槻の樹の下
7世紀日本、近江大津宮。ある男の病床にて。
※槻とは、ケヤキの古名です。神聖視され、その樹の下は清浄な場所とみなされました。
※槻とは、ケヤキの古名です。神聖視され、その樹の下は清浄な場所とみなされました。
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牧神堂様
素敵な感想をありがとうございます! とっても嬉しいです。
歴史上の人物の中で天智天皇と藤原鎌足が好きなので、彼らの関係に妄想(?)を爆発させてみました。帝と鎌足の間柄について、個人的には「2人だけの革命家」「2人だけの同志」みたいなものだったんじゃないのかなぁ……と思っています。それだけに、鎌足の死は帝にとって大きな打撃であったのではないかと。史料を見ても、帝は驚くほど動揺していますし。
ツンデレ……そうなんですよ! 帝(天智天皇)の性格に関して、自分もそのように考えていました。鎌足が歳上なこともあり、帝は内心では凄く彼を頼っていて、でもどうしてもその事実を口には出来ないんですよね。血にまみれた生きざま故の自戒、帝王としての矜恃などがあって……。
文章についても褒めてくださり、御礼申し上げます。少しでも歴史のロマンを感じていただけたのなら、これに勝る喜びはありません。
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