11 / 30
第一章 辺境の街 カルファ
11. 手続き
しおりを挟む
手続きは、そんなに複雑なものでもなかった。
どちらかというと、レイクスさんとウォルターさんがいろいろとサインのようなものをしていて、僕はただはいはいと頷くだけ。
そのせいか、異様に眠気が襲ってきて、僕はうつらうつらとしていた。
はぁ~……早くベッドで休みたい。
「おーい。起きてるか~?」
「なんとか……」
「じゃあ、ここにお前らの名前を書いてくれ。これで全部終わりだ」
僕は、差し出された紙に目を通す。そこには、お互いが守るべき条件が箇条書きに書かれている契約書だった。
いろいろと小難しく書いてあるので要約すると、レイクスさんとウォルターさんは後見人として、僕らの身柄の保護と立場の保証。僕らの活動責任の負担。
僕たちは被後見人として、街の滞在許可に加えて、定期的な活動報告。そして、後見人の仕事依頼の引き受け義務。
僕は、被後見人項目の一つを見て、目を細めた。
「仕事依頼の引き受け義務ってなに?拒否権ないの?」
一応、うつらうつらとしながらも、僕はちゃんと話を聞いていた。
そのときの、ルーナがフラッフィーのベッドを欲しがっているもののお金がないから、仕事を与えてやってくれという兵士長の言葉に、確かに頷いた。
でも、強制は聞いてない。引き受けたいときに引き受けるではダメなの?
「すまねぇが、その言い回しは直せねぇんだ。今回のケースでは、被後見人には後見人に対しての拒否権はねぇんでな。貴族が貴族の後見人をするのとは訳が違うんだ」
「……僕らの身分がはっきりしないから?」
「ああ。だから、不必要な自由を与えることはよしとされない。被後見人とはいうが、実質的に後見人の奴隷……よくても従者扱いされる」
う~ん……やっぱりそんな感じかぁ。どうりで公認の抜け道なんて言われるわけだ。全部都合よくはいかないな。
「じゃあ、こっそり頼むとかは?」
「できなくはねぇが……バレたときがまずい。公的なものじゃねぇから、無許可の行動になる。被後見人が後見人の許可なく歩き回ってるってだけで、身分証は簡単に剥奪されるからな。いわゆる、お尋ね者になるぞ」
「なんでそんなに厳しいんですか?」
「こういうときに使われる後見人制度は、ほとんどが訳ありなんだ。元犯罪者だったり、お前たちのように身元不明だったりな。だからこそ、さっき嬢ちゃんが言ったように、スパイを警戒しなきゃならねぇ。疑わしい行動を取れば、スパイの容疑ありとして切り捨てられるってわけだな」
そういう理由なら、ふざけるなとは言いにくいな。国防は国を運営する上で、軽視してはならないものだ。
でも、強制はちょっとなぁ……。
僕が難色を示してると、レイクスさんがはははと笑う。
「大丈夫だ。依頼の強制って言っても、そもそも俺たちが依頼しなきゃいいだけだからな」
「ええ。あなたがたが引き受けたいと思ったときに適当に仕事を頼みますから、普段は気にしなくてもいいですよ。無許可でないことを示すために記述しているだけですから」
あっ、それもそっか。やることがなければ、義務もなにもないね。
僕たちの意見もちゃんと聞き入れてくれるこの人たちなら、無茶な依頼もしてこないと思う。
そう考えると、特にもう問題点はないように思えるけど……
「ルーナ、この内容でサインしてもいい?」
賢い妹に尋ねてみる。もしかしたら、僕が気づいていない問題点があるかもしれない。
うつらうつらとしていたけど、意識はあったはずなので、話の節々は聞き取っているはずだ。
「ん~……お金は?お金はどのくらい、何に使っていいの?制約なしじゃ、武器を買ったりとか、薬を買ったりできちゃうから、それはまずかったりしない?」
少しとろんとしてはいるものの、ルーナの目つきが鋭くなる。
購入制限か。確かに僕たちは、基礎知識は知っていても、下界の常識には疎い傾向があるから、無許可のものを購入しても気づかない可能性が高いな。
リスクは潰しておくに限るけど……ルーナのことだ。絶対に裏がある。
「確かにそうか。じゃあ、小金貨一枚までは自由に使えることにしよう。どうせ、何の憂いもなくフラッフィーのベッドを買いたいだけだろ?」
「あっ、バレた?」
ルーナはイタズラがバレた子どものような笑みを浮かべる。
まぁ、そんなところだろうとは思ったよ、うん。
「よし。新たに項目を記載しておいたから、これでいいならサインしてくれ」
僕は、改めて渡された紙に目を通す。被後見人の部分には、小金貨一枚の使用許可が加わっていたのを確認して、僕はさらさらと自分の名前を書く。
文字は、種族や国によっていろいろと違いはあるものの、イーリス語という世界共通語が存在するので、それを使っていれば困ることはない。
