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番外編
書籍化記念SS 紅茶とお菓子とゴシップと
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定期的に開かれているお茶会。
最近は、自分たちでいろいろと持ち込むようになって、私は紅茶。ソフィアはお菓子を持ち込んでいる。モニカちゃんは、どこで仕入れたんだというゴシップを時々持ってきてくれる。
女子会ということで、アイリス以外の白梟たちはご退場願っている。
アイリスは、私には精神的にいてほしくないのだけど、内緒にしておいてと言えば、意外と約束は守ってくれるから。
そんなことを考えていると、心が読めるアイリスに意外とはなんだみたいな目で見られているけど。
こういうときにおいては、レアとかよりも全然信用できるからね。
レアは面白おかしく広めかねない。メイアも、無意識のうちに口を滑らしそうだし。
「そういえば、最近、下町で噂になっていることがあるんですよー」
「うわさ?」
ソフィアに視線を向けるも、ソフィアは小さく首を横に振る。
どうやら、ソフィアも知らないらしい。
「噂と言っても、大したことはないんですけど、ある商会の花を買ってプロポーズすると成功するだとか、広場にある噴水でデートすれば必ず結ばれるだとか」
「ああ、それなら聞いたことがありますね」
ソフィアもうんうんとうなずいている。
それ、ジンクスってやつよね。ジンクスの大半は、たまたま成功した話をしたときに都市伝説のように広がっていったものなんだけど……。
でも、そんなジンクスがあるってことは、何人か成功者がいるってことだろう。それ自体は素直にお祝いするべきことよね。
「ーー商会って、あなたの?」
「私のところだったら嬉しかったんですけどねー。残念ながら違います」
「じゃあ、あなたのライバルになるじゃない」
「大丈夫ですよ!こっちには何人か貴族の常連さんもいますし、フェンネルのブランドを貰っているのもちょくちょく置いてはいますしね!」
モニカちゃんが自信ありげにそう語るも、私はうん?と違和感に気づく。
「あなた、フェンネルは見たことないんじゃないの?あれも嘘だったってわけ?」
「見たことはありますよ!フェンネルの専門店に行ったことがなかっただけです!」
「あら、そうだったの」
それでやけにフェンネルに詳しかったわけね。なるほどなるほど。
う~ん。でも、私たちがほしいのは、そういうジンクスではなかったのだけど。
「な~んだ。ゴシップらしいゴシップはないのね」
「そうですね。お二人が望むごしっぷというものはありませんね」
後で知ったことなんだけど、この世界にはゴシップという言葉がないらしい。
私もソフィアも、ここは日本で作られた乙女ゲームという前提があり、普通にあるものだと思って使っていたので、モニカちゃんに『それってなんですか?』と聞かれたときは大変に焦った。
今は、人のおもしろい噂の隠語ということにしてある。
ゴシップなら、私達にしか通じないだろうし、隠語で間違ってないだろう。
「逆に、ソフィアさんはなにかないんですか?」
「えっ!?私ですか!?」
話を振られるとは思ってなかったのか、ソフィアは心底驚いた表情をしている。
「……思いつくのはありませんね。リリアン様は何かありませんか?」
「私?う~んと……」
何かあっただろうかと、お茶菓子をつまみながらリリアンの記憶を思い返す。
「……あるにはあるけど、あまり言いたくはないわね」
「そんな言い方されると気になるじゃないですか!」
「そうですよ!私たちの仲なんですから教えてください!」
二人が真剣な顔で詰め寄ってくる。
そんなことを言われても、言ったら私の身がどうなるか分からないんだけどなぁ……。
「お父様のことなんだけど」
「あっ、じゃあいいです」
「私も話さなくて大丈夫です」
わりとガチめのトーンで、ソフィアとモニカちゃんが拒否してきた。
どうやら、お父様にばれたときを恐れたみたいだ。うん。私もばれたらどうなるか分からないから怖い。
でも、そうなるとゴシップは特になしということになる。それはちょっとと思ってしまう私もいる。
別に、人の不幸を笑いたいとかではないけど、なにかおもしろい話でも聞いて、荒んだ心をちょっとでも癒しておきたい。
なにか、そういうのを持ってそうな人。
私は、一人心当たりがあり、すっと視線をその人物に向けた。
「いや、話しませんよ?」
「“話さない”ってことは、何かあるのね?」
私がそう指摘すると、その人物……アイリスは、一瞬だけしまったという表情をした。
「まぁ、侍女はいろんな噂話を耳にしますから、あると言えばありますけど……話したら私の命が危ういので」
お前もそのパターンか!
