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一章
ヤクザの事務所へ連行
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「見た?」
ヤクザが、俺の首を掴んで、そう言う。
ここで、 『はい!僕は、あなたが人を殺すところを見ました!』って正直に言う人が、この世界に居るだろうか?いや、いない。
「何の話ですか?」
俺は、全力で分からないふりをした。
「へぇ……」
ヤクザは、俺の首を掴むのをやめ、俺の首を優しく撫でるように触った。そして、俺に尋ねた。
「じゃああれ、何?」
あれ?と俺が首を傾げると、ヤクザがどこかに指を指した。そこを見ると、さっきの死体があった。
「……。」
言い逃れようがない。
ああ、死んだんだ。
絶句する俺と、対照的にニコニコなヤクザ。
弱いものいじめして楽しいか?
「だからあれ、なんだって聞いてるんだけど。」
ヤクザが、拳銃を取り出して、俺の首にあてる。
俺は、涙目になりながらも、ヤクザの方をみる。
「……死体です。」
黙ってたら殺られる。なら、何か話した方がましだ。
「あれやったの誰?」
正直に答えてね、とヤクザが言って微笑む。こうなったら、本当のことを言うしかない。
「あなた……です」
「そうだね」
よく出来ました!とでも言うような調子で、ヤクザが言う。
「名前は?」
「冬馬です」
「とうま、良い名前だね」
ヤクザに褒められても、全く嬉しくない。全国のとうまさんに謝れ。
「ありがとう、ございます。」
一応、感謝しておいた。
「で、とうまくんはさ、」
銃が首に強く触れる。
「ここで殺されるのと、俺の事務所に来るの、どっちが良い?」
そんなの、事務所に行くしかないだろ!
「……事務所に着いて行きます。」
そんな感じで、俺はヤクザの事務所に行くことになった。
ヤクザの事務所は、めっちゃ高級そうなタワマンの最上階に会った。
入口からクソ広い。と、中に男女が居た。メガネをかけたチンピラ風の男と、おそらく水商売をしている女性だった。2人の距離は近く、今にも、その、言い方が良くないが、おっぱじめそうな雰囲気だ。
と、男の方がヤクザに気づき、嫌そうに「ゲッ」と言ったあと、直ぐに笑顔になり、「おかえりなさい、組長。」と頭を下げた。
えっ、この人、組長だったのか。
すると、女の人が、「またね、えんくん」と言って出ていった。えんと呼ばれた男は、「ああ、また」と言って、俺とヤクザの分のスリッパを出した。
「カシラの件すか?」
「ああ。」
「死体処理業者に連絡されました?」
「あ。」
チンピラは、ヤクザの反応に、はぁ、とため息をついて電話をかけだした。「はーい、なんですか?」という、やる気のなさそうな女の人の声がきこえた。
「じゃあえん、俺は組長室に居るから。」
「え、そこの方もすか?」
「ああ。」
チンピラは、俺をまじまじとみて、何かを察したらしく、哀れみの目を向けてきた。ああ、やっぱ俺、死ぬんだ。
しかし、電話から「ちょっと、何?」と少し怒ったような女の人の声が聞こえると、俺から目を離した。
「ごめんごめん。
○○にさ、死体あるから回収よろしく。
え~、お願いしますよ~。
やったぁ!じゃあ、そういうことで!」
チンピラが電話をする声が遠ざかって行く。
ヤクザがドアの前でとまる。そこには、「組長室」の文字。
ドアを開けると、高そうな机と椅子、ソファーが並んでいた。めちゃくちゃぽい。俺がとまると、ヤクザが
「こっちだよ。」
と声をかけてきた。そこには、本棚があった。俺がクエスチョンマークを頭の上に浮かべていると、ヤクザが本棚から、有名ななろう系の小説を抜きだすと、本棚が左にズレた。
隠し部屋だ……。
俺は絶句した。そこには、これまた高級そうなベッドが置いてあったからだ。
と、ヤクザが俺を部屋に押し込んだ。
「わっ、」
俺は、ベッドに倒れた。
すると、ヤクザが俺の靴を脱がした。
そして、俺の手をどちらも左手で掴み、上にした。
「え?」
俺が目を白黒させていると、ヤクザが俺の口の中に、下をねじ込ん出来た。
「??」
俺は混乱した。なぜなら、俺の下半身に、さっきから、硬いものが当たっているからだ。
やばい、逃げたい。さっきのことを思い出す。きっとあのチンピラは、このことを知ってたんだ。だから、あんな目で俺を見てたんだ。
そんなことを考えてる間にも、ヤクザは俺の口内を犯し、さらにヤクザのあれを硬くさせていく。
俺は全てを諦め、体から力を抜いた。
ヤクザが、俺の首を掴んで、そう言う。
ここで、 『はい!僕は、あなたが人を殺すところを見ました!』って正直に言う人が、この世界に居るだろうか?いや、いない。
「何の話ですか?」
俺は、全力で分からないふりをした。
「へぇ……」
ヤクザは、俺の首を掴むのをやめ、俺の首を優しく撫でるように触った。そして、俺に尋ねた。
「じゃああれ、何?」
あれ?と俺が首を傾げると、ヤクザがどこかに指を指した。そこを見ると、さっきの死体があった。
「……。」
言い逃れようがない。
ああ、死んだんだ。
絶句する俺と、対照的にニコニコなヤクザ。
弱いものいじめして楽しいか?
