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女王からの問い
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ティアは本当に不思議がっていた。
何故、この男はこうまでして私に協力してくれるのだろう、と。
決戦を早めろと言い出した時は、内心ブチ切れたがその後の彼の覚悟を聞いていく内に怒りは次第に薄れた。
代わりに、その覚悟の理由を知りたくなった。
正直執行官との共闘など考えただけで虫唾が走る。
が、ティアとて血族の女王。その理由次第ではそれに報いない事もない。
さて、この男はどういう風に私を口説くのか。と、ティアは少しワクワクしていた。
「なんていうか、許せないから……かな?」
「許せない? 何が?」
返ってきた答えで、更に分からなくなる。それはティアが予想していたどれとも違うものだった。
「俺さ、親父に憧れて警官になったんだ」
サイドテーブルに置かれた写真立てを手に取ってそう言うオミッドの後ろに回って、興味をそそられた二人が写真を覗き込む。
「あっ、それあなたの父君なんだ」
「なんか先輩がそのまま年を取った、って感じの方ですね。今はどちらに?」
「ある殺人事件を追ってる最中に、殉職したよ」
オミッドが静かに答えると、カーティはハッとした様子で自分が言った言葉を後悔した。
「す、すいません先輩……。無神経でした」
「いいよ。もう十年以上も前の話だし」
そんなに気に病む必要はないぞ、と軽くフォローを入れ、オミッドは話を続ける。
「優秀な警官だって、トレントさんが言ってたよ。で、そんな親父が言ってたんだ。事件を解決する事で救える命がある、って。
実際刑事になって事件を解決して、その結果助けられた命もあると思う。
でも、知ったんだ。この街で起きる惨事を。
知ってしまったんだ。デーヴという化け物が起こす事件を」
オミッドはティアに向き合い、その大きく開かれた満月のような眼を真っ直ぐに見る。
今から言う言葉でこの女王様を納得させなければ、策は成りえない。
しかし、だからこそ言葉を飾る気はさらさら無い。本心を曝け出して駄目ならそれまでだ。
「俺は親父の言葉を、自分が信じる正義を信じて刑事をやってきた。でも一刑事、一市警じゃこの状況はどうにも出来ない。でも、だからこそ、逃げたくないんだ。
頼む! 俺に事件を解決させる力を、お前の力を貸してくれ!」
あまりにも真剣にそんな事を言うオミッドの表情を見て、ティアは悟る。彼は本気なんだ、と。
「……ふぅん、あっそ。結局のところ、他力本願なわけね」
「うっ。そ、それは、まあ……」
気にしていた事を指摘され口籠もるオミッドに、ティアは思わず微笑む。
自分の信ずる正義の道を行かんとする人間の姿を見るのはこれで二度目だ。
遡って二百余年前。かつての友、その蒼い瞳の中にあった信念と似たものが、信じる正義を貫かんとする意志が、彼の黒い眼の奥にある。
少なくとも、彼女はそう感じた。
だからこそ、少し。
ほんの少しだけ、二百余年振りに心が動いたのを感じたのだ。
「アハハ、冗談よ! 素直に助力を願うのも、それで力ある他者を動かすのも、どちらもある意味では力よ」
「そ、そうなのか? あれ、っていう事は……」
「良いわ。貴方なりに出来る事を、命を賭けるというのなら。
その覚悟に、女王たる私が報いてあげる」
その言葉を聞いて、オミッドは肩の荷が降りたような感覚に襲われる。
「本当か!? 良かった!!!」
二徹目の朝を迎えた時以上の疲労感を味わう事にはなったが、無事説得出来たのだからその価値は十分にあった。
「それにしても意外ね。てっきり私、血族の力が欲しいからとか言うと思ってた」
「いらないよ、そんな持て余しそうな力なんて。俺は人間の方が性に合ってるよ」
「そうですね。先輩の言う通り、普通に生きてきたなら、普通の生き方が一番なんですから」
「まっ、それに気づかない愚か者なら私が轢き殺しますけどね」と小声で物騒な事を言うカーティに、オミッドは乾いた笑いで流す。
実はちょっとだけ異能の力とかに憧れていた彼だが、笑顔の裏で口にしなくて良かったと心の底から安堵していた。
ふと気になって時計を見る。
予定していた十五分どころか四十分近く経っており、時計の針ははとうに十四時を超えていた。
「あっ!!! 不味い、午後の会議に遅れる! じゃあティア、二十三時頃には最初に会ったあのバーに来てくれ! それまでには準備しておくから!
