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プロローグ
公爵令嬢
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私の名前は《クリス・ミディー・オーガスト》オーガスト公爵家の長女として誕生しました。兄弟は5歳下に双子の弟エリックとクロードがおり、よほどのことがない限り我が国では長子継承となっております。そのため、弟達は早々に婚約者が決まっており、エリックは伯爵家に、クロードは騎士になると言い男爵家のご令嬢と婚約をしました。私は次期女公爵として必要なことを父から学びながら誰が婚約者として迎え入れても問題がないように自分を律してまいりましたところ、王家からの打診により第3王子であらせられる ジェームス殿下との婚約が成立。早い話が王命ですわ。これを覆すには簡単なことではないはずなのですが…
そのうえ、爵位の中で下から二番目…失礼王子が臣籍降嫁するにはちょっと低過ぎる男爵家ですわ。国王陛下がどうゆう采配をされるか楽しみです。
ダンスパーティーから数日後、好奇の目で見られながら授業を受け終わり邸宅へ帰宅したところ、執事のセバスチャンが玄関で待っていました。
「ただいま戻りました。何かありましたか?」と尋ねると
「おかえりなさいませお嬢様。ご当主様がお執務室にてお待ちでございます」と答えたので
「着替えてから伺うと伝えてくれるかしら」
「承知いたしました。王城からお手紙が届いております。お部屋の机の上に置いておきますのでご確認ください」そう言って頭を下げたので私は自室へと向かった。
自室へと入ると机の上に 王家の紋章で封蝋された封筒が置いてあったので、急いで中を確認すると、明日の午後2の刻に公爵夫妻を伴い途上せよとの国王陛下からの呼び出しだった。
「たぶん、このことについてお父様が私に聞きたいことだと思うのだけど、まさかの親同伴での婚約解消についての話合いとなるとは…」
その時扉をノックする音がした
「誰?」
「侍女のサリーでございます。お戻りになられたと聞きましたのでお着替えのお手伝いに参りました」とサリーが答えたので
「ありがとう。入って手伝ってくれるかしら」そういうとサリーは部屋に入ってくるなり
「お帰りなさいませお嬢様。旦那様のところにお客様がいらしており、お戻りになられたらすぐに来るようにとことづかっております」と言いながら部屋着にしているドレスをサクサクと着替えさせられることになった。
「どちらの方が来ておられるの?」と聞くと
「メルク子爵とその令息であられるカイル様です」
今回勝手に盛り上がっているおバカ2人による被害者が我が家に集まったことになる。
「わかったわ髪はハーフアップにして。ドレスはそうねこれよりそちらのラフなほうにしましょう」そう言って見た目には違いがわからないが、コルセットを必要としないほうに着替えてお父様とお客様がまう執務室へと向かった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
背景としては
ロッシーニ王国はあまり大きくはなく、周りを森に囲まれている。
長子継承のため、女性も爵位を継ぐことができる。
王家には5人子供がおり、ジェームス殿下は末っ子
という設定を考えています。途中で変わるかも知れませんが最後までよろしくお願いします。
そのうえ、爵位の中で下から二番目…失礼王子が臣籍降嫁するにはちょっと低過ぎる男爵家ですわ。国王陛下がどうゆう采配をされるか楽しみです。
ダンスパーティーから数日後、好奇の目で見られながら授業を受け終わり邸宅へ帰宅したところ、執事のセバスチャンが玄関で待っていました。
「ただいま戻りました。何かありましたか?」と尋ねると
「おかえりなさいませお嬢様。ご当主様がお執務室にてお待ちでございます」と答えたので
「着替えてから伺うと伝えてくれるかしら」
「承知いたしました。王城からお手紙が届いております。お部屋の机の上に置いておきますのでご確認ください」そう言って頭を下げたので私は自室へと向かった。
自室へと入ると机の上に 王家の紋章で封蝋された封筒が置いてあったので、急いで中を確認すると、明日の午後2の刻に公爵夫妻を伴い途上せよとの国王陛下からの呼び出しだった。
「たぶん、このことについてお父様が私に聞きたいことだと思うのだけど、まさかの親同伴での婚約解消についての話合いとなるとは…」
その時扉をノックする音がした
「誰?」
「侍女のサリーでございます。お戻りになられたと聞きましたのでお着替えのお手伝いに参りました」とサリーが答えたので
「ありがとう。入って手伝ってくれるかしら」そういうとサリーは部屋に入ってくるなり
「お帰りなさいませお嬢様。旦那様のところにお客様がいらしており、お戻りになられたらすぐに来るようにとことづかっております」と言いながら部屋着にしているドレスをサクサクと着替えさせられることになった。
「どちらの方が来ておられるの?」と聞くと
「メルク子爵とその令息であられるカイル様です」
今回勝手に盛り上がっているおバカ2人による被害者が我が家に集まったことになる。
「わかったわ髪はハーフアップにして。ドレスはそうねこれよりそちらのラフなほうにしましょう」そう言って見た目には違いがわからないが、コルセットを必要としないほうに着替えてお父様とお客様がまう執務室へと向かった。
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背景としては
ロッシーニ王国はあまり大きくはなく、周りを森に囲まれている。
長子継承のため、女性も爵位を継ぐことができる。
王家には5人子供がおり、ジェームス殿下は末っ子
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