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番外編
ハッピーバレンタイン
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二月十四日。とうとうこの日がやって来た。
婚約者である和範と気持ちが通い合ってまだ数日。今までの距離感が嘘みたいに今では甘々な毎日だ。
あの日灯里のお店での出来事から、更に輪をかけて和範は私に対して過保護かつ溺愛を隠そうとしない。
結局あの日、私は午後からの出勤予定だったのに、図書館をお休みした。身体を重ねたことで日ごろ使わない足腰の筋肉が悲鳴を上げてしまい、その痛みは結局午後までに回復することはなかった。
夕方まで和範のおじいさんの家で過ごした私は、仕事が終わって戻って来た和範と一緒に夕飯を食べに行って家まで送られた。家に帰ると、灯里は仕事に行って不在だったものの、両親はお泊りについては何も触れずいつも通りに接してくれた。
翌朝、灯里と顔を合わせると、灯里は申し訳なさそうな表情で私を見つめていた。
「おはよう、灯里」
灯里だけが悪いんじゃない。あの後、灯里一人だけが悪者になってしまっているのではないかと気になっていたけれど、自分のことで精一杯で、灯里のことが後回しになってしまっていた。
自分が我慢していたら誰も傷付けることないと思って、気持ちを表に出さなかった私にも、充分非があるのだと灯里の気持ちを聞いて思い知らされた。
いつも通りに声を掛けると、灯里は途端に顔をくしゃくしゃにして私に抱き着いた。
「おはよう、光里」
その声が震えていたけれど、泣き顔を見せたくない灯里の気持ちを尊重して顔は見なかった。
杖を持っていない右手を灯里の背中にそっと回すと、灯里の身体がビクッと震えた。そしてすぐ、私に抱き着いていた腕にギュッと力がこもった。
「本当に、今までごめんね……」
灯里の心からの謝罪の言葉に、私は頷くことしか出来なかったけれど、私の気持ちはきっと灯里にも伝わっている。そう信じてる。
* * *
そして迎えたバレンタイン当日、私は当然のことながら日中は仕事である。
休日である和範とは仕事帰りにデートの約束をしており、それを察した図書館の職員達も「今日はみんな早く帰りましょうね、特に宮田さんは」と朝から冷かされる始末だ。まあ、冷かされても仕方がない。今日はいつもと違って久し振りに私もワンピースを着ているのだから、仕事が終わったらデートするのがバレバレだ。
和範も、朝迎えに来てくれた時に私の格好を見て、すごく嬉しそうな表情になった。
「光里は可愛いんだから、いつもそんな風に可愛い格好をしていたらいいのに」
車のドアを開けて私を助手席に座らせ、ドアを閉めて二人きりになった途端、このような甘い言葉で私を朝から蕩けさせる。
あの日気持ちを確かめ合ってから、和範は歯が浮くような照れる言葉を口にするようになった。和範曰く、それまでは心に思っていただけで口にするのをずっと我慢していたそうだ。
あの頃の私に素直に気持ちを口にしても、きっと私はお世辞を言っていると思って取り合ってくれないと思っていたのだと。確かに和範の言うように、あの頃の私は、怪我の後遺症で和範は私に対して同情の気持ちしかないと思っていたから、そのようなことを言われたとしても素直になれなかっただろう。それに、今でも可愛い格好は私よりも灯里の方が似合うと思っている。
それを口にしたら、和範は私に優しく諭すように言葉を返した。
「あのね、灯里と光里は二卵性とはいえ双子だよ? そこら辺にいる姉妹よりもずっと顔立ちだって似てるんだから、灯里に似合う物は光里にだって似合うんだよ?」
確かに言われてみればそうかも知れない。今までは灯里と同じ物を選ばないように意識して灯里が好きな物を避けてきた。でも、もうそんなことをする必要はない。ありのままの私を受け入れてくれる人がいる。それだけで私は変われそうだ。
ちょうど図書館の裏口に車が到着したタイミングで、俯きながら頷く私の頭をそっと撫でてくれた。
「うわぁ……、もう。キスしたいけどここでは無理だから、夜、覚悟しててよ」
和範はそう言って私を車から降ろすと、私が裏口から館内に入るまで見送ってくれた。
