悪役同士の開拓生活

コリモ

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拠点作り

結界石についてsideマリー

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2日後フェンリル様からの合図である旗がたった。
「結界石について早速動いていただいたみたい。急いで場を作らないと」そういってマーサさんと一緒にフェンリル様を迎える場を作ると、早速フェンリル様とどうやら森の住人の代表の方がいらっしゃってくれた。
《すまん。あまり忌避感のない後、これは森の奥に自生しているものを選んだのだが、大丈夫だろうか?》とお聞きになったので
「始めまして。この度交易および交渉を任されておりますマリーと申します」と挨拶すると
【そなたはこの姿が怖くないのか?】とおっしゃるのでよくよく拝見させていただくと、ああ、フォレストエルフ族の方だ。
【大丈夫ですフォレストエルフの方ですよね】と答えると
フェンリルグラン殿がおっしゃる通り変わった方々ですね。始めましてこの森の最奥に生活圏があるフォレストエルフ族のものです】ともう一人の方が答えてくれた。
【よろしくお願いします。早速ですが結界石について確認したいのですが、私どもは結界石があまりなくて、魔石を再利用しております。それについて何か不都合が起きて結界に穴ができてはと思い相性を確認したくお越しいただきました】と話すと
【私たちの集落も結界石で覆っているわけではなく、魔石の応用で結界を張っています。ではお互いの魔石を近づけて結界が形成されるか確認しましょう】そういっていただいて、お互いの魔石を取り出した途端しっかりとした結界が形成されたのが分かった。
【これで結界をつないで瘴気による汚染の脅威を取り除くことができます。後、鍛冶スキルを持つ者がおりますが、最近発現したので、教えていただける師匠をご紹介いただければと思うのですが、誰か心当たりの方はおられますか?】と聞くと
【最近独立したドワーフ族のものでよければ紹介できるのだが】といっていただけたので
【では7日後にこちらでお会いしたく存じます】
【分かった。それと魔力草とレンゲ草が欲しいのだが、手に入るだろうか?】
【この辺りにかなり自生していますね。では紹介の際にこちら用意いたしましょう】
【よろしくお願いするわ。じゃあ7日後にね】そういって分かれた。なんかすごい森の一角に住むことになったみたい…
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