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忠犬、馬鹿犬、貴方のために
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抜けないように、慎重に師匠の体も抱いて起き上がって、俺の上に座らせる。深いところまで挿れられるから、この体勢だと師匠がいつもより素直になってくれる、気がする。支えがないから、師匠が俺に抱き付くしかないって、下心もあるけど。
「クライヴ」
背中から、繋がっているところまでをなぞるように撫でる。乳首にむしゃぶりついて、ちゅうちゅう吸ったら頭を抱きしめられた。気持ちいいみたいだ。舐めたり噛んだり、漏れる声やナカの反応を確かめながら、ぷっくりと熟れた果実を片方だけ可愛がる。腰を揺らしたり、俺の動きに合わせて胸を押し付けてきたりしてるの、たぶん気付いてない。
すりすりと俺の体で楽しんでいたモノの根元を押さえて、俺の唾液でべとべとになった乳首をもう一度舐め上げる。
「っ、ふ、ぁ……」
「名前呼んでくれたら、気持ち良くする」
しっとり濡れた宝石が俺を見下ろしている。綺麗。眦を指で撫でたらちょっとだけ笑って、それから、額にキスが降ってきた。
「……ルイ」
小さい声だったけどすごく嬉しくて、胸の真ん中辺りからぎゅうって熱くなって、抱きしめた。師匠が考えてくれた、俺の名前。
慎重にベッドの上に師匠を下ろして、金色の滲む碧の瞳を見つめて、口付ける。師匠とするキスは気持ちいい。師匠も気持ちよくなってほしいから、緩く腰を振って、反応がいいところを突いていく。俺に抱かせてくれて、俺ので気持ちよくなってくれるのが嬉しい。
いろんな気持ちが溢れて、たくさん伝えたいことがあるのに、いい言葉が見つからない。
「……愛してる」
想ってることを全部乗せてひと言にしたら、それしかなかった。
師匠が目を丸くして、俺に絡めている手足にぎゅっと力が入る。ナカが、痙攣するみたいに不規則に動いて締め付けてきた。食い千切られそうなくらい強くて、でも師匠が上げてる声は悲鳴みたいで、これ、きつ、搾り取られそう。
耐え切れずに奥まで叩き付けて、絡み付く壁に促されるままに何度も腰を振った。気持ちいい。ナカがうねって、とろとろで、ぎゅうぎゅう搾り取ろうとしてくる。めちゃくちゃ気持ちいい。
求められるままに全部出し切って飲み込ませて、まだひくひくと震えている師匠を撫でる。
「っや、ゃめ、ひ、ッ、あ」
前にカーメルに聞いた気がする。何だっけ、中イキ? メスイキ? 男でもナカで、出さなくてもすごく気持ちよくなるやつがあるらしい。単に出すより、長い時間気持ちいいって聞いた。確かに師匠のはまだ勃ったままで、さっき出したの以外、新しい種は散っていない。ナカがまだきゅうきゅうとしゃぶりついてくる。
……俺に愛してるって言われてメスイキした?
「……めちゃくちゃ可愛い」
軽く腰を引いて打ちつけたら、師匠の体が仰け反った。イき続けてるみたいだ。可愛い。どこに触れても刺激になるみたいで、ナカは奥に誘ってくるし体もぶるぶる震えてる。余裕のない啼き声が腰にクる。
「ゃっ、も、ルイ……ァ、あ、ル、ィ、やめ……っ」
気持ちよすぎて苦しいみたいで、ぎゅっと縋りついてきた。師匠が。俺に。
死ぬほど可愛い。
あんまり強い刺激にならないようにそっと抱きしめて、慎重に、師匠の隣に俺も横になる。撫でるのもキちゃうみたいだから、落ちつくまで我慢だ。この状態でぐちゃぐちゃに突っ込むのにもちょっとそそられるけど、やだって言ってるから今日はやらない。
けど、びくびく震えている師匠を抱きしめてると、もっとヤりたくて堪らなくなる。ナカがずっと俺のを美味しそうにしゃぶってるから、俺も気持ちよくて、さっき師匠に中出ししたのにまた勃ちそうだ。
「っは、ふ……」
師匠の息がちょっと落ちついてきた。俺にしがみ付いてる姿勢は変えないから、まだ余韻はあるのかもしれない。この感じだとたぶん、メスイキしたのは初めてなんだと思う。師匠のハジメテを俺がもらえたなら、すごく嬉しい。めちゃくちゃ可愛かった。
「師匠、もっとほしい」
睨まれた。けどヤり足りない。
「クライヴ」
ナカがきゅうっと締まった。自分でもわかったみたいで、顔逸らしてる。可愛い。
了承の返事をもらったことにして、起き上がって奥までゆっくり抜き差しする。
「気持ち良くなろうよ、師匠」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ちゃんと愛してるって伝えたから。だから、まさか。
