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第十三章

第九話 暴力革命

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 革命和平はすでに次の事件にも着手している事を知らされた車輪は

憤った。「まあそう焦りなさんな。そろそろニュースになってる頃だ」、、

そう言って代表者はテレビをつけると、スーパーシティに渡る鉄道の

鉄橋が爆破されている画面が映し出されていた。「複数の貨物列車に

爆弾を仕掛けた。これも君達の脱出劇を参考にさせて貰ったんだよ。


 これでスーパーシティに架かる鉄道橋は全て当分の間使えないから、

更に道路橋も破壊すれば物流はストップだ」、、代表者の自慢げな

作戦に車輪は問いかける。「しかしここまでやったら政府は総力を

挙げてアンタらを潰しにかかるぜ。サミットの為に特殊警察が暴力

集団を手段を選ばず壊滅していった様にな」、、


 それでも代表者は余裕で答える。「これは元々暴力革命だ。成し遂げ

るまでは我々は最後まで闘う。君もある意味同士だと考えているし協力

して貰いたいからしゃべるが、政府中枢を占拠する作戦を真阿呆教が

担ってくれる事になっている」、、「何!?では極左とカルトが共闘

すると言うのか?」、、


 「ああそうだ。強大な政府に対抗するには現実的に我々だけでは到底

不可能だからな。それにこの作戦は極力一般人を巻込まない。スーパー

シティの住民ですらだ。それは君の考えとも一致するんじゃないのかね?」

、、代表者の現実的な作戦に車輪は黙って聞く事にした。「具体的な作戦

行動を知りたい」、、車輪の問いに代表者はニヤリとした。


 「いいだろう。道路橋を一つ残してあとは爆破し、一気に我々革命和平

と真阿呆教が攻め入り、我々が特殊警察等と闘ってる間に真阿呆教が政府

中枢を一気に制圧する。君が今日ここに来るとは思っても無かったが、君

さえ協力してくれたら鬼に金棒だ。特に君は特殊警察とも何度も銃撃戦を

経験している」、、車輪は思わぬ岐路に立たされる事になった。


 
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