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水仙の過去
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私は 玄太の部屋へ
玄太は 目を覚ましていた
「玄太・・・ 大丈夫ですか」
私は そう言って 玄太の様子を伺った
玄太は ゆっくりと うなずいた
「玄太・・・ おむすびをこしらえて来ました 食べられますか」
玄太が 起き上がろうとするので 私は ゆっくりと玄太を支えた
(おいらの体が おいらの体じゃないみたいだ・・・ いろいろ所が 痛む)
おいらは それでも 何とか体を起こし 水仙から おむすびをもらった
「水仙 ありがとう」
「玄太・・・ ゆっくりで 大丈夫ですよ」
おいらは 小さくうなずいた
(良かった・・・ おむすびを食べられて 食欲があるから 回復は早いかもしれない・・・ だけど 心は違う もし 玄太が ここを 出て行ったら・・・ どうしよう・・・)
私は うつむいていた
玄太の 小さな声が聞こえた
「水仙・・・ どうしたの? 大丈夫?」
「玄太・・・ 本当に すまない・・・」
「水仙が 悪い訳じゃないよ」
そう言って 玄太は少し 笑った
私の目から また 涙があふれた
(玄太が ひどい目にあったのに 私の事を 心配してくれて・・・ 今度こそ 私が・・・)
玄太は おむすびを食べ終え
私は 壮志郎さんも わびていた事を 玄太に話した
(壮志郎さんが おいらの事を・・・ おいら まだ そんなに壮志郎さんと 話した事がないや)
玄太は 黙って私の話を聞いていた
「玄太・・・ 話のついでに 聞いて下さい 私が なぜ お侍さん達の お世話をしているのかを・・・」
玄太は また 小さくうなずいた
「私は 萬斎寺(まんさいじ)と言う お寺さんの境内に 捨てられていました 私を 見つけてくれたのは 当時 見習いをしていた 雪菜(ゆきな)と言う人です」
(水仙が 捨てられて・・・)
「雪菜が いつもの様に お寺の掃除をしようと 竹ぼうきを持って 境内の前に・・・ そこに 私が 居たそうです その時 お寺に キレイな水仙の花が咲いていて・・・ 雪菜が 水仙と名付けくれました 私は 雪菜のおかげで 病気もせず すくすくと育ちました・・・ そんな時 壮志郎さんが お寺を 訪ねて来ました・・・ 壮志郎さんは 住職の古くからのお知り合いで 何でも 住職に 大変お世話になった事があるそうです・・・ 当時の壮志郎さんは とても 荒れていた印象があります」
(あの 優しそうな 壮志郎さんが 荒れていた・・・ なんだか 信じられない)
「住職と壮志郎さんは 何日も 話し合いをしていました・・・ 私は それまで 外の世界を知らず 雪菜と買い物へ行くぐらいでした でも 壮志郎さんが お寺を出て行ってから 雪菜の様子がおかしくなり 私は 住職に 話を聞きました・・・ 住職は 私に頭を下げ 私にお願いしたのです 壮志郎が来たら 壮志郎と一緒に 行ってくれと・・・ 住職は 壮志郎さんを 助けたかったのです・・・ 刀を握った事がない 私が 傍に居れば 壮志郎さんは 冷静な判断が出来ると・・・」
「住職さんも とても優しい人だったんだね・・・ でも 水仙は 納得できたの?」
「うん 住職は とても優しい人です 私は まだ幼く・・・ 雪菜の考えは 違っていました いくら 壮志郎さんの為とはいえ・・・ とても 雪菜は 怒っていました 私は 住職と雪菜が 言い争いをする姿を 見たはありませんでした 何とかしようとしてみたのですが うまくはいかず・・・ とうとう 壮志郎さんが 私を 迎えに来る日が 近づいてきて・・・ 私は 雪菜に 話をしました 今まで 育ててくれた事 いろんな事を教えてもらった事 雪菜は涙を流し 私の話を聞いてくれました 私は そんな雪菜の姿が とても 美しくキレイで 感情を抑える事が出来ず 雪菜に言ってしまいました・・・ 雪菜の事が 愛おしいと・・・」
私は 玄太に視線を移した
「水仙・・・ 初めて おいらがここへ来た時に 会いたい人 待って居る人って・・・ その雪菜って人?」
「はい・・・ 雪菜は 壮志郎さんが来た日 姿を見せませんでした・・・ 私も 雪菜の姿を見ないで 良かったと思っています・・・ 雪菜とは お別れを ちゃんと言える自信がなかったので・・・」
私は 自分の胸に 手を当てた
(ちゃんと・・・ 今でも覚える 早く 雪菜に会いたい・・・)
