幼なじみは鬼神。そして私は巫女でした

 神野三咲は、赤城夜見という幼なじみの男の子がいる。
 その子とは同じ高校にも行けて、順風満帆かと思いきや。

「もう遊びに来ないでくれ」

 彼が十六歳となった日に、彼からそう言われ、いきなり疎遠になった。
 何度訪ねても出てこず、学校でも見かけず、しびれを切らした三咲は彼が外に出てくるまでまちぶせすることにした。
 なんとか会えたと思い、彼に触れると、彼は痛がって離れてしまう。
 その時に、三咲は代々優秀な祓い師を輩出した家系の末裔であり、先祖返りを果たした歴代最強と言われるほどの力を持つ祓い師であったこと、夜見はすべてのあやかしの頂点に立つと言われる鬼神だったことを知った。
 そんな夜見にとって一番の天敵は三咲であったため、離れようとしていたが、三咲はそれは耐えられなかったため、なんとか一緒にいられる方法を模索する。
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