行くぞ、カーティ」
オミッドはそれだけ言うと、カーティを連れて慌ただしく出掛けて行った。
「行っちゃった。人間って忙しないわね~」
ティアはベッドに横たわり、目を閉じる。
今夜やると言った以上、出来る限りの身体で出向かなければ、格下相手とはいえ足元を掬われかねない。決戦までに少しでも身体の調整をしておく事は、彼女にとって急務だ。
しかし何故だろう。
「……なかなか眠れない? この私が?」
不思議だった。目を閉じれば意識は無くなり、次に目を開けた時には待ち合わせの時間になっている筈なのに、何故か何度見ても時計の針の進み具合は変わらない。
いつもなら寝ようと思えばいつだって深い眠りに落ちられるし、夢を見ようと意識を集中させれば夢を見られる。
だというのに。待ち合わせなど何百年振りだろう、とつい考えてしまう。
そうすると、妙なワクワク感が眠りの邪魔をしてくる。
血族と人間とでは、そもそもの寿命が違う。限られた時間を生きる運命にない彼女には、本来彼らのように時間を主軸に生きる生き方を知らない。
だからこそ、彼女は無意識にこの状況を楽しんでいる。
思えば。全く思い通りにいかない叛逆者始末だが、思い通りにいかないからこそ彼に出会えた。
彼の協力で、執行官潰しはとりあえずしなくて良さそうだし、早期に決着をつけられる目処が立った。
始まりこそ勘違いであったが、彼が友好的な協力者になってくれたのは幸運な事だ。
「あーあ。あの人、私の新しい眷属にしようかな……」
思わず口から出た言葉に驚く。デーヴがいなくなれば、代わりの新しい眷属を用意せねばならないと考えてはいた。
しかしどうやら自分は、それを彼にしようかなと思う位にはあの男をとても気に入っていたようだ。だからそんな考えが浮かんだわけだが、あの生意気な小娘の言葉がふと蘇る。
『普通に生きてきたなら、普通の生き方が一番なんですから』
「アハハ……冗談よ……」
誰に言うでもなく、ポツリと呟く。
(ああ、サラ。貴女の言う通り、夢を見るって楽しい事ね)
「でも、辛い事よ」
そう囁いたのを最後に、ティアは静かに瞼を閉じて寝息をたて始めた。
何故、この男はこうまでして私に協力してくれるのだろう、と。
決戦を早めろと言い出した時は、内心ブチ切れたがその後の彼の覚悟を聞いていく内に怒りは次第に薄れた。
代わりに、その覚悟の理由を知りたくなった。
正直執行官との共闘など考えただけで虫唾が走る。
が、ティアとて血族の女王。その理由次第ではそれに報いない事もない。
さて、この男はどういう風に私を口説くのか。と、ティアは少しワクワクしていた。
「なんていうか、許せないから……かな?」
「許せない? 何が?」
返ってきた答えで、更に分からなくなる。それはティアが予想していたどれとも違うものだった。
「俺さ、親父に憧れて警官になったんだ」
サイドテーブルに置かれた写真立てを手に取ってそう言うオミッドの後ろに回って、興味をそそられた二人が写真を覗き込む。
「あっ、それあなたの父君なんだ」
「なんか先輩がそのまま年を取った、って感じの方ですね。今はどちらに?」
「ある殺人事件を追ってる最中に、殉職したよ」
オミッドが静かに答えると、カーティはハッとした様子で自分が言った言葉を後悔した。
「す、すいません先輩……。無神経でした」
「いいよ。もう十年以上も前の話だし」
そんなに気に病む必要はないぞ、と軽くフォローを入れ、オミッドは話を続ける。
「優秀な警官だって、トレントさんが言ってたよ。で、そんな親父が言ってたんだ。事件を解決する事で救える命がある、って。
実際刑事になって事件を解決して、その結果助けられた命もあると思う。
でも、知ったんだ。この街で起きる惨事を。
知ってしまったんだ。デーヴという化け物が起こす事件を」
オミッドはティアに向き合い、その大きく開かれた満月のような眼を真っ直ぐに見る。
今から言う言葉でこの女王様を納得させなければ、策は成りえない。
しかし、だからこそ言葉を飾る気はさらさら無い。本心を曝け出して駄目ならそれまでだ。
「俺は親父の言葉を、自分が信じる正義を信じて刑事をやってきた。でも一刑事、一市警じゃこの状況はどうにも出来ない。でも、だからこそ、逃げたくないんだ。