今晩は、あのプレゼントを渡さなきゃ。私はバッグの中に忍ばせている和範へのプレゼントとチョコレートに視線を落とし、ロッカーの中へそれらをしまった。
定時を迎え、独身の職員は何だかんだと言いながらも浮足立っている。やはりみんな早く帰りたいのだというのは一目瞭然であり、いつもと片付けの作業時間が比べ物にならない。返却された書籍の本棚へと戻す作業も、珍しく閉館前に終わっていた。いつもこうだったらいいのにね、と、先輩司書である坂本さんが、苦笑いしながら口にする。
図書館の正面玄関の施錠とブラインドを下ろし終えると、みんなが待ってましたと言わんばかりに退勤のタイムカードを押した。本当に、これだけ早く帰ることができるのなら、普段から頑張ればいいのにと思ってしまったのは内緒だ。
みんなと一緒に裏口から図書館を出ると、いつもの定位置に和範の車が停まっている。みんなもそれに気付いて挨拶をすると、そこで解散した。私は杖を突きながら、和範の元へと歩を進める。
和範も私がこんなに早く仕事が終わると思っていなかったらしく、車の中でスマホを触っている。何か調べ物でもしているのか、その表情は真剣だった。
車の窓ガラスを遠慮がちにノックすると、驚いた表情を見せる和範に私は笑みが零れる。
「おかえり、お疲れさま」
和範の柔らかくて優しい声に、私の心が癒される。
おかえり、の言葉が、これから家族になるという幸せな響きに聞こえる。
「ただいま、和範」
私は和範の車に乗ると、車は静かに動き出す。
「あ、光里のご両親にお許し貰ってるから、今日もお泊りだからね」
動き出した車の中で、和範の爆弾宣言が飛び出した。
「さっき家に寄って光里の着替えも預かってるから、心配いらないよ。せっかくのバレンタインだから、うちでゆっくり過ごそう」
そう言って車を走らせる。
やっぱり和範は大事なことを私に何一つ相談せずにこうやって外堀を埋めてくる。
でも案外、これもいいかも知れない。こうやって、和範は私だけを見てくれて、私も和範だけを見つめていられるのだから……
用意していたプレゼントとチョコを渡せたのは、夜も更けたベッドの中で、何度も和範に啼かされてからのことであったのは、恥ずかしくて誰にも言えない。
─終─
婚約者である和範と気持ちが通い合ってまだ数日。今までの距離感が嘘みたいに今では甘々な毎日だ。
あの日灯里のお店での出来事から、更に輪をかけて和範は私に対して過保護かつ溺愛を隠そうとしない。
結局あの日、私は午後からの出勤予定だったのに、図書館をお休みした。身体を重ねたことで日ごろ使わない足腰の筋肉が悲鳴を上げてしまい、その痛みは結局午後までに回復することはなかった。
夕方まで和範のおじいさんの家で過ごした私は、仕事が終わって戻って来た和範と一緒に夕飯を食べに行って家まで送られた。家に帰ると、灯里は仕事に行って不在だったものの、両親はお泊りについては何も触れずいつも通りに接してくれた。
翌朝、灯里と顔を合わせると、灯里は申し訳なさそうな表情で私を見つめていた。
「おはよう、灯里」
灯里だけが悪いんじゃない。あの後、灯里一人だけが悪者になってしまっているのではないかと気になっていたけれど、自分のことで精一杯で、灯里のことが後回しになってしまっていた。
自分が我慢していたら誰も傷付けることないと思って、気持ちを表に出さなかった私にも、充分非があるのだと灯里の気持ちを聞いて思い知らされた。
いつも通りに声を掛けると、灯里は途端に顔をくしゃくしゃにして私に抱き着いた。
「おはよう、光里」
その声が震えていたけれど、泣き顔を見せたくない灯里の気持ちを尊重して顔は見なかった。
杖を持っていない右手を灯里の背中にそっと回すと、灯里の身体がビクッと震えた。そしてすぐ、私に抱き着いていた腕にギュッと力がこもった。
「本当に、今までごめんね……」
灯里の心からの謝罪の言葉に、私は頷くことしか出来なかったけれど、私の気持ちはきっと灯里にも伝わっている。そう信じてる。
* * *
そして迎えたバレンタイン当日、私は当然のことながら日中は仕事である。
休日である和範とは仕事帰りにデートの約束をしており、それを察した図書館の職員達も「今日はみんな早く帰りましょうね、特に宮田さんは」と朝から冷かされる始末だ。まあ、冷かされても仕方がない。今日はいつもと違って久し振りに私もワンピースを着ているのだから、仕事が終わったらデートするのがバレバレだ。
