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18.バグ
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「えーーーーー!!!!!」
監督との話を終え、急いで更衣室に戻ろうとしていた伊野は、中から聞こえた矢崎の声に慌てて更衣室のドアを開けた。
シャワールームの前で焦った様子でいる矢崎の奥からは、シャワーの水音が聞こえる。
まさか、と慌てて駆け寄ると、そこにはジャージ姿でびしょぬれになった涼音が立っていた。
「どうしたの?! お前なんかした?!」
「えっ?! ち、ちが……」
「違うよ、僕が自分でやったの。“大丈夫だった”から落ち着いて」
涼音はシャワーを止め、矢崎に預けたカバンからタオルを取り出して髪を拭き始めた。
その様子があまりにも落ち着いていて、状況のわからない矢崎と、動揺を隠せない伊野はオロオロと涼音を見るしかない。
「伊野は話し終わったの?」
「う、うん、終わったけど、涼音くんは何を……」
「ちょっと試してみたかっただけ。矢崎、悪いけど今日はこれで帰るね」
「よ、よく、わかんないけど、わかった。俺ももう部活いかないとだから」
「うん、ありがと。またね」
その後、矢崎は更衣室を出て行き、涼音はとりあえず着替えるから、とシャワールームのカーテンを閉めた。
「涼音くん、もしかして“バグ”出ないか試してたの?」
「うん、伊野以外の人といる時に起こらないか試したかったから」
涼音の答えに伊野は奥歯を噛み、勢いよくカーテンを開けてその中に入った。
「えっ?! ちょっと、なに?!」
濡れた服を全て脱ぎ、下着一枚の状態だった涼音を、伊野は狭いシャワールームの奥に追い込むと、さらに逃げ道を塞ぐように、壁に両手をついた。
「こんな賭けみたいたこと、なんで衣織の前で……!」
怒った様子の伊野を見て、ようやく涼音は自分の失敗に気が付いた。
矢崎とは先ほど話ができたが、肝心の伊野にどう説明するか考えることを忘れていた。
「あーえっと……」
涼音は伊野から目線を逸らし、どう話そうか思案するが、それが余計に伊野の気に障ったようで、これまで見たことのない怒りが込められた瞳に涼音は小さく息を呑む。
「前から言ってるけど、涼音くんは警戒心が足らないよ。助けたくても、自分から危ない方にいかれたら、どうしようもない」
「だから、矢崎は大丈夫だってば」
「へぇ、衣織の肩もつの?」
「そういうことじゃなくて……あっ!」
伊野は涼音の両腕を軽々と片手で掴んで持ち上げ、壁に押さえつけた。触れた壁の冷たさに涼音はピクリと体を震わせる。
「涼音くんを捕まえるのなんてこんなに簡単なんだよ?」
いつもより低く、冷気を纏う声が、冷たい壁に押し当てられた背を伝わり、まるで凍り付いていくかのように涼音の体はどんどんと強ばっていく。
そんな涼音の首筋に伊野は手を当て、そのまま下へとゆっくりと撫でた。
「捕まったらもう逃げられないよね。そしたら他の男にこんな風に体を触られて……キスされて……想像しただけで気が狂いそうだ」
“やきもち”と言うにはあまりにも重い嫉妬心をむき出しにして、怒りと悲しみがごちゃ混ぜになったような顔をする伊野に、涼音は腹の底からゾクゾクと何かがせりあがってくるような感覚に襲われ、自分でも気が付かないうちに、口の端が震えるように上を向いていた。
少し前にも同じ感覚を味わった覚えがあった。
「伊野……」
涼音はうつむいたままでいた伊野の唇にキスをし、そのまま舌を挿し込むと、それにこたえるように伊野は涼音の腕を拘束していた手を離し、両腕で抱え込むようにぐっと涼音を抱き寄せた。
息をするのを忘れるほど激しく舌を絡ませ、混ざり合った唾液をゴクリと呑み込むと、それはまるで媚薬のように強張っていた体をあっという間に溶かしていく。
荒く甘い息を漏らしながら、涼音は唇を離すと、首の後ろに手をまわしてその頬に頭を摺り寄せた。
「ごめん、伊野。もうしない。約束する」
涼音は両手をグイッと自分の方へ寄せてもう一度キスをすると、柔らかく微笑んだ。
「帰ろっか。なんか疲れちゃった」
今日はもう自宅に帰るという涼音を強引にマンションへと連れ込み、伊野は玄関に入ったとたんにその唇を奪った。
「んんっ、明日も学校だからダメだって」
「ごめん、一回だけ。もう、収まりそうにない」
