悔しいけど、君が好き。

「人生最後の日に何したい?」
私はそう聞いてきたあいつに会いたかった。

社畜のミサキは、ある日、大学時代の忘れられない男友達の言葉を思い出してしまう。そして物騒なニュースを見ていると、少しづつおかしくなる世の中で、いつ「人生最後の日」がくるかわからないと怖くなった。

だったら、取り返しがつかなくなる前に、ダサくても、今更でも、やっぱりもう一度会いたい!
そんなふうに勢いづけて連絡を取ってみたものの。
「なぁ、誰に会いにきたんだよ」
「そっちこそ」
素直じゃない大人同士の、バレバレの攻防戦。
※カクヨム、小説家になろうでも掲載いたします。
※4話の短編予定。
24h.ポイント 0pt
0
小説 195,735 位 / 195,735件 恋愛 58,114 位 / 58,114件

あなたにおすすめの小説

思い出してしまったのです

月樹《つき》
恋愛
同じ姉妹なのに、私だけ愛されない。 妹のルルだけが特別なのはどうして? 婚約者のレオナルド王子も、どうして妹ばかり可愛がるの? でもある時、鏡を見て思い出してしまったのです。 愛されないのは当然です。 だって私は…。

『静かに流れる、ふたりの刻(とき)』

小川敦人
現代文学
隆介と菜緒子は、恋人未満ともいえる穏やかな関係を築いていた。食事や日帰り旅行を共にする時間は、まるで夢のように過ぎていく。ある日、菜緒子の転勤の話が浮上し、二人は距離という現実に直面する。だが、転勤は取り消され、関係は続くことに。しかし、菜緒子は「もし遠く離れたら、私たちはどうなっていたのかな」と呟く。情熱的な恋愛ではない。それでも、お互いの存在が心地よい。形に囚われず、ただ流れる時間を大切にする――それが彼らの愛のかたちだった。

28メートル先のキミへ

佑佳
青春
弓道部の友達の応援をしに大会に来た青磁。 女子個人の最後の一矢を放ったのは、とても美しい引き方をした人。 その一矢で、彼女の優勝が決まったのがわかると、青磁は溜め息のように独り言を漏らした。 「かっ、けぇー……」 はい、自覚なしの一目惚れをしました。 何も持っていない(自己評価)・僕、佐々井青磁は、唯一無二を持ち孤高に輝き続ける永澤さんを知りたくなった。 でも、声をかける勇気すら持っていないって気が付いた。 これでいいのかよ? ん? ハンディキャップと共に生きる先に、青磁は何を手にするか。 クスッと笑えてたまーーにシリアス、そんな、『佑佳』を始めた最初の完結物語を大幅改稿リメイクでお披露目です!

靴と過ごした七日間

ぐうすかP
ライト文芸
代わり映えのない毎日を繰り返す日々。 そんな代わり映えのないある日、恋人に振られた志村健一。 自覚はなくともショックを受けた健一に声を掛けたのはなんと、「靴」だった。 信じられない状況の中、 健一は一体何を信じればいいのだろうか? そして、「靴」の目的はなんなのだろうか。 ラブリーでフレンドリーそして混沌(カオス)な1週間が始まる。

過去の痛い思い出を反省して、今に至ったはずです。

羽月☆
恋愛
高校生の頃だった、二人だけの母子家庭にちょっとした変化が起きて。 出来たらずっとこのままだったら・・・・・・。 だけどそうならなかった事実。 こっそり反省を繰り返した私。 あれから大人になりました。 いろいろと努力もしたし、もっと人に迷惑をかけないくらいに分別ある大人に。 だけどあの日の油断でやっぱり迷惑をかけてます。 なかなか成長できないみたいです。 瑞木 亜紀、入社した会社で懐かしい人に会いました。 うっかりと知り合いを飛び越えた感じでついつい・・・・。

平凡な高校生活を送る予定だったのに

空里
恋愛
高校生になり数ヵ月。一学期ももうそろそろ終わりを告げる頃。 僕、田中僚太はクラスのマドンナとも言われ始めている立花凛花に呼び出された。クラスのマドンナといわれるだけあって彼女の顔は誰が見ても美人であり加えて勉強、スポーツができ更には性格も良いと話題である。 それに対して僕はクラス屈指の陰キャポジである。 人見知りなのもあるが、何より通っていた中学校から遠い高校に来たため、たまたま同じ高校に来た一人の中学時代の友達しかいない。 そのため休み時間はその友人と話すか読書をして過ごすかという正に陰キャであった。 そんな僕にクラスのマドンナはというと、 「私と付き合ってくれませんか?」 この言葉から彼の平凡に終わると思われていた高校生活が平凡と言えなくなる。

絵葉書 -君がくれた、この想いは…-

真田晃
青春
一通の絵葉書が届いた。 どうして。いつもは手紙なのに…… 書かれた文面に胸騒ぎを覚えた俺は、顔も知らない彼に、会いに行く。 ※BL要素は薄いです。 ※表紙絵は、フリーイラストをお借りしております。(規約により此方に記載) フジョッシー様『5分で感じる初恋BL』コンテスト応募作品。

魔法少女の裏表

藤和
恋愛
魔法少女と、魔法少女に憧れる少年。 二人の生活が擦る様に交差し、やがて二人は大人になっていく。