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故郷と集結する同志
私達の日常3
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夏の日差しが突き刺さる平地。右手には小高い山、左側にはだだっ広い海。
所々には廃棄された車や、空の大型輸送用のコンテナやコンクリートの土管が所々に転がっていた。
ヘルメットを被ってから首元に着いているスイッチを入れて、ナビゲーションを起動させる。薄い緑でやや透明の表示が映る。
ハンドルを握って回す。新しい心臓の鼓動は心地が良い。
武装はほとんど変わらない、前方にはいつもの機関砲と取り付け自在のライフル。後方の武装はクラスターマイン。
いつでも抜けるようにしていた超振動ブレードの一本はホワイトムーンに取り換えていた。
合計6本のスターダストがハンドルの根本に取り付けられている。すぐに取れるようにという事で設置しているのだろう。
あれから数日過ぎた。
『あーユリ聞こえるか?実戦形式とまではいかないが、敵検知させる物体を用意した。試運転をしてくれ』
無線からリュウの声が聞こえると、標的の情報がヘルメットのシールドに映し出される。
二つ返事で返した。
標的はガトリング砲が取り付けられた赤外線センサーが取り付けられている自動タレット。
自動で砲塔は動く。弾倉は外れているが、後から何発当たったか確認できるという。
さて、始めますか。
ハンドルを回して、加速させる。
まずは、最も距離が近いタレットから。
私からして11時の方向。
車体を傾けてから、横滑りをして前方を無理矢理タレットの方に向けた。
トリガーを引く。
赤外線レーザーが私を定める前に、砲身を支えていた支柱は吹き飛んだ。
傾けていた体を元に戻して、次の標的へ。
スピードが気持ち悪い。
加速と減速がスムーズ出来るし、最高速度までは今までのエンジンよりも早い。
エンジンを入れ替えたら別物という言葉が頭の中に蘇る。
その言葉が改めて実感した。
とりあえず、いろいろな操作を試してみる。
側面に直角になるようにして、ドリフトして前方部に取り付けているライフルを左手で抜きとる。
ライフルを抜いてすれ違いざまに駆動部を打ちぬいた。
―――狙いより少し反れた。
超振動ブレードを抜いて、砲身を切り裂く。
―――違う、スピードが出すぎて、深く切りすぎだ。
最後にホワイトムーンで、一刀両断した。
―――イメージ通りだけど、この勢いだと武器を痛めてしまう。
速度を殺すためにある程度進めて、リュウ達が居るテントの前でブレーキを掛ける。私のイメージよりも短い距離で停止した。
ヘルメットを外してから、フェンリルから降りた。
「どうだ?感想は」
リュウがそう言葉を投げて、私に水のペットボトルを投げて渡した。
正直、いろいろ変わりすぎていてどう伝えるのか迷う。
確かにエンジンを変えたことで、加速量は比べ物にならないほど良くなった。
けれど、言い換えればそこだけだ。
自分が培った戦闘の経験とずれが起きている。
「なんともというより、全く別ものに乗っている気分」
「そうか、もっと詳しく教えてくれ」
リュウと二人でテントの中に向かい合って座り、事細かに伝えていく。
まずは、加速と減速の違和感。
次には、武器を使用した時の感覚のずれ。
私が感じた事、違和感や使用感の違いを言うとリュウはノートパソコンに書き込んでいく。
そうして数分後、丁度ペットボトルの水が無くなった頃に一通り伝え終えた。
「データを元に出来るだけチューニングは続けるが、あまり期待はするなよ」
「うん、なるべくお願いね」
フェンリルを二人で運んできたトレーラーに載せてからいつもの家に戻る。
助手席に乗り込んで窓の縁に頬杖をして外を眺める。
