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第2章隣町にて

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結局、トムのオススメの屋台で軽く昼食をとって、いつもの宿屋ランプ亭に2日ほど宿をとることにした。
「お帰りなさい、お久しぶりです。今日はどれくらい居られるんですか?」看板娘のキリアちゃんが聞いてきたので、
「だいたい2日ぐらいは、準備もあるしお願い出来るかしら」そうエミーが言うと
「ではこちらの宿帳に記入お願いできますか?後、いつものように3部屋で?」とここのおかみさんモリーさんが聞いてきた。
「そうね一人部屋2つと二人部屋1つお願い」さすがに、みんな一緒の部屋とはいかないらしい。
「わかりました。後、最近変な輩が増えてきたおで、何かありましたらお声をかけてください」と言われたので、
「衛兵はいないの?」と聞いてみたら
「自警団ぐらいはいるのですが、ギルドに今掛け合っています」とのこと。
これだけ田舎だと傭兵もなかなか来てがいないし、下手に冒険者を雇うとそれが大外れということもある。
「いっかい締めておきますか?」と物騒なことをAランクのケリーが言うと冗談には聞こえない。
「やるなら公式な場でよ」エミーもノリノリだ。
結局、もう一度ギルドに顔を出すことにした。途中、路地から悲鳴が聞こえたので、4人で向かうと本当にゴロツキが10人小さい子供に向かってカツアゲをやっていた。
「おい。お前の持っているその剣は、お前が持っていても何の価値もない。俺が価値をつけてやる。よこせ」と言って子供の持っている剣を取り上げようとしているのだ。
剣を鑑定すると確かに聖剣とでている。持ち主が剣に認められている状態なので、どんなに他人が取り上げようとしても無駄なのだ。
「何をやっている。この子の持ち物と出ているじゃないか。」とトムが言うと、
「うるせ!獣人は黙っておとなしくしていやがれ。そこの二人は丁度いい。俺の女になれ」と下衆な笑いをリーダー格の男がした。
「こちらの4人に絡むとは、どうやら別の大陸から流れてきた大バカものだね」と突然後ろから声がしたので振り返ると、
「ゴロツキがいるからって注意したでしょ。とにかく!こいつらを伸して、ギルドに連れて行きましょ」そう言ってモリーさんは、思いっきり近くにいたゴロツキを3人まとめてぶん殴った。
「さすが元Sランク」と言いながらエミーがリーダーを昏倒させた結果、他の人は何も抵抗しなかった。
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