伊野はそう言って涼音を抱え上げるとそのまま自室へと運び、ベッドへと沈ませた。
舌を絡ませ合いながら、制服のネクタイをほどいて手早くシャツのボタンをはずし、あらわになった胸元に舌を移動させ、すでに固くなり始めていた乳首を舐め、吸い上げる。
「んっ……はぁ、あっ」
涼音は舌の動きに合わせてあえかな息を漏らし、腰を揺らしていた。
「ダメって言った割には欲しがってるように見えるけど?」
「……久々に意地悪だね」
涼音の言葉に伊野はクスッと笑いながら、乳首をつまんでいた手を滑らせ、下着に手を掛ける。そのままずり下げると、すでに固くなった涼音のものは先を濡らしながら勢いよく飛び出した。
「フフッ、元気だね」
「うるさいっ、あっ! んんっ……!」
飛び出してきた涼音の“もの”に伊野は手を添え、滴り出る液体を舐め上げてから先を口に含んだ。伊野はそれを吸いながらしごき上げ、存分に唾液で濡らしてから口を離すと、涼音の太ももを持ち上げ、滴り落ちてきた唾液の混ざる液体で濡れてひくついている後孔へと舌を挿し込んだ。
「だ、だめだって! きたない……!」
「涼音くんに汚いところなんてないよ」
涼音は精いっぱいの抵抗に伊野の頭を押すが、ぬめりを帯びながら敏感な場所を動き回る舌に力を奪われていく。
「あっっダメっ、まえもいっしょにしたら‥‥っあぁっんっ!」
涼音の中を激しく舌でかき回すだけでなく、同時に先ほど濡らした涼音のものを手で握りしごくと、涼音はさらに腰を浮かし、激しく甘い声を上げた。
そのまま涼音が果てると、伊野は手にべっとりとついていた涼音の精液を取り出した自分のものへと塗り付け、そのまま涼音の中へと押し込んだ。
いつも体を繋げている間、伊野はよくしゃべる。でも、なぜか今日は静かで、肉食動物のようなどう猛さもなく、眉間にしわを寄せ、切なげに涼音を見つめていた。
「……まだおこってるの?」
「怒ってないよ。……でも、嫌なことをたくさん言ってしまいそうだから」
「は、あっ、おこってる、じゃん。あっ」
「違うよ。涼音くんには怒ってない。……自分にムカついてる」
そこまで言うと、伊野は動きを止め、涼音の首筋へと顔をうずめた。
「この間反省したばっかりなのに、また嫉妬して、あんな風に涼音くんに乱暴して……今だって、どうしたら涼音くんのこと閉じ込めておけるかって、そんなことばっかり考えてる」
「……伊野、起こして」
「え?」
「いいから」
涼音は伊野の首に手をまわして体を起こすと、伊野をグイッとベッドに倒した。
“こういうこと”をするときは、基本的に伊野が主導権を握り、涼音を好きなように組み敷くいているため、体の関係を持ってから涼音が上になったことはない。初めて見降ろす伊野は少し不安げで、戸惑った顔をしている。
「ふぅ……ねぇ伊野。何か勘違いしてる気がするけど、僕は嫉妬されることは嫌だと思ってないよ」
「えっ?!」
強すぎる嫉妬心に苦しむ伊野の顔を見た時、『愛されている』、そう感じた。
『好きだ』とこれまで繰り返し囁かれた言葉よりも深く重い感情に、嬉しくて、沸き上がる劣情に体が震えた。
伊野が苦しんでいることを喜ぶなんて、自分がこんな仄暗い感情を持っていたことに驚きはしたが、戸惑いはなかった。
薄々と気が付いていた。
伊野を必要としているのは自分の方だということを。
事故の後、自分だけではなく、人の眼も、環境も境遇もすべてが変わってしまった。
“バグ”は涼音の弱い心そのものだ。
後悔や、心残りなどではない。
ただ、怖かった。
でも、それを悟られないためにガチガチに武装していた心に、伊野は強引に入り込んできた。
そして、弱い涼音を受け入れ、一緒に背負ってくれた。
もう涼音にとって“伊野は自分のものである”ことが、心を保つ条件になってしまっている。
そんなこと、恥ずかしくて、悔しくて、怖くて、伊野にはとても明かせない。
だからこそ、『伊野に愛されている』という実感をより求めるようになっていた。
「嫉妬くらい、いくらでもしたらいいけど、そのせいで僕をまた避けるようなことしたら、僕が伊野を閉じ込めちゃうかもね」
これまで涼音を捕らえ、喰らっているのは自分だと伊野は思っていた。
でも、この美しい獲物に心を奪われ、支配されているのは自分の方かもしれない。
そう思うと、伊野は自分を見下ろす涼音の視線にゾクリと体が疼いた。