あるのは草原。それに畑で作業する人達。トレーラーの運転席近くに付けているラジオからはアナウンサーが手紙を読んでいる声が聞こえる。
「戻ってからはサクラと訓練だろ?」
リュウは右手でハンドルを握り、左手には缶コーヒーを持って少しずつ飲んでいた。
私は視線だけをリュウに向けた。
「そうね。サクラは私との剣術が楽しいみたいだけどね」
サクラは同期よりも、私との訓練が楽しいとか有益だとか言ってくれた。
「いいじゃないか。姉妹二人仲良くやれて」
リュウは微笑みながら答えた。確かにそうかもしれないけれど、サクラはリュウの事を兄の様に慕ってはいる。
孤児院にいた頃は三人でよく遊んでいた。はるか昔の懐かしい思い出だけど。
「リュウこそ、会いたい人なんていないの?」
興味本位で聞き返してみる。いるかいないかよりも、そんな人がいるのだろうか。
しばらく沈黙してから、リュウは口を開いた。
「友達はいないんだ。だから、誰でもいい。ハジメの野郎はいつも突っかかってくるけどな」
友達がいない。堂々とその言葉を出せるリュウは不思議だった。
私は「そう」と返事を返して再び外の光景に視線を移す。
フェンリルに乗れるようになってから訓練の内容は変わった。
午前中はフェンリルの操縦。午後はサクラと剣術や射撃の特訓。
正直、先生の元を離れてから訓練生の頃と同じような事をするなんて思わなかった。
ストレス発散になるからいいけど。
「それにしても、私は時々何のために戦っていたのか分からなくなるよ」
皆が世界各地で自身の命を掛けて戦っているのに何もできないこの状況が嫌になる。
それでも、何とかしないといけないかな。とりあえず新しいフェンリルに慣れる事かな。
「俺達はヒーローになりたくてこんなことをしてるんじゃないんだ。わかってるだろ?」
空になった缶コーヒーを備え付けられているジューススタンドに詰め込む。
ハンドルを右手から左手に変えて、頬杖をしながら運転を続ける。
リュウから何か言われると思ったが、「そうか」と一言だけ。
お互いに友人以前に私達は協力関係にあるだけという事を改めて認識させられた気する。
何も話さないまま、私達に家に到着した。これ以上は何か踏み込んでいけない一線を越えてしまう様な気がした。
トレーラーをガレージに入れる前に私は助手席から降りた。
ライダースーツからいつもの身軽な服装に着替えて、いつもの砂浜へ。
サクラはビーチパラソルの下でテーブルの上で前のめりになって寝ていた。
「サクラ~そんなところで寝てると干乾びて死んじゃうよ?」
サクラはあくびをしてから、体を起こして大きく背伸びをした。
「ユリ姉遅い。ペットボトルの水が無くなるかと思ったよ」
やや不機嫌そうな声を出して、大きくあくびをした。サクラの足元には空になった数本のペットボトルが日差しに反射して中に残っている水滴を輝かせる。
私は砂浜に突き刺さっているホワイトムーンの模造刀を1本を引き抜いてから渡す。
ダルそうな顔をしてふらふらと立ち上がって、軽く素振りをした。
そして、少しだけビーチパラソルから離れてサクラと向かい合う。
「ねね、今度はさ。負けたら何か甘い物作ってね」
一定の距離を保ったまま、円を描くようにすり足で移動する。
「サクラ、私の料理の腕は絶望的な事は知ってるでしょ?私が勝ったら、明日の家事当番はサクラがやる事ね」
私達は静止して動きを止める。
自然とホワイトムーンを握る手に力がこもる。
「いいよ。私が勝ったら何かお菓子を私に奢ること!」
一瞬で距離を詰めて斬り合う。一回一回の攻撃を弾いては反撃。
数十回の立ち合いを終えると、私とサクラはすっかり夕焼けで茜色に染まっていた。
色が一緒に染まったことで、海と一体化した気分だ。
最後に私の突きが、サクラの額に当たると大の字で海に倒れてずぶ濡れになっている。。
「私の勝ちだね。明日、私の代わりに家事当番よろしく」
サクラは不満の声をあげる。私は手を差し出して立ち上がらせる。
