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引っ越し②
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俺は鍵を取り出し部屋の中へ
俺のベッドとテーブルの間に俺のカバンが置いてあった
(良かった・・・ 翔の家にも無かったからどこかへ落したのかと思ってたよ あれは昨日の出来事なんだよなぁ~ ホントにウソみたいだ翔と俺が一緒に住むとかさぁ~ しかもあんな凄い事を俺と翔がするなんて思ってもみなかった ここへたどり着いた時はこの世の終わりみたい落ち込んでたのに・・・)
俺はカーテンと窓を開けて空気を吸い込んだ
(昨日とはまるで別世界に居るみたいだ こんな気持ちになるなんて・・・)
俺は部屋を見渡して小さな冷蔵庫に目が止まった
「あっいけない忘れてた」
俺は急いで部屋を出て翔の車へ
翔は車に寄りかかり誰かと電話をしている様子だった
(カッコいいなぁ~ 何をしていても人をひきつける人って居るんだなぁ~)
俺はそう思いながら階段を下りた
弘樹が部屋へと戻り 俺は知り合いの引っ越し業者へと連絡を入れていた
久しぶりに話をする相手と当時の事を思い出していた
俺は小さな声で翔にこう言った
「翔俺クリーニング屋さんへ行って来る」
「弘樹待った」
翔はスマホから俺に視線を向けた
「弘樹 弘樹の部屋にある大きな物って何がある?」
「俺の部屋?」
「今引っ越し業者さんと話てて・・・」
「あっえ~とね ベッドとスチールラックぐらいかなぁ~」
「冷蔵庫は?」
「冷蔵庫はボックスタイプの小さいやつだから・・・ あと洗濯機は無くてコインランドリー行ってた テレビも小さいのだし・・・」
「わかった」
そう言って翔は引っ越し業者さんと楽しげに話をしていた
(引っ越し業者の人と知り合いなんだ また翔の幼なじみとかなのかなぁ~)
そんな翔が楽しげに話をしている様子を俺は見入ってしまった
電話が終わり翔はスマホから俺へと視線を向けた
「弘樹引っ越しの日にちが決まった 来週の水曜日朝9時から来てくれるそうだ」
「えっ俺仕事だよ」
「あぁ~大丈夫だ俺が全部引き受ける 知り合いが荷造りもしてくれるそうだ 弘樹は今必要な物だけを車に積んでくれ」
「えっいいの? そんなにしてもらって・・・」
「あぁ~大丈夫だ それより何か急いでなかったか?」
「あっそうだ」
俺は手に持っていた クリーニング屋の引き取り書を思い出していた
「翔俺クリーニング屋へ行って来る」
「弘樹俺が行って来るからいい ついでに大家さんに引っ越しの日時を知らせて来る 弘樹車のキー持ってて」
俺は翔にクリーニング屋の引き取り書を渡し 翔から車のキーを預かった
「翔ありがとう 駅前のクリーニング屋さんだよ 行けばすぐにわかると思うよ」
「わかった」
そう言って翔はカッコ良く歩いて行ってしまった
(翔がクリーニング屋さんへ行ったら きっとクリーニング屋のおばさんはびっくりするんだろうなぁ~)
俺はそう思いながらアパートの階段を上った
部屋へ入りまずゴミを片付け 洗濯カゴに脱ぎ散らかした洋服やら靴下を入れ玄関へ
(荷造りしやすい様にしといた方がいいよなぁ~ 冷蔵庫の中はカラにして・・・ あっそうだ電気ガス水道も止めてもらわないと・・・)
俺は冷蔵庫の中の物をすべて出し 電気とガス水道の明細書を探し出し 止めてもらうように電話をかけた
コンセントを全部引き抜き部屋の中を見渡していた
俺はとりあえず玄関に置いた物を翔の車へと入れた
「どこまで運んだらいいんだろう・・・」