瞳に映る姿がはっきりと見える距離で、互いにその瞳に捕らわれた二人は引き合うように唇を重ねた。
監督との話を終え、急いで更衣室に戻ろうとしていた伊野は、中から聞こえた矢崎の声に慌てて更衣室のドアを開けた。
シャワールームの前で焦った様子でいる矢崎の奥からは、シャワーの水音が聞こえる。
まさか、と慌てて駆け寄ると、そこにはジャージ姿でびしょぬれになった涼音が立っていた。
「どうしたの?! お前なんかした?!」
「えっ?! ち、ちが……」
「違うよ、僕が自分でやったの。“大丈夫だった”から落ち着いて」
涼音はシャワーを止め、矢崎に預けたカバンからタオルを取り出して髪を拭き始めた。
その様子があまりにも落ち着いていて、状況のわからない矢崎と、動揺を隠せない伊野はオロオロと涼音を見るしかない。
「伊野は話し終わったの?」
「う、うん、終わったけど、涼音くんは何を……」
「ちょっと試してみたかっただけ。矢崎、悪いけど今日はこれで帰るね」
「よ、よく、わかんないけど、わかった。俺ももう部活いかないとだから」
「うん、ありがと。またね」
その後、矢崎は更衣室を出て行き、涼音はとりあえず着替えるから、とシャワールームのカーテンを閉めた。
「涼音くん、もしかして“バグ”出ないか試してたの?」
「うん、伊野以外の人といる時に起こらないか試したかったから」
涼音の答えに伊野は奥歯を噛み、勢いよくカーテンを開けてその中に入った。
「えっ?! ちょっと、なに?!」
濡れた服を全て脱ぎ、下着一枚の状態だった涼音を、伊野は狭いシャワールームの奥に追い込むと、さらに逃げ道を塞ぐように、壁に両手をついた。
「こんな賭けみたいたこと、なんで衣織の前で……!」
怒った様子の伊野を見て、ようやく涼音は自分の失敗に気が付いた。
矢崎とは先ほど話ができたが、肝心の伊野にどう説明するか考えることを忘れていた。
「あーえっと……」
涼音は伊野から目線を逸らし、どう話そうか思案するが、それが余計に伊野の気に障ったようで、これまで見たことのない怒りが込められた瞳に涼音は小さく息を呑む。
「前から言ってるけど、涼音くんは警戒心が足らないよ。助けたくても、自分から危ない方にいかれたら、どうしようもない」
「だから、矢崎は大丈夫だってば」
「へぇ、衣織の肩もつの?」
「そういうことじゃなくて……あっ!」
伊野は涼音の両腕を軽々と片手で掴んで持ち上げ、壁に押さえつけた。触れた壁の冷たさに涼音はピクリと体を震わせる。
「涼音くんを捕まえるのなんてこんなに簡単なんだよ?」
いつもより低く、冷気を纏う声が、冷たい壁に押し当てられた背を伝わり、まるで凍り付いていくかのように涼音の体はどんどんと強ばっていく。
そんな涼音の首筋に伊野は手を当て、そのまま下へとゆっくりと撫でた。
「捕まったらもう逃げられないよね。そしたら他の男にこんな風に体を触られて……キスされて……想像しただけで気が狂いそうだ」
“やきもち”と言うにはあまりにも重い嫉妬心をむき出しにして、怒りと悲しみがごちゃ混ぜになったような顔をする伊野に、涼音は腹の底からゾクゾクと何かがせりあがってくるような感覚に襲われ、自分でも気が付かないうちに、口の端が震えるように上を向いていた。
少し前にも同じ感覚を味わった覚えがあった。
「伊野……」
涼音はうつむいたままでいた伊野の唇にキスをし、そのまま舌を挿し込むと、それにこたえるように伊野は涼音の腕を拘束していた手を離し、両腕で抱え込むようにぐっと涼音を抱き寄せた。
息をするのを忘れるほど激しく舌を絡ませ、混ざり合った唾液をゴクリと呑み込むと、それはまるで媚薬のように強張っていた体をあっという間に溶かしていく。
荒く甘い息を漏らしながら、涼音は唇を離すと、首の後ろに手をまわしてその頬に頭を摺り寄せた。
「ごめん、伊野。もうしない。約束する」
涼音は両手をグイッと自分の方へ寄せてもう一度キスをすると、柔らかく微笑んだ。
「帰ろっか。なんか疲れちゃった」
今日はもう自宅に帰るという涼音を強引にマンションへと連れ込み、伊野は玄関に入ったとたんにその唇を奪った。
「んんっ、明日も学校だからダメだって」
「ごめん、一回だけ。もう、収まりそうにない」
伊野はそう言って涼音を抱え上げるとそのまま自室へと運び、ベッドへと沈ませた。
舌を絡ませ合いながら、制服のネクタイをほどいて手早くシャツのボタンをはずし、あらわになった胸元に舌を移動させ、すでに固くなり始めていた乳首を舐め、吸い上げる。
