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元カレ様
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わたしの名前は天野 そら。
花崎中学校二年生。今日は始業式。たしか、わたしのクラスに転校生がくるらしい。そんなわけで、お楽しみかいの計画をたてている。いまはマジックとか、紹介映像作りとか、色々でている。
そう考えているうちにチャイムがなった。
始業式があるから、後ろにならび、体育館へ、向かった。
さっそく、ながーいながーい、校長先生のはなしが始まった。みんな腰がいたくなったのだろう。背中をとんとんと、たたいている。あくびをしている人もいる。20分位たって、やっと終わったとおもったら、新入生の紹介が始まった。
あーあ。
気が遠くなってきた。
「あっ・・・」
私はおもわず声をだしてしまった。
なぜかって?
元彼が転校してきたから。
「大翔中学校からきました。工野 當真(とうま)です。よろしくお願いします。」
うわっ!!やだわぁ。覚えてないといいけど。ほんとに。そして、教室に帰ってきた。すると、はいってきたのは・・・。やっぱり、當真だった。あーあ。そして、今日はとても、とても、運が悪かったのだろう。隣の席になってしまった。あー・・・。早く席替えが出来ますように。で、でも、覚えてない・・・よね!私はそう願って當真に話しかけた。
「當真君!これからよろしく!」
すると、當真はわたしの目を見た。
「忘れたなんて、言わせないから」
覚えてました・・・。
でも、少し當真の男らしい一言にときめいてしまったのも、事実である。
あーあ。
私って、なんて罪な女。そんなとき、親友のゆうなが、
「なぁに?二人、知り合い?」
と、からかってきた。
「あー。俺と、そら、付き合ってるから」
はっ?意味分かんない!
冗談?
違うって言いたかったけど、くちびるに指をあてられていて、うまくしゃべれなかった。私は緊張のあまり赤面になっていた。つい、かっとなって私は當真の腕を引っ張り、ろうかに連れ出した。
「もー!何かってなことしてんの!私たちもう付き合ってないの!」
私は本音をぶちまけた。すると、
〝ドンッ〟
當真が壁ドンをしてきた。そして言ったんだ。
「オレはまだそらの事、好きだから。諦めてないから。また、あのときの関係にもどしてみせるから」
〝ドキッ〟
別れたはずの當真にこんなにもドキドキさせられるなんて考えてもいなかった。
花崎中学校二年生。今日は始業式。たしか、わたしのクラスに転校生がくるらしい。そんなわけで、お楽しみかいの計画をたてている。いまはマジックとか、紹介映像作りとか、色々でている。
そう考えているうちにチャイムがなった。
始業式があるから、後ろにならび、体育館へ、向かった。
さっそく、ながーいながーい、校長先生のはなしが始まった。みんな腰がいたくなったのだろう。背中をとんとんと、たたいている。あくびをしている人もいる。20分位たって、やっと終わったとおもったら、新入生の紹介が始まった。
あーあ。
気が遠くなってきた。
「あっ・・・」
私はおもわず声をだしてしまった。
なぜかって?
元彼が転校してきたから。
「大翔中学校からきました。工野 當真(とうま)です。よろしくお願いします。」
うわっ!!やだわぁ。覚えてないといいけど。ほんとに。そして、教室に帰ってきた。すると、はいってきたのは・・・。やっぱり、當真だった。あーあ。そして、今日はとても、とても、運が悪かったのだろう。隣の席になってしまった。あー・・・。早く席替えが出来ますように。で、でも、覚えてない・・・よね!私はそう願って當真に話しかけた。
「當真君!これからよろしく!」
すると、當真はわたしの目を見た。
「忘れたなんて、言わせないから」
覚えてました・・・。
でも、少し當真の男らしい一言にときめいてしまったのも、事実である。
あーあ。
私って、なんて罪な女。そんなとき、親友のゆうなが、
「なぁに?二人、知り合い?」
と、からかってきた。
「あー。俺と、そら、付き合ってるから」
はっ?意味分かんない!
冗談?
違うって言いたかったけど、くちびるに指をあてられていて、うまくしゃべれなかった。私は緊張のあまり赤面になっていた。つい、かっとなって私は當真の腕を引っ張り、ろうかに連れ出した。
「もー!何かってなことしてんの!私たちもう付き合ってないの!」
私は本音をぶちまけた。すると、
〝ドンッ〟
當真が壁ドンをしてきた。そして言ったんだ。
「オレはまだそらの事、好きだから。諦めてないから。また、あのときの関係にもどしてみせるから」
〝ドキッ〟
別れたはずの當真にこんなにもドキドキさせられるなんて考えてもいなかった。
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