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幕一章 ケイとキー
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俺に抱きつき、涙を流すまきなを俺は慰める。キーは何を言ったんだろう。すると、だ。今までしくしくと泣いていたまきなが静かになった。
「すぅ、すぅ・・・」
寝てしまったようだ。俺を抱き締めたまま。
「おっ・・おい・・・っまきな?起きて!」
「ケ・・イ・・」
〝ドキン〟
俺は今、まきなにときめいちゃったらしい。
「もー。仕方ないな。」
俺はそう言うとまきなを俺の布団に寝せて、俺はまきなの寝顔を見つめる。うわ。やば。俺の部屋でまきなが寝てる。緊張する。そんな時だ。
〝ダダダダダダダッ!!〟〝ガチャッ〟
「はぁはぁはぁはぁっ!ま、まきなは??」
まきなを探しに来たキーが俺の部屋に来た。
「静かにしろよ。まきな、寝てるんだから。」
「ふぅっ。良かった。」
キーは一瞬ホッとしたような顔をしてそれから、心配そうな顔をしてまきなを見つめている。そしてまきなの頭を撫でていた。その様子を見て俺は少し焼きもちを焼いた。なんか、俺だけがよしよしできれば良いのにな。って、思った。なんか、俺、変。
「ん・・・キ・・ィ・・・」
〝ズキンッ〟
今の寝言でまきながキーの事を思っていることに気がついてしまった。そのままキーはまきなをまきなの部屋につれていった。俺の目の前でまきなを愛しいような顔でぎゅぅっと抱き締めてから。
この二人は両思いなのに、お互いがお互いの気持ちを考えすぎてしまっている。なんだかそんなことを考え、やはり俺はまきなと結ばれないんだ、と確信する。なんだか切ない。でも、あの二人の方がよっぽど、切ない。
あの二人はどうなるのだろう。
俺は
もう
無理なんだろうな。
俺には
そんな資格なんて無いんだから。
「すぅ、すぅ・・・」
寝てしまったようだ。俺を抱き締めたまま。
「おっ・・おい・・・っまきな?起きて!」
「ケ・・イ・・」
〝ドキン〟
俺は今、まきなにときめいちゃったらしい。
「もー。仕方ないな。」
俺はそう言うとまきなを俺の布団に寝せて、俺はまきなの寝顔を見つめる。うわ。やば。俺の部屋でまきなが寝てる。緊張する。そんな時だ。
〝ダダダダダダダッ!!〟〝ガチャッ〟
「はぁはぁはぁはぁっ!ま、まきなは??」
まきなを探しに来たキーが俺の部屋に来た。
「静かにしろよ。まきな、寝てるんだから。」
「ふぅっ。良かった。」
キーは一瞬ホッとしたような顔をしてそれから、心配そうな顔をしてまきなを見つめている。そしてまきなの頭を撫でていた。その様子を見て俺は少し焼きもちを焼いた。なんか、俺だけがよしよしできれば良いのにな。って、思った。なんか、俺、変。
「ん・・・キ・・ィ・・・」
〝ズキンッ〟
今の寝言でまきながキーの事を思っていることに気がついてしまった。そのままキーはまきなをまきなの部屋につれていった。俺の目の前でまきなを愛しいような顔でぎゅぅっと抱き締めてから。
この二人は両思いなのに、お互いがお互いの気持ちを考えすぎてしまっている。なんだかそんなことを考え、やはり俺はまきなと結ばれないんだ、と確信する。なんだか切ない。でも、あの二人の方がよっぽど、切ない。
あの二人はどうなるのだろう。
俺は
もう
無理なんだろうな。
俺には
そんな資格なんて無いんだから。
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