「始めは・・・ たくさんのお侍さん達に 私は 怖くて・・・ いつも 壮志郎さんの傍にいました・・・ 今の倍 以上のお侍さん達が居て・・・ その中でも 根本さんと言う人は とても優しく 私と壮志郎さんと根本さんとで かまどに入る事が多く 壮志郎さんが かまどに入ると 大勢のお侍さん達も 掃除をしたり いろいろ動いてくれました・・・ 当時の壮志郎さんは とても迫力があって 怖いくらいでした・・・ 根本さんと壮志郎さんは いつも 傍にいて 壮志郎さんも根本さんと居る時は とても穏やかで お侍さん達も まとまりをみせていました・・・ でも 大きな戦いがあって 何日も お侍さん達が 帰って来ない事がありました みんな ボロボロで 傷つき 無傷で 立っていたのは 壮志郎さんぐらいでした・・・ 私は 根本さんを探しました お侍さん達にも 聞きました でも みんな 口を閉ざし 誰も 話をしてくれませんでした・・・ 私が あまりにも聞くので 玄太も 知っている 柳田さんがしびれを切らし 私に 教えてくれました・・・ 根本さんは 壮志郎さんをかばって切られたと・・・ 壮志郎さんは 荒れていたと 敵は みんな壮志郎さんが 切って捨てたと・・・ 壮志郎さんは 根本さんの亡骸の前から しばらく 離れなかったそうです・・・ それからの壮志郎さんは 今と変わりません 壮志郎さんにとっは 根本さんは とても大事な人だったんだと思います」
私は 玄太に お茶を入れ 私も 一口 お茶を飲みました
「今よりも もっと たくさんのお侍さん達が居て 水仙は 大変だったんだね・・・ 壮志郎さんも 辛かったよね・・・ 水仙 ありがとう おいらは もう大丈夫だから みんなの所へ行ってあげて・・・」
「玄太・・・ 大丈夫です お侍さん達は 壮志郎さんに任せて・・・ それよりも 私は 怒っているのです 玄太に ひどい目にあわせて・・・ だから 私は 玄太が元気になるまで 何もしないと言っておきまし 玄太は 自分の体を 労わって下さい そして 玄太 ここから 居なくならないで 私が 玄太を 今度こそ 守るから」
水仙は おいらの手を取り そう言った
「水仙・・・ おいらは どこへも行かないよ ここが どこなのかも 分からないし・・・ 水仙は おいらも 帰れるって言ってくれたから おいらは それを 信じる」
「玄太・・・」
また 水仙の目から 涙が溢れ出した
(つづく)
玄太は 目を覚ましていた
「玄太・・・ 大丈夫ですか」
私は そう言って 玄太の様子を伺った
玄太は ゆっくりと うなずいた
「玄太・・・ おむすびをこしらえて来ました 食べられますか」
玄太が 起き上がろうとするので 私は ゆっくりと玄太を支えた
(おいらの体が おいらの体じゃないみたいだ・・・ いろいろ所が 痛む)
おいらは それでも 何とか体を起こし 水仙から おむすびをもらった
「水仙 ありがとう」
「玄太・・・ ゆっくりで 大丈夫ですよ」
おいらは 小さくうなずいた
(良かった・・・ おむすびを食べられて 食欲があるから 回復は早いかもしれない・・・ だけど 心は違う もし 玄太が ここを 出て行ったら・・・ どうしよう・・・)
私は うつむいていた
玄太の 小さな声が聞こえた
「水仙・・・ どうしたの? 大丈夫?」
「玄太・・・ 本当に すまない・・・」
「水仙が 悪い訳じゃないよ」
そう言って 玄太は少し 笑った
私の目から また 涙があふれた
(玄太が ひどい目にあったのに 私の事を 心配してくれて・・・ 今度こそ 私が・・・)
玄太は おむすびを食べ終え
私は 壮志郎さんも わびていた事を 玄太に話した
(壮志郎さんが おいらの事を・・・ おいら まだ そんなに壮志郎さんと 話した事がないや)
玄太は 黙って私の話を聞いていた
「玄太・・・ 話のついでに 聞いて下さい 私が なぜ お侍さん達の お世話をしているのかを・・・」
玄太は また 小さくうなずいた
「私は 萬斎寺(まんさいじ)と言う お寺さんの境内に 捨てられていました 私を 見つけてくれたのは 当時 見習いをしていた 雪菜(ゆきな)と言う人です」
(水仙が 捨てられて・・・)
「雪菜が いつもの様に お寺の掃除をしようと 竹ぼうきを持って 境内の前に・・・ そこに 私が 居たそうです その時 お寺に キレイな水仙の花が咲いていて・・・ 雪菜が 水仙と名付けくれました 私は 雪菜のおかげで 病気もせず すくすくと育ちました・・・ そんな時 壮志郎さんが お寺を 訪ねて来ました・・・ 壮志郎さんは 住職の古くからのお知り合いで 何でも 住職に 大変お世話になった事があるそうです・・・ 当時の壮志郎さんは とても 荒れていた印象があります」