「んっ……はぁ、あっ」
涼音は舌の動きに合わせてあえかな息を漏らし、腰を揺らしていた。
「ダメって言った割には欲しがってるように見えるけど?」
「……久々に意地悪だね」
涼音の言葉に伊野はクスッと笑いながら、乳首をつまんでいた手を滑らせ、下着に手を掛ける。そのままずり下げると、すでに固くなった涼音のものは先を濡らしながら勢いよく飛び出した。
「フフッ、元気だね」
「うるさいっ、あっ! んんっ……!」
飛び出してきた涼音の“もの”に伊野は手を添え、滴り出る液体を舐め上げてから先を口に含んだ。伊野はそれを吸いながらしごき上げ、存分に唾液で濡らしてから口を離すと、涼音の太ももを持ち上げ、滴り落ちてきた唾液の混ざる液体で濡れてひくついている後孔へと舌を挿し込んだ。
「だ、だめだって! きたない……!」
「涼音くんに汚いところなんてないよ」
涼音は精いっぱいの抵抗に伊野の頭を押すが、ぬめりを帯びながら敏感な場所を動き回る舌に力を奪われていく。
「あっっダメっ、まえもいっしょにしたら‥‥っあぁっんっ!」
涼音の中を激しく舌でかき回すだけでなく、同時に先ほど濡らした涼音のものを手で握りしごくと、涼音はさらに腰を浮かし、激しく甘い声を上げた。
そのまま涼音が果てると、伊野は手にべっとりとついていた涼音の精液を取り出した自分のものへと塗り付け、そのまま涼音の中へと押し込んだ。
いつも体を繋げている間、伊野はよくしゃべる。でも、なぜか今日は静かで、肉食動物のようなどう猛さもなく、眉間にしわを寄せ、切なげに涼音を見つめていた。
「……まだおこってるの?」
「怒ってないよ。……でも、嫌なことをたくさん言ってしまいそうだから」
「は、あっ、おこってる、じゃん。あっ」
「違うよ。涼音くんには怒ってない。……自分にムカついてる」
そこまで言うと、伊野は動きを止め、涼音の首筋へと顔をうずめた。
「この間反省したばっかりなのに、また嫉妬して、あんな風に涼音くんに乱暴して……今だって、どうしたら涼音くんのこと閉じ込めておけるかって、そんなことばっかり考えてる」
「……伊野、起こして」
「え?」
「いいから」
涼音は伊野の首に手をまわして体を起こすと、伊野をグイッとベッドに倒した。
“こういうこと”をするときは、基本的に伊野が主導権を握り、涼音を好きなように組み敷くいているため、体の関係を持ってから涼音が上になったことはない。初めて見降ろす伊野は少し不安げで、戸惑った顔をしている。
「ふぅ……ねぇ伊野。何か勘違いしてる気がするけど、僕は嫉妬されることは嫌だと思ってないよ」
「えっ?!」
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『好きだ』とこれまで繰り返し囁かれた言葉よりも深く重い感情に、嬉しくて、沸き上がる劣情に体が震えた。
伊野が苦しんでいることを喜ぶなんて、自分がこんな仄暗い感情を持っていたことに驚きはしたが、戸惑いはなかった。
薄々と気が付いていた。
伊野を必要としているのは自分の方だということを。
事故の後、自分だけではなく、人の眼も、環境も境遇もすべてが変わってしまった。
“バグ”は涼音の弱い心そのものだ。
後悔や、心残りなどではない。
ただ、怖かった。
でも、それを悟られないためにガチガチに武装していた心に、伊野は強引に入り込んできた。
そして、弱い涼音を受け入れ、一緒に背負ってくれた。
もう涼音にとって“伊野は自分のものである”ことが、心を保つ条件になってしまっている。
そんなこと、恥ずかしくて、悔しくて、怖くて、伊野にはとても明かせない。
だからこそ、『伊野に愛されている』という実感をより求めるようになっていた。
「嫉妬くらい、いくらでもしたらいいけど、そのせいで僕をまた避けるようなことしたら、僕が伊野を閉じ込めちゃうかもね」
これまで涼音を捕らえ、喰らっているのは自分だと伊野は思っていた。
でも、この美しい獲物に心を奪われ、支配されているのは自分の方かもしれない。
そう思うと、伊野は自分を見下ろす涼音の視線にゾクリと体が疼いた。
瞳に映る姿がはっきりと見える距離で、互いにその瞳に捕らわれた二人は引き合うように唇を重ねた。
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