(引っ越し業者の人がスムーズに出来る様にはしたいなぁ~ 翔の知り合いの人の迷惑にならない様に・・・)
そんな事を考えながら 俺が翔の車から出ると同時に翔が帰って来た
「翔お帰りありがとう」
「背広とワイシャツで良かったのか?」
「うんそうだよ助かったよ」
俺はそう言って翔からクリーニングを受け取り車へと入れた
「それじゃ~ 俺は大家さんへ引っ越しの日時を知らせて来る」
翔が大家さんの家へ行こうとしたところを俺は引き留めてしまった
「うんあっ翔 引っ越し業者の人って・・・」
翔は俺の方を向いてくれた
「あぁ~ 前は良くメトロポリタンへも来てくれていた人なんだ 結婚をして子供が出来てからサッパリ会わなくなって 何かあったら連絡してくれって連絡先は交換していたんだ・・・」
「そうだったんだ 引っ越し業者さんが知り合いだったから すぐに日にちが決まったの?」
「あぁ~それもあるだろうけど シーズンオフだったからじゃないか」
「そうなんだ・・・」
俺はそう言って階段を上り 翔は大家さんの家へと向かった
(翔に全部任せてしまって申し訳ない せめて運びやすくしておかなくちゃ・・・)
俺はクローゼットを開け雑に置いてあった 書類や洋服を袋に詰め込んだ
あとはスチールラックに飾られている 俺の大事なフィギュア達
俺はベッドに座りそれらをながめながら考えていた
(これらはどうしよう・・・)
その時翔が俺の家へ
「弘樹入るぞ」
そう言って翔は俺の部屋へ
(ここが弘樹の部屋かぁ~ 弘樹のニオイがする・・・)
「弘樹はここで生活してたんだなぁ~」
「帰って寝るだけの部屋だよ」
(翔が俺の部屋に居る何か変な感じ・・・ 大丈夫だよね臭くないよね窓は開いているし大丈夫だよね)
翔は俺の部屋を見渡していた
「弘樹もあんまり物が無い方なんだなぁ~」
「えっそうかなぁ~」
(翔は誰と比べているんだろう・・・)
「翔の家はここよりもきっと広いよね」
(前に見た事があるんだけど まだ知らないふりをしておこう)
「そうだなぁ~ 一応全部弘樹の部屋へ押し込む形になると思う」
「うんお願いします あっそうだこれなんだけど・・・」
俺はフィギュアを指さした
「ずいぶんたくさんあるんだなぁ~でも大丈夫だろう 相手はプロだその辺はうまくやってくれると思うし あとでまた連絡をするからその時に話をしておくよ あと不安な事はないか?」
(そうだなぁ~あと何だろう?)
俺は部屋の中を見渡していた
「あっこれが冷蔵庫 中身は全部出したからこのままお願いします」
俺は翔に冷蔵庫を開けて見せた
「こんな小さい冷蔵庫があるんだなぁ~」
「これもそのまま弘樹の部屋に運んでおくよ 自分の飲みたい物を入れておくのにいいだろう ベッドもこのままだなぁ~ カーテンはどうだろうなぁ~ 一応洗って付けておくか?サイズが合わない様だったら買いに行けばいいよなぁ~」
「あっ翔 買いに行くで思い出したんだけど 引っ越し費用ってどれくらいになる? 俺まとまったお金は銀行行かないとなんだけど・・・」
(荷造りまでお任せなら結構かかるんじゃないのかなぁ~)
翔は俺を見ながらしかも俺の座っているベッドへと座った
「弘樹 弘樹も言ってた通り 俺が強引に引っ越しをする様に事を運んだ だから引っ越し費用は俺が出す」
翔は俺を見つめながらそう言った
「ちょっと待ってそれはダメだよ だって俺の荷物だよ翔に負担してもらうとかはダメだよ」
「弘樹の言いたい事はわかる 俺はさぁ~弘樹が昨日言ってくれた言葉が嬉しかったんだよ」
「えっ俺翔を喜ばせる言葉なんて言ったかなぁ~」
翔が俺を引き寄せ 俺は翔に抱きしめられていた
(えっいきなりどうしたの?)