王女と王子に呼ばれた俺が、中庭で話し込んでいるところにミーチャさんが駆け込んできて。
「バルトロウ様が、城内の、どこにも、いらっしゃらず……!」
そんなこと言われるなんて、考えてもみなかった。
「クライヴ」
背中から、繋がっているところまでをなぞるように撫でる。乳首にむしゃぶりついて、ちゅうちゅう吸ったら頭を抱きしめられた。気持ちいいみたいだ。舐めたり噛んだり、漏れる声やナカの反応を確かめながら、ぷっくりと熟れた果実を片方だけ可愛がる。腰を揺らしたり、俺の動きに合わせて胸を押し付けてきたりしてるの、たぶん気付いてない。
すりすりと俺の体で楽しんでいたモノの根元を押さえて、俺の唾液でべとべとになった乳首をもう一度舐め上げる。
「っ、ふ、ぁ……」
「名前呼んでくれたら、気持ち良くする」
しっとり濡れた宝石が俺を見下ろしている。綺麗。眦を指で撫でたらちょっとだけ笑って、それから、額にキスが降ってきた。
「……ルイ」
小さい声だったけどすごく嬉しくて、胸の真ん中辺りからぎゅうって熱くなって、抱きしめた。師匠が考えてくれた、俺の名前。
慎重にベッドの上に師匠を下ろして、金色の滲む碧の瞳を見つめて、口付ける。師匠とするキスは気持ちいい。師匠も気持ちよくなってほしいから、緩く腰を振って、反応がいいところを突いていく。俺に抱かせてくれて、俺ので気持ちよくなってくれるのが嬉しい。
いろんな気持ちが溢れて、たくさん伝えたいことがあるのに、いい言葉が見つからない。
「……愛してる」
想ってることを全部乗せてひと言にしたら、それしかなかった。
師匠が目を丸くして、俺に絡めている手足にぎゅっと力が入る。ナカが、痙攣するみたいに不規則に動いて締め付けてきた。食い千切られそうなくらい強くて、でも師匠が上げてる声は悲鳴みたいで、これ、きつ、搾り取られそう。
耐え切れずに奥まで叩き付けて、絡み付く壁に促されるままに何度も腰を振った。気持ちいい。ナカがうねって、とろとろで、ぎゅうぎゅう搾り取ろうとしてくる。めちゃくちゃ気持ちいい。
求められるままに全部出し切って飲み込ませて、まだひくひくと震えている師匠を撫でる。
「っや、ゃめ、ひ、ッ、あ」
前にカーメルに聞いた気がする。何だっけ、中イキ? メスイキ? 男でもナカで、出さなくてもすごく気持ちよくなるやつがあるらしい。単に出すより、長い時間気持ちいいって聞いた。確かに師匠のはまだ勃ったままで、さっき出したの以外、新しい種は散っていない。ナカがまだきゅうきゅうとしゃぶりついてくる。
……俺に愛してるって言われてメスイキした?
「……めちゃくちゃ可愛い」
軽く腰を引いて打ちつけたら、師匠の体が仰け反った。イき続けてるみたいだ。可愛い。どこに触れても刺激になるみたいで、ナカは奥に誘ってくるし体もぶるぶる震えてる。余裕のない啼き声が腰にクる。
「ゃっ、も、ルイ……ァ、あ、ル、ィ、やめ……っ」
気持ちよすぎて苦しいみたいで、ぎゅっと縋りついてきた。師匠が。俺に。
死ぬほど可愛い。
あんまり強い刺激にならないようにそっと抱きしめて、慎重に、師匠の隣に俺も横になる。撫でるのもキちゃうみたいだから、落ちつくまで我慢だ。この状態でぐちゃぐちゃに突っ込むのにもちょっとそそられるけど、やだって言ってるから今日はやらない。
けど、びくびく震えている師匠を抱きしめてると、もっとヤりたくて堪らなくなる。ナカがずっと俺のを美味しそうにしゃぶってるから、俺も気持ちよくて、さっき師匠に中出ししたのにまた勃ちそうだ。
「っは、ふ……」
師匠の息がちょっと落ちついてきた。俺にしがみ付いてる姿勢は変えないから、まだ余韻はあるのかもしれない。この感じだとたぶん、メスイキしたのは初めてなんだと思う。師匠のハジメテを俺がもらえたなら、すごく嬉しい。めちゃくちゃ可愛かった。
「師匠、もっとほしい」
睨まれた。けどヤり足りない。
「クライヴ」
ナカがきゅうっと締まった。自分でもわかったみたいで、顔逸らしてる。可愛い。
了承の返事をもらったことにして、起き上がって奥までゆっくり抜き差しする。
「気持ち良くなろうよ、師匠」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ちゃんと愛してるって伝えたから。だから、まさか。
王女と王子に呼ばれた俺が、中庭で話し込んでいるところにミーチャさんが駆け込んできて。
「バルトロウ様が、城内の、どこにも、いらっしゃらず……!」
そんなこと言われるなんて、考えてもみなかった。
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