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第4章さて次の街に行きましょうか
モリーside(R-18 ?)ご注意ください
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夜ギルドを訪れると、
「お、帰ってきたのかお疲れさん。ところで、明日からカリエたちと一緒にしばらく町を離れるって言ってたが、どのくらい離れている予定なんだ?」とアーサーが聞いてきた。
「一応3ヶ月ぐらいかけて各地を巡って新しい辺境伯領に入るって言っていたから、レベル上げがある程度できた1ヶ月ぐらいかな?」と答えた。
「そうか。しばらくは一緒に飲めないな。今日は俺しかここに泊まるやつがいないからここで飲もうか」と不謹慎なことをいうので
「ここで飲まないの!それにお土産があるから渡そうと思って寄っただけだから」と言ってリキュール入りのショコランの入っている袋を渡すと
「ありがとう」と言ってその場で開けて一個口に入れた。
「なんだ?すごく口の中が甘っとろいぞ。口直しだ付き合え」そう言って近くの酒場に連れられて確かお酒を久しぶりに5杯ぐらい飲んだような…
朝、サーニャに起こされるまで全く記憶がない。その上体が重くて動けない…
「おい大丈夫か?」アーサーに言われても返事をするのもだるい状態だ。声を出そうとすると掠れて声が出ない。
「おいサーニャ!やばいこのままじゃあモリーは、カリエたちと一緒に出れないぞ」と頭の上で叫ばれても指ひとつ動かすことが出来ない状態になっていた。
「ひとまずギルマスは、着替えて現状をカリエさんたちに報告してください。その間にモリーさんの状態を確認します」と言ってくれたので安心しているとアーサーは部屋を出て行った。
「モリーさん、体を動かせますか?」と私のそばに来てサーニャが聞くので首を振ろうとしたが全くできない。
「わかりました一先ず【キュア】をかけますね」そう言って体をきれいにしてもらった。どうやら昨夜体を酷使されたみたいで、本当に何もできないのだ。
額に手を当てられたが、「熱はないみたいなので、ギルマスが無理をさせたみたいですね」と言われて、恥ずかしくなった。
しばらくしてアーサーが戻ってきた。
「すまんお土産のショコランはお酒と一緒に食べてはいけなかったらしい」と言ってきた。
「一応どうするか聞いたが、無理をしなくていいと言っていた。このまま俺のところにいろ」と言われてしまった。多分私が話せないことをいいことに、決定事項として話を進められたらしい。最後のセリフがプロポーズのつもりだったのは、翌年子供が生まれてから知ったことだった。
「お、帰ってきたのかお疲れさん。ところで、明日からカリエたちと一緒にしばらく町を離れるって言ってたが、どのくらい離れている予定なんだ?」とアーサーが聞いてきた。
「一応3ヶ月ぐらいかけて各地を巡って新しい辺境伯領に入るって言っていたから、レベル上げがある程度できた1ヶ月ぐらいかな?」と答えた。
「そうか。しばらくは一緒に飲めないな。今日は俺しかここに泊まるやつがいないからここで飲もうか」と不謹慎なことをいうので
「ここで飲まないの!それにお土産があるから渡そうと思って寄っただけだから」と言ってリキュール入りのショコランの入っている袋を渡すと
「ありがとう」と言ってその場で開けて一個口に入れた。
「なんだ?すごく口の中が甘っとろいぞ。口直しだ付き合え」そう言って近くの酒場に連れられて確かお酒を久しぶりに5杯ぐらい飲んだような…
朝、サーニャに起こされるまで全く記憶がない。その上体が重くて動けない…
「おい大丈夫か?」アーサーに言われても返事をするのもだるい状態だ。声を出そうとすると掠れて声が出ない。
「おいサーニャ!やばいこのままじゃあモリーは、カリエたちと一緒に出れないぞ」と頭の上で叫ばれても指ひとつ動かすことが出来ない状態になっていた。
「ひとまずギルマスは、着替えて現状をカリエさんたちに報告してください。その間にモリーさんの状態を確認します」と言ってくれたので安心しているとアーサーは部屋を出て行った。
「モリーさん、体を動かせますか?」と私のそばに来てサーニャが聞くので首を振ろうとしたが全くできない。
「わかりました一先ず【キュア】をかけますね」そう言って体をきれいにしてもらった。どうやら昨夜体を酷使されたみたいで、本当に何もできないのだ。
額に手を当てられたが、「熱はないみたいなので、ギルマスが無理をさせたみたいですね」と言われて、恥ずかしくなった。
しばらくしてアーサーが戻ってきた。
「すまんお土産のショコランはお酒と一緒に食べてはいけなかったらしい」と言ってきた。
「一応どうするか聞いたが、無理をしなくていいと言っていた。このまま俺のところにいろ」と言われてしまった。多分私が話せないことをいいことに、決定事項として話を進められたらしい。最後のセリフがプロポーズのつもりだったのは、翌年子供が生まれてから知ったことだった。
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