一応、文字の書き取りなどは下界経験者の精霊に習っていたので問題はない。イーリス語は、前世のアルファベットと読み方も使い方も文法もほぼ同じなので、特に覚えやすかったのもある。
見た目としては、英文字の筆記体が一番近いのもあって、書きやすくもある。
ルーナに紙を渡すと、ルーナも同じようにイーリス語で名前を記入する。
ルーナが兵士長に紙を返す。
「よし。これでやっと終わったな。身分証は、数日後に渡すから、今は待っててくれ」
「やっとか~」
いや~、街に入るだけなのに長かったなぁ。それだけ、セキュリティがしっかりしてるってことだろうから、そこは安心だけど。
「お兄ちゃん、眠い……」
ルーナが僕の服の袖を掴んでうとうとし始める。
いや、話し合いしてる間はほとんど寝てたよね!?まだ寝足りないの!?確かに、ルーナは一週間ぶっ通しで寝てたこともあるけど、さすがに。
「では、お二人は私の屋敷にお越しください。フラッフィーのベッドもありますよ」
「わーい!行く行く!」
魅力的な提案をしてくれたウォルターさんに、ルーナは満面の笑みで頷く。
ウォルターさん、ルーナの扱いがもうわかりだしたかな?
「お兄ちゃんも行くでしょ!?」
同意することが決定しているかのような口ぶりで、ルーナは言う。
まぁ、下手に宿で泊まるよりは安全だから、別にいいけど。宿代が浮くのも助かるし。
「うん、僕も行く」
「では、しばらくお待ちください。馬車の手配をして参りますので」
そう言って、ウォルターさんは出ていってしまった。また待たされるパターンかぁ。
「場所教えてくれれば、自分たちで行くのに」
「貴族が出入りする屋敷に、素性も知らない子どもをホイホイ招き入れられるわけねぇだろ。ウォルターと一緒に馬車に乗ってれば、客人扱いされるから、おとなしく乗っていけ」
どうやら、心のなかの声が漏れてしまっていたらしく、兵士長が僕の呟きに答えてくれる。
まぁ、そう言う理由なら、おとなしく待つか。
「ねぇねぇ。なんでこの街にウォルターさんの屋敷があるの?貴族って、都と領地にだけ屋敷を持つものなんじゃないの?」
ルーナがこてんと首をかしげる。いつもの柔らかい瞳なので、ヤバいスイッチは入ってないようだ。疑ってるわけではなく、単純に気になっただけだろう。
「ああ。正確には、外国から来た要人をもてなすための屋敷の管理権を持ってるのがウォルターなんだよ。一応、所有者は別にいるんだが、管理をウォルターに任せてるんだ。その代わりに、あいつの客人も自由に招いていいってことになってる」
その言葉に、僕はうん?と疑いを持つ。ウォルターさんは、貴族とはいえ子爵であり、自分で名ばかりと言っていた。
それに、カルファ防衛軍の一員とはいえ、分隊の副隊長というだけである。
そんな人が、そんな大層な役割を任されたりするものだろうか。普通なら、もっと身分と立場が上の人が管理をしそうなものなのに。
ということは、所有者という人が、ウォルターさんのことを信用して権限を預けたということだけど、身分がまあまあ高そうで、ウォルターさんとそれなりに親しそうなのはーー
「……その所有者って、兵士長だったりしません?」
僕がじとっとした目で兵士長を見ると、兵士長は静かに目をそらす。
「……いや、俺じゃないぞ?」
これは図星だな。
僕は、深々とため息をついた。
どちらかというと、レイクスさんとウォルターさんがいろいろとサインのようなものをしていて、僕はただはいはいと頷くだけ。
そのせいか、異様に眠気が襲ってきて、僕はうつらうつらとしていた。
はぁ~……早くベッドで休みたい。
「おーい。起きてるか~?」
「なんとか……」
「じゃあ、ここにお前らの名前を書いてくれ。これで全部終わりだ」
僕は、差し出された紙に目を通す。そこには、お互いが守るべき条件が箇条書きに書かれている契約書だった。
いろいろと小難しく書いてあるので要約すると、レイクスさんとウォルターさんは後見人として、僕らの身柄の保護と立場の保証。僕らの活動責任の負担。
僕たちは被後見人として、街の滞在許可に加えて、定期的な活動報告。そして、後見人の仕事依頼の引き受け義務。
僕は、被後見人項目の一つを見て、目を細めた。
「仕事依頼の引き受け義務ってなに?拒否権ないの?」
一応、うつらうつらとしながらも、僕はちゃんと話を聞いていた。
そのときの、ルーナがフラッフィーのベッドを欲しがっているもののお金がないから、仕事を与えてやってくれという兵士長の言葉に、確かに頷いた。
でも、強制は聞いてない。引き受けたいときに引き受けるではダメなの?