頼む! 俺に事件を解決させる力を、お前の力を貸してくれ!」
あまりにも真剣にそんな事を言うオミッドの表情を見て、ティアは悟る。彼は本気なんだ、と。
「……ふぅん、あっそ。結局のところ、他力本願なわけね」
「うっ。そ、それは、まあ……」
気にしていた事を指摘され口籠もるオミッドに、ティアは思わず微笑む。
自分の信ずる正義の道を行かんとする人間の姿を見るのはこれで二度目だ。
遡って二百余年前。かつての友、その蒼い瞳の中にあった信念と似たものが、信じる正義を貫かんとする意志が、彼の黒い眼の奥にある。
少なくとも、彼女はそう感じた。
だからこそ、少し。
ほんの少しだけ、二百余年振りに心が動いたのを感じたのだ。
「アハハ、冗談よ! 素直に助力を願うのも、それで力ある他者を動かすのも、どちらもある意味では力よ」
「そ、そうなのか? あれ、っていう事は……」
「良いわ。貴方なりに出来る事を、命を賭けるというのなら。
その覚悟に、女王たる私が報いてあげる」
その言葉を聞いて、オミッドは肩の荷が降りたような感覚に襲われる。
「本当か!? 良かった!!!」
二徹目の朝を迎えた時以上の疲労感を味わう事にはなったが、無事説得出来たのだからその価値は十分にあった。
「それにしても意外ね。てっきり私、血族の力が欲しいからとか言うと思ってた」
「いらないよ、そんな持て余しそうな力なんて。俺は人間の方が性に合ってるよ」
「そうですね。先輩の言う通り、普通に生きてきたなら、普通の生き方が一番なんですから」
「まっ、それに気づかない愚か者なら私が轢き殺しますけどね」と小声で物騒な事を言うカーティに、オミッドは乾いた笑いで流す。
実はちょっとだけ異能の力とかに憧れていた彼だが、笑顔の裏で口にしなくて良かったと心の底から安堵していた。
ふと気になって時計を見る。
予定していた十五分どころか四十分近く経っており、時計の針ははとうに十四時を超えていた。
「あっ!!! 不味い、午後の会議に遅れる! じゃあティア、二十三時頃には最初に会ったあのバーに来てくれ! それまでには準備しておくから!
行くぞ、カーティ」
オミッドはそれだけ言うと、カーティを連れて慌ただしく出掛けて行った。
「行っちゃった。人間って忙しないわね~」
ティアはベッドに横たわり、目を閉じる。
今夜やると言った以上、出来る限りの身体で出向かなければ、格下相手とはいえ足元を掬われかねない。決戦までに少しでも身体の調整をしておく事は、彼女にとって急務だ。
しかし何故だろう。
「……なかなか眠れない? この私が?」
不思議だった。目を閉じれば意識は無くなり、次に目を開けた時には待ち合わせの時間になっている筈なのに、何故か何度見ても時計の針の進み具合は変わらない。
いつもなら寝ようと思えばいつだって深い眠りに落ちられるし、夢を見ようと意識を集中させれば夢を見られる。
だというのに。待ち合わせなど何百年振りだろう、とつい考えてしまう。
そうすると、妙なワクワク感が眠りの邪魔をしてくる。
血族と人間とでは、そもそもの寿命が違う。限られた時間を生きる運命にない彼女には、本来彼らのように時間を主軸に生きる生き方を知らない。
だからこそ、彼女は無意識にこの状況を楽しんでいる。
思えば。全く思い通りにいかない叛逆者始末だが、思い通りにいかないからこそ彼に出会えた。
彼の協力で、執行官潰しはとりあえずしなくて良さそうだし、早期に決着をつけられる目処が立った。
始まりこそ勘違いであったが、彼が友好的な協力者になってくれたのは幸運な事だ。
「あーあ。あの人、私の新しい眷属にしようかな……」
思わず口から出た言葉に驚く。デーヴがいなくなれば、代わりの新しい眷属を用意せねばならないと考えてはいた。
しかしどうやら自分は、それを彼にしようかなと思う位にはあの男をとても気に入っていたようだ。だからそんな考えが浮かんだわけだが、あの生意気な小娘の言葉がふと蘇る。
『普通に生きてきたなら、普通の生き方が一番なんですから』
「アハハ……冗談よ……」
誰に言うでもなく、ポツリと呟く。
(ああ、サラ。貴女の言う通り、夢を見るって楽しい事ね)
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