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第4章さて次の街に行きましょうか

サクサクお片付けsideキース

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冒険者たちをカリエに任せて、眠っているフォレストウルフたちを移動。拘束までしてからやはり死んでいるフォレストウルフたちをどうしようかと思案していたら、街道を挟んで反対側でカリエの魔力が動いたのを気づいた。やはりアンデット化させないために穴を掘って焼く以外ないのだろう。早速確実に息をしていない彼らだけを穴に入れ、火を放った。

拘束をしている彼らの元へ行くと、群の長らしき1頭から声をかけられた。

《おまえが我らを拘束したのか》
「申し訳ない。これだけの群れが森を出てまで彼らを執拗に追う理由がわからないため、一度冷静になっていただきたく離してそれぞれを拘束させていただいた」
《戯言を言うな。どうせおまえも奴らの仲間だろ!!》
「いいえ、この大陸では今まで秩序を持って我々は付き合ってきたはずです。それを乱すものは理由がいかにせよ罰せられます。それを知っている以上、どちらが問題で発生しているのかこれだけの同胞を殺されたにもかかわらず追いかけてきているわけですから、お話を聞きたい」
森の主フェンリル様のお子が拐われたのだ》怒りを前面に出して彼は言った。
「彼らはこの大陸のものではありませんね。フェンリル様のお子を誘拐することは犯罪です。だからと言って彼らを野放しにする謂れあありません。このままでは納得がいかないかもしれませんが、私たちにお任せいただけませんか?」
《どうする気だ?奴らの犯罪について立証する手立てがあるのか?》
「はい。我々がそれぞれ加盟しているギルド証に犯罪履歴なども出ますし、町にはいる門で確認も取れます」
《ではフェンリル様のお子をお返しいただければこの場を収める》そう言って他の狼たちに説明をしに離れた。
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