「すまねぇが、その言い回しは直せねぇんだ。今回のケースでは、被後見人には後見人に対しての拒否権はねぇんでな。貴族が貴族の後見人をするのとは訳が違うんだ」
「……僕らの身分がはっきりしないから?」
「ああ。だから、不必要な自由を与えることはよしとされない。被後見人とはいうが、実質的に後見人の奴隷……よくても従者扱いされる」
う~ん……やっぱりそんな感じかぁ。どうりで公認の抜け道なんて言われるわけだ。全部都合よくはいかないな。
「じゃあ、こっそり頼むとかは?」
「できなくはねぇが……バレたときがまずい。公的なものじゃねぇから、無許可の行動になる。被後見人が後見人の許可なく歩き回ってるってだけで、身分証は簡単に剥奪されるからな。いわゆる、お尋ね者になるぞ」
「なんでそんなに厳しいんですか?」
「こういうときに使われる後見人制度は、ほとんどが訳ありなんだ。元犯罪者だったり、お前たちのように身元不明だったりな。だからこそ、さっき嬢ちゃんが言ったように、スパイを警戒しなきゃならねぇ。疑わしい行動を取れば、スパイの容疑ありとして切り捨てられるってわけだな」
そういう理由なら、ふざけるなとは言いにくいな。国防は国を運営する上で、軽視してはならないものだ。
でも、強制はちょっとなぁ……。
僕が難色を示してると、レイクスさんがはははと笑う。
「大丈夫だ。依頼の強制って言っても、そもそも俺たちが依頼しなきゃいいだけだからな」
「ええ。あなたがたが引き受けたいと思ったときに適当に仕事を頼みますから、普段は気にしなくてもいいですよ。無許可でないことを示すために記述しているだけですから」
あっ、それもそっか。やることがなければ、義務もなにもないね。
僕たちの意見もちゃんと聞き入れてくれるこの人たちなら、無茶な依頼もしてこないと思う。
そう考えると、特にもう問題点はないように思えるけど……
「ルーナ、この内容でサインしてもいい?」
賢い妹に尋ねてみる。もしかしたら、僕が気づいていない問題点があるかもしれない。
うつらうつらとしていたけど、意識はあったはずなので、話の節々は聞き取っているはずだ。
「ん~……お金は?お金はどのくらい、何に使っていいの?制約なしじゃ、武器を買ったりとか、薬を買ったりできちゃうから、それはまずかったりしない?」
少しとろんとしてはいるものの、ルーナの目つきが鋭くなる。
購入制限か。確かに僕たちは、基礎知識は知っていても、下界の常識には疎い傾向があるから、無許可のものを購入しても気づかない可能性が高いな。
リスクは潰しておくに限るけど……ルーナのことだ。絶対に裏がある。
「確かにそうか。じゃあ、小金貨一枚までは自由に使えることにしよう。どうせ、何の憂いもなくフラッフィーのベッドを買いたいだけだろ?」
「あっ、バレた?」
ルーナはイタズラがバレた子どものような笑みを浮かべる。
まぁ、そんなところだろうとは思ったよ、うん。
「よし。新たに項目を記載しておいたから、これでいいならサインしてくれ」
僕は、改めて渡された紙に目を通す。被後見人の部分には、小金貨一枚の使用許可が加わっていたのを確認して、僕はさらさらと自分の名前を書く。
文字は、種族や国によっていろいろと違いはあるものの、イーリス語という世界共通語が存在するので、それを使っていれば困ることはない。
一応、文字の書き取りなどは下界経験者の精霊に習っていたので問題はない。イーリス語は、前世のアルファベットと読み方も使い方も文法もほぼ同じなので、特に覚えやすかったのもある。
見た目としては、英文字の筆記体が一番近いのもあって、書きやすくもある。
ルーナに紙を渡すと、ルーナも同じようにイーリス語で名前を記入する。
ルーナが兵士長に紙を返す。
「よし。これでやっと終わったな。身分証は、数日後に渡すから、今は待っててくれ」
「やっとか~」
いや~、街に入るだけなのに長かったなぁ。それだけ、セキュリティがしっかりしてるってことだろうから、そこは安心だけど。