思いのほか、サクラの身体の重さは濡れているせいか不思議といつもより重く感じた。
所々には廃棄された車や、空の大型輸送用のコンテナやコンクリートの土管が所々に転がっていた。
ヘルメットを被ってから首元に着いているスイッチを入れて、ナビゲーションを起動させる。薄い緑でやや透明の表示が映る。
ハンドルを握って回す。新しい心臓の鼓動は心地が良い。
武装はほとんど変わらない、前方にはいつもの機関砲と取り付け自在のライフル。後方の武装はクラスターマイン。
いつでも抜けるようにしていた超振動ブレードの一本はホワイトムーンに取り換えていた。
合計6本のスターダストがハンドルの根本に取り付けられている。すぐに取れるようにという事で設置しているのだろう。
あれから数日過ぎた。
『あーユリ聞こえるか?実戦形式とまではいかないが、敵検知させる物体を用意した。試運転をしてくれ』
無線からリュウの声が聞こえると、標的の情報がヘルメットのシールドに映し出される。
二つ返事で返した。
標的はガトリング砲が取り付けられた赤外線センサーが取り付けられている自動タレット。
自動で砲塔は動く。弾倉は外れているが、後から何発当たったか確認できるという。
さて、始めますか。
ハンドルを回して、加速させる。
まずは、最も距離が近いタレットから。
私からして11時の方向。
車体を傾けてから、横滑りをして前方を無理矢理タレットの方に向けた。
トリガーを引く。
赤外線レーザーが私を定める前に、砲身を支えていた支柱は吹き飛んだ。
傾けていた体を元に戻して、次の標的へ。
スピードが気持ち悪い。
加速と減速がスムーズ出来るし、最高速度までは今までのエンジンよりも早い。
エンジンを入れ替えたら別物という言葉が頭の中に蘇る。
その言葉が改めて実感した。
とりあえず、いろいろな操作を試してみる。
側面に直角になるようにして、ドリフトして前方部に取り付けているライフルを左手で抜きとる。
ライフルを抜いてすれ違いざまに駆動部を打ちぬいた。
―――狙いより少し反れた。
超振動ブレードを抜いて、砲身を切り裂く。
―――違う、スピードが出すぎて、深く切りすぎだ。
最後にホワイトムーンで、一刀両断した。
―――イメージ通りだけど、この勢いだと武器を痛めてしまう。
速度を殺すためにある程度進めて、リュウ達が居るテントの前でブレーキを掛ける。私のイメージよりも短い距離で停止した。
ヘルメットを外してから、フェンリルから降りた。
「どうだ?感想は」
リュウがそう言葉を投げて、私に水のペットボトルを投げて渡した。
正直、いろいろ変わりすぎていてどう伝えるのか迷う。
確かにエンジンを変えたことで、加速量は比べ物にならないほど良くなった。
けれど、言い換えればそこだけだ。
自分が培った戦闘の経験とずれが起きている。
「なんともというより、全く別ものに乗っている気分」
「そうか、もっと詳しく教えてくれ」
リュウと二人でテントの中に向かい合って座り、事細かに伝えていく。
まずは、加速と減速の違和感。
次には、武器を使用した時の感覚のずれ。
私が感じた事、違和感や使用感の違いを言うとリュウはノートパソコンに書き込んでいく。
そうして数分後、丁度ペットボトルの水が無くなった頃に一通り伝え終えた。
「データを元に出来るだけチューニングは続けるが、あまり期待はするなよ」
「うん、なるべくお願いね」
フェンリルを二人で運んできたトレーラーに載せてからいつもの家に戻る。
助手席に乗り込んで窓の縁に頬杖をして外を眺める。
あるのは草原。それに畑で作業する人達。トレーラーの運転席近くに付けているラジオからはアナウンサーが手紙を読んでいる声が聞こえる。
「戻ってからはサクラと訓練だろ?」
リュウは右手でハンドルを握り、左手には缶コーヒーを持って少しずつ飲んでいた。
