気が付いたら異世界領主〜ドラゴンが降り立つ平原を管理なんてムリだよ

気が付けば平原

指名依頼をクリアしよう〜牛乳編その4

採取させてもらった牛乳をイベントリに入れて、ぼくはシルクに降ろしてもらった地点へと移動した。？はずだがいつまで経っても降ろしてもらった茂みが見つからない。ビッグホーン達の所に戻ろうと振り向くが彼らは見あたらなかった。現在地をMAPで確認してみたら、なんとエステラント領にある魔の森が３ノエルほど離れたところにある。
ヤバイこのままでシルクを呼んでも往復４日はかかる？というかなんで狩場に出てしまったんだ？とにかくシルクを呼んでみよう
「シルク来てくれる？」
呼ぶと今まで気が付かなかったが、突然地面に魔方陣が現れて中からシルクが現れた。
《主人。一体どこに行っていたのですか？と言うかここはどこですか》
「たぶんシルクと出会った狩場だよ。気が付いたらここにでてしまったんだ。このままだと帰るのに２日ほど掛かるからみんなに心配かけてしまう。どうしよう」
《来たと言うことは帰れる筈です。王都へ帰ろうと思って歩いてみてください》そう言われて王都の南門手前１０ゲールほどはなれたところを目指して歩き始めた。気がつくとほんとうに南門から程近いところに転移した。もちろんシルクはぼくが手綱を持って歩いたので一緒に魔法の効果が現れたみたいだ。王都に戻る前にシルクに
「今日はありがとう。こんどはさっきの所に行くときに乗せてってね」と言ったら
《お疲れさまです主人。府ご自分でも移動できるようになったみたいですが、私を必要として頂けるとは俺しいです。後そのスキルをキチンと把握して、使いこなせるようになる事をおすすめします。ではまたお呼び下さい》そう行って帰っていった。その後列の一番後ろに並んだが、結局約束の時間ギリギリに営門をくぐる事が出来た。
「よう、お帰り。怪我もなく依頼遂行できたみたいだな」とガイアスが私服に着替えて待っていてくれた。
「ちょっと問題もあったけど、依頼は完了したよ。所でガイアス、ここから南に３０ノエルほど行ったエルマ村ってどんな所？」と聞くと
「長閑な村だが、特にこれと言ったものもない為に、殆どの若者は出稼ぎに外に出ている。労働のかなめは女性と子供かな」
「じゃあ、特産品をつくればもうすこし良くなるのかな？」
「そうそう特産品なんて物はできるもんじゃないぞ。なにか案でもあるのか？」
「それを踏まえてギルマスと話したいから付いて来てくれる？」
「いいぞ、ちょうど俺もあがりだ。それにさっきギルドから使いが来てお前が帰ってきたら一緒に顔を出すようにって言われたんだ」ということで僕達は南門から歩いて冒険者ギルドへと向かった。

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区切りが良いので短いですが、切ります