「だからあれ、なんだって聞いてるんだけど。」
ヤクザが、拳銃を取り出して、俺の首にあてる。
俺は、涙目になりながらも、ヤクザの方をみる。
「……死体です。」
黙ってたら殺られる。なら、何か話した方がましだ。
「あれやったの誰?」
正直に答えてね、とヤクザが言って微笑む。こうなったら、本当のことを言うしかない。
「あなた……です」
「そうだね」
よく出来ました!とでも言うような調子で、ヤクザが言う。
「名前は?」
「冬馬です」
「とうま、良い名前だね」
ヤクザに褒められても、全く嬉しくない。全国のとうまさんに謝れ。
「ありがとう、ございます。」
一応、感謝しておいた。
「で、とうまくんはさ、」
銃が首に強く触れる。
「ここで殺されるのと、俺の事務所に来るの、どっちが良い?」
そんなの、事務所に行くしかないだろ!
「……事務所に着いて行きます。」
そんな感じで、俺はヤクザの事務所に行くことになった。
ヤクザの事務所は、めっちゃ高級そうなタワマンの最上階に会った。
入口からクソ広い。と、中に男女が居た。メガネをかけたチンピラ風の男と、おそらく水商売をしている女性だった。2人の距離は近く、今にも、その、言い方が良くないが、おっぱじめそうな雰囲気だ。
と、男の方がヤクザに気づき、嫌そうに「ゲッ」と言ったあと、直ぐに笑顔になり、「おかえりなさい、組長。」と頭を下げた。
えっ、この人、組長だったのか。
すると、女の人が、「またね、えんくん」と言って出ていった。えんと呼ばれた男は、「ああ、また」と言って、俺とヤクザの分のスリッパを出した。
「カシラの件すか?」
「ああ。」
「死体処理業者に連絡されました?」
「あ。」
チンピラは、ヤクザの反応に、はぁ、とため息をついて電話をかけだした。「はーい、なんですか?」という、やる気のなさそうな女の人の声がきこえた。
「じゃあえん、俺は組長室に居るから。」
「え、そこの方もすか?」
「ああ。」
チンピラは、俺をまじまじとみて、何かを察したらしく、哀れみの目を向けてきた。ああ、やっぱ俺、死ぬんだ。
しかし、電話から「ちょっと、何?」と少し怒ったような女の人の声が聞こえると、俺から目を離した。
「ごめんごめん。
○○にさ、死体あるから回収よろしく。
え~、お願いしますよ~。
やったぁ!じゃあ、そういうことで!」
チンピラが電話をする声が遠ざかって行く。
ヤクザがドアの前でとまる。そこには、「組長室」の文字。
ドアを開けると、高そうな机と椅子、ソファーが並んでいた。めちゃくちゃぽい。俺がとまると、ヤクザが
「こっちだよ。」
と声をかけてきた。そこには、本棚があった。俺がクエスチョンマークを頭の上に浮かべていると、ヤクザが本棚から、有名ななろう系の小説を抜きだすと、本棚が左にズレた。
隠し部屋だ……。
俺は絶句した。そこには、これまた高級そうなベッドが置いてあったからだ。
と、ヤクザが俺を部屋に押し込んだ。
「わっ、」
俺は、ベッドに倒れた。
すると、ヤクザが俺の靴を脱がした。
そして、俺の手をどちらも左手で掴み、上にした。
「え?」
俺が目を白黒させていると、ヤクザが俺の口の中に、下をねじ込ん出来た。
「??」
俺は混乱した。なぜなら、俺の下半身に、さっきから、硬いものが当たっているからだ。
やばい、逃げたい。さっきのことを思い出す。きっとあのチンピラは、このことを知ってたんだ。だから、あんな目で俺を見てたんだ。
そんなことを考えてる間にも、ヤクザは俺の口内を犯し、さらにヤクザのあれを硬くさせていく。
俺は全てを諦め、体から力を抜いた。
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