そう言われると、話せとは言いにくい。だって、話せと言ったら私も話さないといけなくなる。それは嫌だ。
「危うくならないものはないの?」
「そうですね……強いて言えば……」
あっ、なんだかんだ話してくれるみたい。
仕方ないというよりは、諦めの入った嫌々な表情をしているけど。
それにしても、どんなお話なのだろう。そう思いながら、私は紅茶を一口。
「リリアン様がまだ十の時ーー」
ここまで言われて、飲んでいた紅茶を吹き出しかけた。私は慌てて飲み込む。
「ストップ!何を話そうとしてるのよ!」
さすがにそれはスルーできなくて、大声で制止した。
「リリアン様がまだ十の時の思い出話でもと思ったのですが」
「本人の前でそれを言う!?絶対に良からぬことを話すつもりでしょ!」
「いえ、街に出かけたときのことですね」
アイリスがニコニコしながら爆弾を放り込む。
「絶対にダメ」
それは私(正確にはリリアン)の黒歴史!モニカちゃんはともかく、ソフィアにだけは知られてたまるか!
そもそも、なぜお前が知っている!?
「情報通な友人がおりまして」
メイアとかその辺りだな?そんなことを話すのは絶対にその辺だ。
あのときはこっそりと一人で出かけていたけど、今思えば護衛をつけられてたんだろうなぁ。
「リリアン様!一体何のお話なんですか!?」
「そうですよ。そんなに止められたら気になりますよ~!」
モニカちゃんは、私の幼い頃の話が聞きたいだけだろうけど、ソフィアは完全に私をからかっている。
聞かせたらさらにひどくなるから、絶対に聞かせるわけにはいかない。
「リリアン様が旦那様たちの目を盗んでーー」
「話を聞いてなかったの!?話すなって言ってるのよ!」
「リリアン様!教えてください!話すまで帰しませんよ!」
ソフィアが私の服をぎゅっと掴んでくる。
帰すも何も、ここは私の部屋だっての!!帰るならあなたたちのほう!
そして、絶対に言わないからな!?
「私も知りたいです!」
モニカちゃん?あなたはこっち側に来てくれない?今のところ、三対一になってるのだけど。
「目を盗んで、街へと行ったのですがーー」
「何事もないかのように語り出すな!あなたは少し黙ってて!」
「お嬢様の命令に従う理由がありませんが」
「あなた、私の侍女でしょ!?従者が主の命令に従わないのはおかしいでしょうが!」
別に、絶対に従えとは言わないけど、今だけは従ってくれよ!
「「リリアン様!!」」
「あなたたちも少し静かに!」
特にソフィアはね!あなたは面白がっているだけなのはわかってるわよ?だてに付き合いは長くないからね。
その後もいろいろ騒ぎ立てるみんなに、私は辟易としていた。
頼むから、自分の部屋でくらいゆっくりさせて。
最近は、自分たちでいろいろと持ち込むようになって、私は紅茶。ソフィアはお菓子を持ち込んでいる。モニカちゃんは、どこで仕入れたんだというゴシップを時々持ってきてくれる。
女子会ということで、アイリス以外の白梟たちはご退場願っている。
アイリスは、私には精神的にいてほしくないのだけど、内緒にしておいてと言えば、意外と約束は守ってくれるから。
そんなことを考えていると、心が読めるアイリスに意外とはなんだみたいな目で見られているけど。
こういうときにおいては、レアとかよりも全然信用できるからね。
レアは面白おかしく広めかねない。メイアも、無意識のうちに口を滑らしそうだし。
「そういえば、最近、下町で噂になっていることがあるんですよー」
「うわさ?」
ソフィアに視線を向けるも、ソフィアは小さく首を横に振る。
どうやら、ソフィアも知らないらしい。
「噂と言っても、大したことはないんですけど、ある商会の花を買ってプロポーズすると成功するだとか、広場にある噴水でデートすれば必ず結ばれるだとか」
「ああ、それなら聞いたことがありますね」
ソフィアもうんうんとうなずいている。
それ、ジンクスってやつよね。ジンクスの大半は、たまたま成功した話をしたときに都市伝説のように広がっていったものなんだけど……。
でも、そんなジンクスがあるってことは、何人か成功者がいるってことだろう。それ自体は素直にお祝いするべきことよね。
「ーー商会って、あなたの?」
「私のところだったら嬉しかったんですけどねー。残念ながら違います」
「じゃあ、あなたのライバルになるじゃない」
「大丈夫ですよ!こっちには何人か貴族の常連さんもいますし、フェンネルのブランドを貰っているのもちょくちょく置いてはいますしね!」
モニカちゃんが自信ありげにそう語るも、私はうん?と違和感に気づく。
「あなた、フェンネルは見たことないんじゃないの?あれも嘘だったってわけ?」
「見たことはありますよ!フェンネルの専門店に行ったことがなかっただけです!」
「あら、そうだったの」
それでやけにフェンネルに詳しかったわけね。なるほどなるほど。
う~ん。でも、私たちがほしいのは、そういうジンクスではなかったのだけど。