和範も、朝迎えに来てくれた時に私の格好を見て、すごく嬉しそうな表情になった。
「光里は可愛いんだから、いつもそんな風に可愛い格好をしていたらいいのに」
車のドアを開けて私を助手席に座らせ、ドアを閉めて二人きりになった途端、このような甘い言葉で私を朝から蕩けさせる。
あの日気持ちを確かめ合ってから、和範は歯が浮くような照れる言葉を口にするようになった。和範曰く、それまでは心に思っていただけで口にするのをずっと我慢していたそうだ。
あの頃の私に素直に気持ちを口にしても、きっと私はお世辞を言っていると思って取り合ってくれないと思っていたのだと。確かに和範の言うように、あの頃の私は、怪我の後遺症で和範は私に対して同情の気持ちしかないと思っていたから、そのようなことを言われたとしても素直になれなかっただろう。それに、今でも可愛い格好は私よりも灯里の方が似合うと思っている。
それを口にしたら、和範は私に優しく諭すように言葉を返した。
「あのね、灯里と光里は二卵性とはいえ双子だよ? そこら辺にいる姉妹よりもずっと顔立ちだって似てるんだから、灯里に似合う物は光里にだって似合うんだよ?」
確かに言われてみればそうかも知れない。今までは灯里と同じ物を選ばないように意識して灯里が好きな物を避けてきた。でも、もうそんなことをする必要はない。ありのままの私を受け入れてくれる人がいる。それだけで私は変われそうだ。
ちょうど図書館の裏口に車が到着したタイミングで、俯きながら頷く私の頭をそっと撫でてくれた。
「うわぁ……、もう。キスしたいけどここでは無理だから、夜、覚悟しててよ」
和範はそう言って私を車から降ろすと、私が裏口から館内に入るまで見送ってくれた。
今晩は、あのプレゼントを渡さなきゃ。私はバッグの中に忍ばせている和範へのプレゼントとチョコレートに視線を落とし、ロッカーの中へそれらをしまった。
定時を迎え、独身の職員は何だかんだと言いながらも浮足立っている。やはりみんな早く帰りたいのだというのは一目瞭然であり、いつもと片付けの作業時間が比べ物にならない。返却された書籍の本棚へと戻す作業も、珍しく閉館前に終わっていた。いつもこうだったらいいのにね、と、先輩司書である坂本さんが、苦笑いしながら口にする。
図書館の正面玄関の施錠とブラインドを下ろし終えると、みんなが待ってましたと言わんばかりに退勤のタイムカードを押した。本当に、これだけ早く帰ることができるのなら、普段から頑張ればいいのにと思ってしまったのは内緒だ。
みんなと一緒に裏口から図書館を出ると、いつもの定位置に和範の車が停まっている。みんなもそれに気付いて挨拶をすると、そこで解散した。私は杖を突きながら、和範の元へと歩を進める。
和範も私がこんなに早く仕事が終わると思っていなかったらしく、車の中でスマホを触っている。何か調べ物でもしているのか、その表情は真剣だった。
車の窓ガラスを遠慮がちにノックすると、驚いた表情を見せる和範に私は笑みが零れる。
「おかえり、お疲れさま」
和範の柔らかくて優しい声に、私の心が癒される。
おかえり、の言葉が、これから家族になるという幸せな響きに聞こえる。
「ただいま、和範」
私は和範の車に乗ると、車は静かに動き出す。
「あ、光里のご両親にお許し貰ってるから、今日もお泊りだからね」
動き出した車の中で、和範の爆弾宣言が飛び出した。
「さっき家に寄って光里の着替えも預かってるから、心配いらないよ。せっかくのバレンタインだから、うちでゆっくり過ごそう」
そう言って車を走らせる。
やっぱり和範は大事なことを私に何一つ相談せずにこうやって外堀を埋めてくる。
でも案外、これもいいかも知れない。こうやって、和範は私だけを見てくれて、私も和範だけを見つめていられるのだから……
用意していたプレゼントとチョコを渡せたのは、夜も更けたベッドの中で、何度も和範に啼かされてからのことであったのは、恥ずかしくて誰にも言えない。
─終─
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