私は視線だけをリュウに向けた。
「そうね。サクラは私との剣術が楽しいみたいだけどね」
サクラは同期よりも、私との訓練が楽しいとか有益だとか言ってくれた。
「いいじゃないか。姉妹二人仲良くやれて」
リュウは微笑みながら答えた。確かにそうかもしれないけれど、サクラはリュウの事を兄の様に慕ってはいる。
孤児院にいた頃は三人でよく遊んでいた。はるか昔の懐かしい思い出だけど。
「リュウこそ、会いたい人なんていないの?」
興味本位で聞き返してみる。いるかいないかよりも、そんな人がいるのだろうか。
しばらく沈黙してから、リュウは口を開いた。
「友達はいないんだ。だから、誰でもいい。ハジメの野郎はいつも突っかかってくるけどな」
友達がいない。堂々とその言葉を出せるリュウは不思議だった。
私は「そう」と返事を返して再び外の光景に視線を移す。
フェンリルに乗れるようになってから訓練の内容は変わった。
午前中はフェンリルの操縦。午後はサクラと剣術や射撃の特訓。
正直、先生の元を離れてから訓練生の頃と同じような事をするなんて思わなかった。
ストレス発散になるからいいけど。
「それにしても、私は時々何のために戦っていたのか分からなくなるよ」
皆が世界各地で自身の命を掛けて戦っているのに何もできないこの状況が嫌になる。
それでも、何とかしないといけないかな。とりあえず新しいフェンリルに慣れる事かな。
「俺達はヒーローになりたくてこんなことをしてるんじゃないんだ。わかってるだろ?」
空になった缶コーヒーを備え付けられているジューススタンドに詰め込む。
ハンドルを右手から左手に変えて、頬杖をしながら運転を続ける。
リュウから何か言われると思ったが、「そうか」と一言だけ。
お互いに友人以前に私達は協力関係にあるだけという事を改めて認識させられた気する。
何も話さないまま、私達に家に到着した。これ以上は何か踏み込んでいけない一線を越えてしまう様な気がした。
トレーラーをガレージに入れる前に私は助手席から降りた。
ライダースーツからいつもの身軽な服装に着替えて、いつもの砂浜へ。
サクラはビーチパラソルの下でテーブルの上で前のめりになって寝ていた。
「サクラ~そんなところで寝てると干乾びて死んじゃうよ?」
サクラはあくびをしてから、体を起こして大きく背伸びをした。
「ユリ姉遅い。ペットボトルの水が無くなるかと思ったよ」
やや不機嫌そうな声を出して、大きくあくびをした。サクラの足元には空になった数本のペットボトルが日差しに反射して中に残っている水滴を輝かせる。
私は砂浜に突き刺さっているホワイトムーンの模造刀を1本を引き抜いてから渡す。
ダルそうな顔をしてふらふらと立ち上がって、軽く素振りをした。
そして、少しだけビーチパラソルから離れてサクラと向かい合う。
「ねね、今度はさ。負けたら何か甘い物作ってね」
一定の距離を保ったまま、円を描くようにすり足で移動する。
「サクラ、私の料理の腕は絶望的な事は知ってるでしょ?私が勝ったら、明日の家事当番はサクラがやる事ね」
私達は静止して動きを止める。
自然とホワイトムーンを握る手に力がこもる。
「いいよ。私が勝ったら何かお菓子を私に奢ること!」
一瞬で距離を詰めて斬り合う。一回一回の攻撃を弾いては反撃。
数十回の立ち合いを終えると、私とサクラはすっかり夕焼けで茜色に染まっていた。
色が一緒に染まったことで、海と一体化した気分だ。
最後に私の突きが、サクラの額に当たると大の字で海に倒れてずぶ濡れになっている。。
「私の勝ちだね。明日、私の代わりに家事当番よろしく」
サクラは不満の声をあげる。私は手を差し出して立ち上がらせる。
思いのほか、サクラの身体の重さは濡れているせいか不思議といつもより重く感じた。
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