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第4章夏祭りの準備
夏祭りの準備その5
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ビリーさんが帰ってから約1月、小麦の収穫が最盛期となった。この地域では秋に種を撒くので夏が刈り入れの時期。もちろんみんなで収穫のお手伝いと脱穀なんかをするんだけれど…
「ちょっとジーク!なんで千歯扱ぎや唐箕があるの?」私たちが住んでいた世界で古い時代に使われていたものが目の前にあった。
「いやあ記憶の片隅にあったらしく、こんなものがあったらいいなぐらいで作ってみました」というのでガイアスさんやカリエさんを見ると
「そういやビッグホーンに引かせるとか言ってスゴク便利なものを作っていたな」それ耕運機の代わりの鋤だし
「そうそう。釘なんか使ったらすぐに傷むとか言って釘なしで木造の家の柱と梁を組んんで建てたりしてるくらいだしね」どこまで前世の記憶が無かったんだろう。(汗)
「本当にあったら便利だなと思って提案しただけだよ。形にしたのは他のみんなだけどね」
「で、完成を待っている間に味噌と醤油を作ったと?」
「はい。その通りです。塩や旨みが貴重品なので…」確かに岩塩もいい値段で買い取られた。
「ところで脱穀と粉にするものは?」と聞くと
「そこは自力で…」はあ~まさかの風車や水車がないとは…
「ちなみに石臼や風車なんかでやるという考えは?」
「忘れていた。歯車の作り方わかるかい?」
「だいたいの組み合わせならわかるわよ。」そういって記憶を探ると【レベルが上がりました。】はい?
【スキルに百科事典とクリエイトが追加されました】まさかのこんなのでレベルアップの上、スキル追加となるとは…と、とにかくこのスキルを利用して風車か水車など製粉場を作らないとね必要なものを考えていると
「何かいい方法を思いついた?」とカリエさんが聞いてきたので
「丁度いいスキルを習得したので、設計図を後で起こしますね」そういって私は部屋で寝食を忘れて設計図を完成させた。
「ちょっとジーク!なんで千歯扱ぎや唐箕があるの?」私たちが住んでいた世界で古い時代に使われていたものが目の前にあった。
「いやあ記憶の片隅にあったらしく、こんなものがあったらいいなぐらいで作ってみました」というのでガイアスさんやカリエさんを見ると
「そういやビッグホーンに引かせるとか言ってスゴク便利なものを作っていたな」それ耕運機の代わりの鋤だし
「そうそう。釘なんか使ったらすぐに傷むとか言って釘なしで木造の家の柱と梁を組んんで建てたりしてるくらいだしね」どこまで前世の記憶が無かったんだろう。(汗)
「本当にあったら便利だなと思って提案しただけだよ。形にしたのは他のみんなだけどね」
「で、完成を待っている間に味噌と醤油を作ったと?」
「はい。その通りです。塩や旨みが貴重品なので…」確かに岩塩もいい値段で買い取られた。
「ところで脱穀と粉にするものは?」と聞くと
「そこは自力で…」はあ~まさかの風車や水車がないとは…
「ちなみに石臼や風車なんかでやるという考えは?」
「忘れていた。歯車の作り方わかるかい?」
「だいたいの組み合わせならわかるわよ。」そういって記憶を探ると【レベルが上がりました。】はい?
【スキルに百科事典とクリエイトが追加されました】まさかのこんなのでレベルアップの上、スキル追加となるとは…と、とにかくこのスキルを利用して風車か水車など製粉場を作らないとね必要なものを考えていると
「何かいい方法を思いついた?」とカリエさんが聞いてきたので
「丁度いいスキルを習得したので、設計図を後で起こしますね」そういって私は部屋で寝食を忘れて設計図を完成させた。
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