「な~んだ。ゴシップらしいゴシップはないのね」
「そうですね。お二人が望むごしっぷというものはありませんね」
後で知ったことなんだけど、この世界にはゴシップという言葉がないらしい。
私もソフィアも、ここは日本で作られた乙女ゲームという前提があり、普通にあるものだと思って使っていたので、モニカちゃんに『それってなんですか?』と聞かれたときは大変に焦った。
今は、人のおもしろい噂の隠語ということにしてある。
ゴシップなら、私達にしか通じないだろうし、隠語で間違ってないだろう。
「逆に、ソフィアさんはなにかないんですか?」
「えっ!?私ですか!?」
話を振られるとは思ってなかったのか、ソフィアは心底驚いた表情をしている。
「……思いつくのはありませんね。リリアン様は何かありませんか?」
「私?う~んと……」
何かあっただろうかと、お茶菓子をつまみながらリリアンの記憶を思い返す。
「……あるにはあるけど、あまり言いたくはないわね」
「そんな言い方されると気になるじゃないですか!」
「そうですよ!私たちの仲なんですから教えてください!」
二人が真剣な顔で詰め寄ってくる。
そんなことを言われても、言ったら私の身がどうなるか分からないんだけどなぁ……。
「お父様のことなんだけど」
「あっ、じゃあいいです」
「私も話さなくて大丈夫です」
わりとガチめのトーンで、ソフィアとモニカちゃんが拒否してきた。
どうやら、お父様にばれたときを恐れたみたいだ。うん。私もばれたらどうなるか分からないから怖い。
でも、そうなるとゴシップは特になしということになる。それはちょっとと思ってしまう私もいる。
別に、人の不幸を笑いたいとかではないけど、なにかおもしろい話でも聞いて、荒んだ心をちょっとでも癒しておきたい。
なにか、そういうのを持ってそうな人。
私は、一人心当たりがあり、すっと視線をその人物に向けた。
「いや、話しませんよ?」
「“話さない”ってことは、何かあるのね?」
私がそう指摘すると、その人物……アイリスは、一瞬だけしまったという表情をした。
「まぁ、侍女はいろんな噂話を耳にしますから、あると言えばありますけど……話したら私の命が危ういので」
お前もそのパターンか!
そう言われると、話せとは言いにくい。だって、話せと言ったら私も話さないといけなくなる。それは嫌だ。
「危うくならないものはないの?」
「そうですね……強いて言えば……」
あっ、なんだかんだ話してくれるみたい。
仕方ないというよりは、諦めの入った嫌々な表情をしているけど。
それにしても、どんなお話なのだろう。そう思いながら、私は紅茶を一口。
「リリアン様がまだ十の時ーー」
ここまで言われて、飲んでいた紅茶を吹き出しかけた。私は慌てて飲み込む。
「ストップ!何を話そうとしてるのよ!」
さすがにそれはスルーできなくて、大声で制止した。
「リリアン様がまだ十の時の思い出話でもと思ったのですが」
「本人の前でそれを言う!?絶対に良からぬことを話すつもりでしょ!」
「いえ、街に出かけたときのことですね」
アイリスがニコニコしながら爆弾を放り込む。
「絶対にダメ」
それは私(正確にはリリアン)の黒歴史!モニカちゃんはともかく、ソフィアにだけは知られてたまるか!
そもそも、なぜお前が知っている!?
「情報通な友人がおりまして」
メイアとかその辺りだな?そんなことを話すのは絶対にその辺だ。
あのときはこっそりと一人で出かけていたけど、今思えば護衛をつけられてたんだろうなぁ。
「リリアン様!一体何のお話なんですか!?」
「そうですよ。そんなに止められたら気になりますよ~!」
モニカちゃんは、私の幼い頃の話が聞きたいだけだろうけど、ソフィアは完全に私をからかっている。
聞かせたらさらにひどくなるから、絶対に聞かせるわけにはいかない。
「リリアン様が旦那様たちの目を盗んでーー」
「話を聞いてなかったの!?話すなって言ってるのよ!」
「リリアン様!教えてください!話すまで帰しませんよ!」
ソフィアが私の服をぎゅっと掴んでくる。
帰すも何も、ここは私の部屋だっての!!帰るならあなたたちのほう!
そして、絶対に言わないからな!?
「私も知りたいです!」
モニカちゃん?あなたはこっち側に来てくれない?今のところ、三対一になってるのだけど。
「目を盗んで、街へと行ったのですがーー」
「何事もないかのように語り出すな!あなたは少し黙ってて!」
「お嬢様の命令に従う理由がありませんが」
「あなた、私の侍女でしょ!?従者が主の命令に従わないのはおかしいでしょうが!」
別に、絶対に従えとは言わないけど、今だけは従ってくれよ!
「「リリアン様!!」」
「あなたたちも少し静かに!」
特にソフィアはね!あなたは面白がっているだけなのはわかってるわよ?だてに付き合いは長くないからね。
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