「お兄ちゃん、眠い……」
ルーナが僕の服の袖を掴んでうとうとし始める。
いや、話し合いしてる間はほとんど寝てたよね!?まだ寝足りないの!?確かに、ルーナは一週間ぶっ通しで寝てたこともあるけど、さすがに。
「では、お二人は私の屋敷にお越しください。フラッフィーのベッドもありますよ」
「わーい!行く行く!」
魅力的な提案をしてくれたウォルターさんに、ルーナは満面の笑みで頷く。
ウォルターさん、ルーナの扱いがもうわかりだしたかな?
「お兄ちゃんも行くでしょ!?」
同意することが決定しているかのような口ぶりで、ルーナは言う。
まぁ、下手に宿で泊まるよりは安全だから、別にいいけど。宿代が浮くのも助かるし。
「うん、僕も行く」
「では、しばらくお待ちください。馬車の手配をして参りますので」
そう言って、ウォルターさんは出ていってしまった。また待たされるパターンかぁ。
「場所教えてくれれば、自分たちで行くのに」
「貴族が出入りする屋敷に、素性も知らない子どもをホイホイ招き入れられるわけねぇだろ。ウォルターと一緒に馬車に乗ってれば、客人扱いされるから、おとなしく乗っていけ」
どうやら、心のなかの声が漏れてしまっていたらしく、兵士長が僕の呟きに答えてくれる。
まぁ、そう言う理由なら、おとなしく待つか。
「ねぇねぇ。なんでこの街にウォルターさんの屋敷があるの?貴族って、都と領地にだけ屋敷を持つものなんじゃないの?」
ルーナがこてんと首をかしげる。いつもの柔らかい瞳なので、ヤバいスイッチは入ってないようだ。疑ってるわけではなく、単純に気になっただけだろう。
「ああ。正確には、外国から来た要人をもてなすための屋敷の管理権を持ってるのがウォルターなんだよ。一応、所有者は別にいるんだが、管理をウォルターに任せてるんだ。その代わりに、あいつの客人も自由に招いていいってことになってる」
その言葉に、僕はうん?と疑いを持つ。ウォルターさんは、貴族とはいえ子爵であり、自分で名ばかりと言っていた。
それに、カルファ防衛軍の一員とはいえ、分隊の副隊長というだけである。
そんな人が、そんな大層な役割を任されたりするものだろうか。普通なら、もっと身分と立場が上の人が管理をしそうなものなのに。
ということは、所有者という人が、ウォルターさんのことを信用して権限を預けたということだけど、身分がまあまあ高そうで、ウォルターさんとそれなりに親しそうなのはーー
「……その所有者って、兵士長だったりしません?」
僕がじとっとした目で兵士長を見ると、兵士長は静かに目をそらす。
「……いや、俺じゃないぞ?」
これは図星だな。
僕は、深々とため息をついた。
65
お気に入りに追加
220
あなたにおすすめの小説
神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!
yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。
しかしそれは神のミスによるものだった。
神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。
そして橘 涼太に提案をする。
『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。
橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。
しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。
さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。
これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる