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ベニー・バールレッド
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俺はベニー・バールレッド
侯爵家の三男で明日から学園に通うことになっている。
バールレッド家は代々剣で功績をあげてきた。親父も元騎士団長で今騎士団の団員を指導している。
俺には夢がある。
今は誰にも言っていないが、とある公爵家の護衛騎士になることだ!
まぁ、その為の根回しは少しずつ進めている。
兄貴たちはそれぞれ自領にいたり、騎士団にいたりと活躍しているし、弟たちもいるから家は安泰だろう。だから俺は自分のやりたい事をやるつもりだ!
俺が護衛騎士にと望んでいる公爵家は少し変わっていると言う噂だが、実際に関わっている俺から見ると少し変わっているどころか、ヤベー奴等の集まりだ。
正直公爵家で働いてる奴等も等しくヤバ目だったりする。
将来の職場環境としては不安を覚えるが、俺には何としてもそこで働きたい理由があるんだ!
そのヤバい公爵家に咲く一輪の花。
清楚で美しい姿は凛としていて、一本の綺麗な菖蒲のような佇まいのそのお方の為だ。
その方の側でお守りすると決めたその日から俺は変わった!
惰性で続けていた剣の鍛練も自ら進んでやるようになったし、それに加えて柔術なども始めた。
今は兄や父の足元にも及ばないが、鍛練を続けていつか立派な騎士になって見せる!!
あの変な公爵家からあの方を守るんだ!
何せあの方の周りにはとんでもない爆弾がいる。
その爆弾が爆発すればその方が巻き沿いになるのは必死だ…。
だから俺は見張っているんだ。
あの爆弾娘の
アリス・リネンブルグを!!!!!!
俺の親父とアリスの父親が仲が良いのもあって、アリスとは幼い頃からしょっちゅう遊んでいた。
ずっと側にいるから分かる。
ハッキリ言ってアイツは危険だ!
まだ覚醒してなさそうだが、これからヤバくなりそうな気配がプンプンするんだ。
俺の勘だかな…。
以前その片鱗を見たんだが、俺の妹が生まれた時に、妹に会いに来たんだ。
その時のアイツの妹を見る目!!!
目の奥に狂喜を見た気がした。
しきりにハンカチで口許を覆ってた行動も少しおかしかったし、何故かその仕草を見るたびに悪寒が走った。
俺の勘が言っている。
妹とこいつを二人きりにしてはいけないと!
あの日はアイツと妹を二人きりにしないようにずっと見張ってたっけ…。
俺の可愛い妹に手出しはさせんぞっ!
そんなアイツからあの方を守れるのは俺しかいないんだ。
そう、俺の初恋の人…
アリス・リネンブルグの侍女
リサ・マーニュ
あぁ、リサさん!
貴方は俺が必ず守って見せますから!
俺が成長するまで待っててください!!
恋は盲目とは良く言ったもので、
少年の目にはリサが聖母マリアのように写ってしまっていた。
少年のリサ以外の考察は素晴らしいのだが、公爵家のヤバい奴ベスト5に入ってしまうリサの奇行に少年が気づく事は無かった。
アーメン…。
侯爵家の三男で明日から学園に通うことになっている。
バールレッド家は代々剣で功績をあげてきた。親父も元騎士団長で今騎士団の団員を指導している。
俺には夢がある。
今は誰にも言っていないが、とある公爵家の護衛騎士になることだ!
まぁ、その為の根回しは少しずつ進めている。
兄貴たちはそれぞれ自領にいたり、騎士団にいたりと活躍しているし、弟たちもいるから家は安泰だろう。だから俺は自分のやりたい事をやるつもりだ!
俺が護衛騎士にと望んでいる公爵家は少し変わっていると言う噂だが、実際に関わっている俺から見ると少し変わっているどころか、ヤベー奴等の集まりだ。
正直公爵家で働いてる奴等も等しくヤバ目だったりする。
将来の職場環境としては不安を覚えるが、俺には何としてもそこで働きたい理由があるんだ!
そのヤバい公爵家に咲く一輪の花。
清楚で美しい姿は凛としていて、一本の綺麗な菖蒲のような佇まいのそのお方の為だ。
その方の側でお守りすると決めたその日から俺は変わった!
惰性で続けていた剣の鍛練も自ら進んでやるようになったし、それに加えて柔術なども始めた。
今は兄や父の足元にも及ばないが、鍛練を続けていつか立派な騎士になって見せる!!
あの変な公爵家からあの方を守るんだ!
何せあの方の周りにはとんでもない爆弾がいる。
その爆弾が爆発すればその方が巻き沿いになるのは必死だ…。
だから俺は見張っているんだ。
あの爆弾娘の
アリス・リネンブルグを!!!!!!
俺の親父とアリスの父親が仲が良いのもあって、アリスとは幼い頃からしょっちゅう遊んでいた。
ずっと側にいるから分かる。
ハッキリ言ってアイツは危険だ!
まだ覚醒してなさそうだが、これからヤバくなりそうな気配がプンプンするんだ。
俺の勘だかな…。
以前その片鱗を見たんだが、俺の妹が生まれた時に、妹に会いに来たんだ。
その時のアイツの妹を見る目!!!
目の奥に狂喜を見た気がした。
しきりにハンカチで口許を覆ってた行動も少しおかしかったし、何故かその仕草を見るたびに悪寒が走った。
俺の勘が言っている。
妹とこいつを二人きりにしてはいけないと!
あの日はアイツと妹を二人きりにしないようにずっと見張ってたっけ…。
俺の可愛い妹に手出しはさせんぞっ!
そんなアイツからあの方を守れるのは俺しかいないんだ。
そう、俺の初恋の人…
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リサ・マーニュ
あぁ、リサさん!
貴方は俺が必ず守って見せますから!
俺が成長するまで待っててください!!
恋は盲目とは良く言ったもので、
少年の目にはリサが聖母マリアのように写ってしまっていた。
少年のリサ以外の考察は素晴らしいのだが、公爵家のヤバい奴ベスト5に入ってしまうリサの奇行に少年が気づく事は無かった。
アーメン…。
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