「弘樹 弘樹が昨日俺から離れないって言ってくれた その言葉が凄く俺は嬉しかったんだ」
翔は俺を抱きしめたままそう言った
(確かに言ったよ俺は翔にでもこんな展開になるとかさぁ~ しかも俺翔に何もかも捧げちゃった形になって まったく予想してなかった展開なんですけど・・・ 俺はこれからも翔の近くに居たいとただそれだけだったんだけど)
「あっそれは・・・」
俺がそう口を開くと 翔の舌が俺の舌を絡ませていた
(翔待って息が出来ない・・・)
翔が俺から離れると俺は翔にしがみつき息を整えていた
(いきなりびっくりなんですけど・・・ まだ俺こういうの慣れてないんですけど・・・)
(弘樹のこういうところが凄くいいなぁ~)
俺と翔はしばらく俺のベッドに座り抱きしめ合っていた
「ねぇ~翔 俺今だにわからないよ 翔は俺のどこが良かったの?」
俺がそう話をすると翔は俺から離れた
「それはこれからゆっくりと弘樹に伝えていくよ」
翔はそう言ってベッドから立ち上がった
(これからゆっくりって・・・)
「弘樹もう必要な物は車に乗せたのか?」
「あっうん」
「それじゃ~水曜日に全部弘樹の部屋へ入れておくから・・・」
「お願いします あっ翔 これがここの鍵翔に渡しておくね」
「あぁ~そうだなぁ~ 俺の家の鍵も弘樹に帰ったら渡すから・・・」
「うん」
翔が俺の家の鍵を閉め 翔と2人で階段を下り車へと乗り込んだ
「弘樹名残惜しいか?」
「えっそんな事ないって言ったらウソになるけどさぁ~ まさか引っ越して誰かと一緒に住むとか しかも俺があんな豪華なマンションに翔と住むなんてさぁ~ 想像出来なかったよホント翔ありがとう」
「お礼を言うのは俺の方だ これからよろしく頼む・・・」
そう言って翔はゆっくりと車を走らせた
(つづく)
俺のベッドとテーブルの間に俺のカバンが置いてあった
(良かった・・・ 翔の家にも無かったからどこかへ落したのかと思ってたよ あれは昨日の出来事なんだよなぁ~ ホントにウソみたいだ翔と俺が一緒に住むとかさぁ~ しかもあんな凄い事を俺と翔がするなんて思ってもみなかった ここへたどり着いた時はこの世の終わりみたい落ち込んでたのに・・・)
俺はカーテンと窓を開けて空気を吸い込んだ
(昨日とはまるで別世界に居るみたいだ こんな気持ちになるなんて・・・)
俺は部屋を見渡して小さな冷蔵庫に目が止まった
「あっいけない忘れてた」
俺は急いで部屋を出て翔の車へ
翔は車に寄りかかり誰かと電話をしている様子だった
(カッコいいなぁ~ 何をしていても人をひきつける人って居るんだなぁ~)
俺はそう思いながら階段を下りた
弘樹が部屋へと戻り 俺は知り合いの引っ越し業者へと連絡を入れていた
久しぶりに話をする相手と当時の事を思い出していた
俺は小さな声で翔にこう言った
「翔俺クリーニング屋さんへ行って来る」
「弘樹待った」
翔はスマホから俺に視線を向けた
「弘樹 弘樹の部屋にある大きな物って何がある?」
「俺の部屋?」
「今引っ越し業者さんと話てて・・・」
「あっえ~とね ベッドとスチールラックぐらいかなぁ~」
「冷蔵庫は?」
「冷蔵庫はボックスタイプの小さいやつだから・・・ あと洗濯機は無くてコインランドリー行ってた テレビも小さいのだし・・・」
「わかった」
そう言って翔は引っ越し業者さんと楽しげに話をしていた
(引っ越し業者の人と知り合いなんだ また翔の幼なじみとかなのかなぁ~)
そんな翔が楽しげに話をしている様子を俺は見入ってしまった
電話が終わり翔はスマホから俺へと視線を向けた
「弘樹引っ越しの日にちが決まった 来週の水曜日朝9時から来てくれるそうだ」
「えっ俺仕事だよ」
「あぁ~大丈夫だ俺が全部引き受ける 知り合いが荷造りもしてくれるそうだ 弘樹は今必要な物だけを車に積んでくれ」