(あの 優しそうな 壮志郎さんが 荒れていた・・・ なんだか 信じられない)
「住職と壮志郎さんは 何日も 話し合いをしていました・・・ 私は それまで 外の世界を知らず 雪菜と買い物へ行くぐらいでした でも 壮志郎さんが お寺を出て行ってから 雪菜の様子がおかしくなり 私は 住職に 話を聞きました・・・ 住職は 私に頭を下げ 私にお願いしたのです 壮志郎が来たら 壮志郎と一緒に 行ってくれと・・・ 住職は 壮志郎さんを 助けたかったのです・・・ 刀を握った事がない 私が 傍に居れば 壮志郎さんは 冷静な判断が出来ると・・・」
「住職さんも とても優しい人だったんだね・・・ でも 水仙は 納得できたの?」
「うん 住職は とても優しい人です 私は まだ幼く・・・ 雪菜の考えは 違っていました いくら 壮志郎さんの為とはいえ・・・ とても 雪菜は 怒っていました 私は 住職と雪菜が 言い争いをする姿を 見たはありませんでした 何とかしようとしてみたのですが うまくはいかず・・・ とうとう 壮志郎さんが 私を 迎えに来る日が 近づいてきて・・・ 私は 雪菜に 話をしました 今まで 育ててくれた事 いろんな事を教えてもらった事 雪菜は涙を流し 私の話を聞いてくれました 私は そんな雪菜の姿が とても 美しくキレイで 感情を抑える事が出来ず 雪菜に言ってしまいました・・・ 雪菜の事が 愛おしいと・・・」
私は 玄太に視線を移した
「水仙・・・ 初めて おいらがここへ来た時に 会いたい人 待って居る人って・・・ その雪菜って人?」
「はい・・・ 雪菜は 壮志郎さんが来た日 姿を見せませんでした・・・ 私も 雪菜の姿を見ないで 良かったと思っています・・・ 雪菜とは お別れを ちゃんと言える自信がなかったので・・・」
私は 自分の胸に 手を当てた
(ちゃんと・・・ 今でも覚える 早く 雪菜に会いたい・・・)
「始めは・・・ たくさんのお侍さん達に 私は 怖くて・・・ いつも 壮志郎さんの傍にいました・・・ 今の倍 以上のお侍さん達が居て・・・ その中でも 根本さんと言う人は とても優しく 私と壮志郎さんと根本さんとで かまどに入る事が多く 壮志郎さんが かまどに入ると 大勢のお侍さん達も 掃除をしたり いろいろ動いてくれました・・・ 当時の壮志郎さんは とても迫力があって 怖いくらいでした・・・ 根本さんと壮志郎さんは いつも 傍にいて 壮志郎さんも根本さんと居る時は とても穏やかで お侍さん達も まとまりをみせていました・・・ でも 大きな戦いがあって 何日も お侍さん達が 帰って来ない事がありました みんな ボロボロで 傷つき 無傷で 立っていたのは 壮志郎さんぐらいでした・・・ 私は 根本さんを探しました お侍さん達にも 聞きました でも みんな 口を閉ざし 誰も 話をしてくれませんでした・・・ 私が あまりにも聞くので 玄太も 知っている 柳田さんがしびれを切らし 私に 教えてくれました・・・ 根本さんは 壮志郎さんをかばって切られたと・・・ 壮志郎さんは 荒れていたと 敵は みんな壮志郎さんが 切って捨てたと・・・ 壮志郎さんは 根本さんの亡骸の前から しばらく 離れなかったそうです・・・ それからの壮志郎さんは 今と変わりません 壮志郎さんにとっは 根本さんは とても大事な人だったんだと思います」
私は 玄太に お茶を入れ 私も 一口 お茶を飲みました
「今よりも もっと たくさんのお侍さん達が居て 水仙は 大変だったんだね・・・ 壮志郎さんも 辛かったよね・・・ 水仙 ありがとう おいらは もう大丈夫だから みんなの所へ行ってあげて・・・」
「玄太・・・ 大丈夫です お侍さん達は 壮志郎さんに任せて・・・ それよりも 私は 怒っているのです 玄太に ひどい目にあわせて・・・ だから 私は 玄太が元気になるまで 何もしないと言っておきまし 玄太は 自分の体を 労わって下さい そして 玄太 ここから 居なくならないで 私が 玄太を 今度こそ 守るから」
水仙は おいらの手を取り そう言った
「水仙・・・ おいらは どこへも行かないよ ここが どこなのかも 分からないし・・・ 水仙は おいらも 帰れるって言ってくれたから おいらは それを 信じる」
「玄太・・・」
また 水仙の目から 涙が溢れ出した
(つづく)
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