放尿見聞録

くろねずみ

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男の娘

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お友達の高校の文化祭に行ったときの話。

舞台での出し物は
合唱部、演劇部、吹奏楽部の3連打。
実はこの3連打がこのお話の伏線になっているとは、プログラムを見た時点では多分誰も気付いていなかったのでした。

そのときのお目当ては吹奏楽部でした。
同じ高校の友達と適当に教室の出し物見て周り、ちょっと早いけど合唱部が終わる頃には舞台のある体育館に到着。

体育館の近くではチアリーディング部の方が演技するらしく、周辺の女の子密度が上がってしまっているという状況。
合唱部、演劇部、吹奏楽部、チアリーディング部を集めてしまったのだから。

結果、女子トイレに行列案件。

お昼時の人気のラーメン屋さんくらいの行列。ザワザワ‥‥チアリーディング部と演劇部の開演まで15分くらい。
これだとおしっこできないまま開演を迎えてしまう女の子が出てしまうと予想できます。

「あたし、男の娘なんです」
中世のお姫様的ドレスを身に纏った演劇部らしい方が甘いシャンプーの香りを漂わせながら男子トイレに突撃。
華奢な身体つきだけど1人で元気玉作れそうな雰囲気のお姫様が空いているとはいえ男の子たちのいる男子トイレに駆け込む姿はちょっとシュールです。

彼女は、というか自称彼は周りの子と何かを話し、笑いながらまたシャンプーの香りを振り撒きながら小走りで舞台に向かったようです。


とはいえ、この事件で状況が変わりました。1人の男子高校生が問題に気づいたようです。
そして彼は一瞬で解決策を導いたのです。

「ちょっとしばらくリアルな男待っててくれ。今だけ男になってもいい女はこっち使ってや」
交通整理を買って出た彼。元男子専用トイレにゾロゾロ入って行く出番の近いチアリーディング部の女の子達。

「ありがとうございました」
等とトイレ待ちの男の子達に御礼を言ってから走り去っていくチアリーディングの衣装の少女達。
これをアドリブでやってしまうのだから、偏差値高い学校は違う。

彼の活躍、えっと自称じゃない方の交通整理の彼、とにかく彼の機転と行動力のおかげで列がバンバン捌けて行ったという話です。おかげで膀胱におしっこを抱えたまま演目をこなすという事態を回避したという話です。

あ、そうそう
お姫様、舞台でもとっても華やかな感じで、人気者でした。
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