「えっいいの? そんなにしてもらって・・・」
「あぁ~大丈夫だ それより何か急いでなかったか?」
「あっそうだ」
俺は手に持っていた クリーニング屋の引き取り書を思い出していた
「翔俺クリーニング屋へ行って来る」
「弘樹俺が行って来るからいい ついでに大家さんに引っ越しの日時を知らせて来る 弘樹車のキー持ってて」
俺は翔にクリーニング屋の引き取り書を渡し 翔から車のキーを預かった
「翔ありがとう 駅前のクリーニング屋さんだよ 行けばすぐにわかると思うよ」
「わかった」
そう言って翔はカッコ良く歩いて行ってしまった
(翔がクリーニング屋さんへ行ったら きっとクリーニング屋のおばさんはびっくりするんだろうなぁ~)
俺はそう思いながらアパートの階段を上った
部屋へ入りまずゴミを片付け 洗濯カゴに脱ぎ散らかした洋服やら靴下を入れ玄関へ
(荷造りしやすい様にしといた方がいいよなぁ~ 冷蔵庫の中はカラにして・・・ あっそうだ電気ガス水道も止めてもらわないと・・・)
俺は冷蔵庫の中の物をすべて出し 電気とガス水道の明細書を探し出し 止めてもらうように電話をかけた
コンセントを全部引き抜き部屋の中を見渡していた
俺はとりあえず玄関に置いた物を翔の車へと入れた
「どこまで運んだらいいんだろう・・・」
(引っ越し業者の人がスムーズに出来る様にはしたいなぁ~ 翔の知り合いの人の迷惑にならない様に・・・)
そんな事を考えながら 俺が翔の車から出ると同時に翔が帰って来た
「翔お帰りありがとう」
「背広とワイシャツで良かったのか?」
「うんそうだよ助かったよ」
俺はそう言って翔からクリーニングを受け取り車へと入れた
「それじゃ~ 俺は大家さんへ引っ越しの日時を知らせて来る」
翔が大家さんの家へ行こうとしたところを俺は引き留めてしまった
「うんあっ翔 引っ越し業者の人って・・・」
翔は俺の方を向いてくれた
「あぁ~ 前は良くメトロポリタンへも来てくれていた人なんだ 結婚をして子供が出来てからサッパリ会わなくなって 何かあったら連絡してくれって連絡先は交換していたんだ・・・」
「そうだったんだ 引っ越し業者さんが知り合いだったから すぐに日にちが決まったの?」
「あぁ~それもあるだろうけど シーズンオフだったからじゃないか」
「そうなんだ・・・」
俺はそう言って階段を上り 翔は大家さんの家へと向かった
(翔に全部任せてしまって申し訳ない せめて運びやすくしておかなくちゃ・・・)
俺はクローゼットを開け雑に置いてあった 書類や洋服を袋に詰め込んだ
あとはスチールラックに飾られている 俺の大事なフィギュア達
俺はベッドに座りそれらをながめながら考えていた
(これらはどうしよう・・・)
その時翔が俺の家へ
「弘樹入るぞ」
そう言って翔は俺の部屋へ
(ここが弘樹の部屋かぁ~ 弘樹のニオイがする・・・)
「弘樹はここで生活してたんだなぁ~」
「帰って寝るだけの部屋だよ」
(翔が俺の部屋に居る何か変な感じ・・・ 大丈夫だよね臭くないよね窓は開いているし大丈夫だよね)
翔は俺の部屋を見渡していた
「弘樹もあんまり物が無い方なんだなぁ~」
「えっそうかなぁ~」
(翔は誰と比べているんだろう・・・)
「翔の家はここよりもきっと広いよね」
(前に見た事があるんだけど まだ知らないふりをしておこう)
「そうだなぁ~ 一応全部弘樹の部屋へ押し込む形になると思う」
「うんお願いします あっそうだこれなんだけど・・・」
俺はフィギュアを指さした
「ずいぶんたくさんあるんだなぁ~でも大丈夫だろう 相手はプロだその辺はうまくやってくれると思うし あとでまた連絡をするからその時に話をしておくよ あと不安な事はないか?」
(そうだなぁ~あと何だろう?)
