何も得られないんでしょうか?
多分、大山のは軽い冗談だったんだろーけど、いちいちネガティブになる。
それも、これも、あれも、どれも、全部。
「くがのばかやろー」
「なんでそこで久賀になるかなぁ?やっぱワンコだよな、お前」
呆れた声に反応する気力も湧かない。
三日。三日、会ってないんだ。
屈辱的な目にあわされ、冷たい言葉で心を傷つけられた。
怒りはふつふつと煮えたぎっていたはずなのに、たった三日……いや、正確には二日と半日で、怒りよりも不安と寂しさとつまらなさが上回る。
なんかあったのかなぁ。まさか、客とトラブったとか……?
あのクソでかい態度の、軽薄で礼儀知らずなヤツは、人の神経を逆なでする天才だ。
この間のやりとりで、イヤってほど思い知らされたし……まさか、まさか!どっかに閉じこめられてたり、コンクリ詰めで湾に沈められたりしてたり?
うわぁ。どーしよう……。と、普通なら風邪を引いたのか?なんて考えが浮かびそうなのだが、後で冷静になって振り返ってみれば、この時の俺は明らかに間違った方向に思考を巡らせ、勝手にハラハラドキドキしていた。
想像力が豊かなのは、果たして若さ故か、はたまたちょっぴりお馬鹿さんだからなのか。真実は知りたくない。残酷だから。
…………どうせ後者だよ。言われなくともわかってる。
「おーい。なに百面相してんだよ、尾上」
「は」
「いや、「は」じゃねぇから。お前、マジで大丈夫か?」
大山は、顔色を赤や青に変えている友人を冗談抜きで心配してくれた。
ああ、やっぱ、コレが友情だ。
感情の起伏が激しいのは、あの日の出来事が消化できていないからだろうか。
「爪の垢煎じて飲ませる」
「はぁ?俺に?」
「いや、お前の」
爪の垢を久賀にね、と声には出さず心で呟く。
大山は頭上に見えないハテナを浮かべながら首を傾げた。
気にするなと手を振ると、訝しげな顔をしながらも彼は「おう」と返事をした。
ぽつりと空いたままの席に視線を移動させた。
記憶の中の後ろ姿が浮かんでくる。
赤い髪から覗く首や、形の良い耳。
机についた肘と、顎を支える掌。
カリカリと音を立てながら、シャーペンがノートの上を移動する。
落書きしてるのかと思いきや、以外と真面目に黒板の内容をノートにうつしていたりする。
いつの間にか、見慣れてしまった後ろ姿。
頭の中に、こんなにハッキリと思い描ける後ろ姿。
なぁ。なんで来ないんだよ。
「メールひとつくらい寄越せよな」
それは無意識に零れ落ちていた。
「なに、久賀ちゃんからメールが返ってこねぇの?メール返せないくらい体調悪いんでしょーかね。三日も休んでるしさ。タチ悪い風邪でもひいたかな。インフルとか」
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