俺は部屋の中を見渡していた
「あっこれが冷蔵庫 中身は全部出したからこのままお願いします」
俺は翔に冷蔵庫を開けて見せた
「こんな小さい冷蔵庫があるんだなぁ~」
「これもそのまま弘樹の部屋に運んでおくよ 自分の飲みたい物を入れておくのにいいだろう ベッドもこのままだなぁ~ カーテンはどうだろうなぁ~ 一応洗って付けておくか?サイズが合わない様だったら買いに行けばいいよなぁ~」
「あっ翔 買いに行くで思い出したんだけど 引っ越し費用ってどれくらいになる? 俺まとまったお金は銀行行かないとなんだけど・・・」
(荷造りまでお任せなら結構かかるんじゃないのかなぁ~)
翔は俺を見ながらしかも俺の座っているベッドへと座った
「弘樹 弘樹も言ってた通り 俺が強引に引っ越しをする様に事を運んだ だから引っ越し費用は俺が出す」
翔は俺を見つめながらそう言った
「ちょっと待ってそれはダメだよ だって俺の荷物だよ翔に負担してもらうとかはダメだよ」
「弘樹の言いたい事はわかる 俺はさぁ~弘樹が昨日言ってくれた言葉が嬉しかったんだよ」
「えっ俺翔を喜ばせる言葉なんて言ったかなぁ~」
翔が俺を引き寄せ 俺は翔に抱きしめられていた
(えっいきなりどうしたの?)
「弘樹 弘樹が昨日俺から離れないって言ってくれた その言葉が凄く俺は嬉しかったんだ」
翔は俺を抱きしめたままそう言った
(確かに言ったよ俺は翔にでもこんな展開になるとかさぁ~ しかも俺翔に何もかも捧げちゃった形になって まったく予想してなかった展開なんですけど・・・ 俺はこれからも翔の近くに居たいとただそれだけだったんだけど)
「あっそれは・・・」
俺がそう口を開くと 翔の舌が俺の舌を絡ませていた
(翔待って息が出来ない・・・)
翔が俺から離れると俺は翔にしがみつき息を整えていた
(いきなりびっくりなんですけど・・・ まだ俺こういうの慣れてないんですけど・・・)
(弘樹のこういうところが凄くいいなぁ~)
俺と翔はしばらく俺のベッドに座り抱きしめ合っていた
「ねぇ~翔 俺今だにわからないよ 翔は俺のどこが良かったの?」
俺がそう話をすると翔は俺から離れた
「それはこれからゆっくりと弘樹に伝えていくよ」
翔はそう言ってベッドから立ち上がった
(これからゆっくりって・・・)
「弘樹もう必要な物は車に乗せたのか?」
「あっうん」
「それじゃ~水曜日に全部弘樹の部屋へ入れておくから・・・」
「お願いします あっ翔 これがここの鍵翔に渡しておくね」
「あぁ~そうだなぁ~ 俺の家の鍵も弘樹に帰ったら渡すから・・・」
「うん」
翔が俺の家の鍵を閉め 翔と2人で階段を下り車へと乗り込んだ
「弘樹名残惜しいか?」
「えっそんな事ないって言ったらウソになるけどさぁ~ まさか引っ越して誰かと一緒に住むとか しかも俺があんな豪華なマンションに翔と住むなんてさぁ~ 想像出来なかったよホント翔ありがとう」
「お礼を言うのは俺の方だ これからよろしく頼む・・・」
そう言って翔はゆっくりと車を走らせた
(つづく)
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