5 / 7
2度目の24時間調査 その1
しおりを挟む
再び彼女が24時間の交通量調査に参加することで、私も同じ2度目の24時間調査に参加することになった。
調査地点はまったく同じ場所ではなかったが、同じ横浜市内の高速道路付近の場所たった。
集合場所は同じ戸塚駅だっだが、彼女とは朝6時に待ち合わせをして、その後は会社の車で移動した。
こないだの初めての調査の時よりは少し寒い日だった。
「おはようございます」
「よろしくお願いします」
最初はこんな感じだったが、徐々に打ち解けていった。
ローテーションの関係から1時間の休憩が同じになることほないため、調査のスタート開始の7時までには会話を弾ませようと思った。
(若そうだけど彼女はいったい何歳なんだろう?)
「今日なんかこないだより寒いね」
私が何気なく切り出した。
「でもまだ10月だから」
「ところでみさきさんって何歳なの?」
「えー女性に年を聞くの?何歳ぐらいに見える?」
「20半ばぐらいかな」
「今年で35だけど」
(意外にも俺より少し年上だったのか、ってことは昭和49、48?)
「僕は33」
「あーそうなんだ、30ぐらいかと思った、…そう言われると33か」
「ところでみさきさん平和島競艇今度一緒に行かない、競艇すごい好きだから競艇行きたい」
(私はいまだ競艇の舟券を一度も買ったことがなかったのだが、競艇が好きな彼女に合わせてしまった)
「もうすぐ7時になるからその話は後でね」
「そうだね」
私はこのまま彼女と平和島競艇に行きたかったが(この日に開催があるかはわからないが)この後、退屈さと寒さとが入り混じる過酷な24時間が待っていた。
調査地点はまったく同じ場所ではなかったが、同じ横浜市内の高速道路付近の場所たった。
集合場所は同じ戸塚駅だっだが、彼女とは朝6時に待ち合わせをして、その後は会社の車で移動した。
こないだの初めての調査の時よりは少し寒い日だった。
「おはようございます」
「よろしくお願いします」
最初はこんな感じだったが、徐々に打ち解けていった。
ローテーションの関係から1時間の休憩が同じになることほないため、調査のスタート開始の7時までには会話を弾ませようと思った。
(若そうだけど彼女はいったい何歳なんだろう?)
「今日なんかこないだより寒いね」
私が何気なく切り出した。
「でもまだ10月だから」
「ところでみさきさんって何歳なの?」
「えー女性に年を聞くの?何歳ぐらいに見える?」
「20半ばぐらいかな」
「今年で35だけど」
(意外にも俺より少し年上だったのか、ってことは昭和49、48?)
「僕は33」
「あーそうなんだ、30ぐらいかと思った、…そう言われると33か」
「ところでみさきさん平和島競艇今度一緒に行かない、競艇すごい好きだから競艇行きたい」
(私はいまだ競艇の舟券を一度も買ったことがなかったのだが、競艇が好きな彼女に合わせてしまった)
「もうすぐ7時になるからその話は後でね」
「そうだね」
私はこのまま彼女と平和島競艇に行きたかったが(この日に開催があるかはわからないが)この後、退屈さと寒さとが入り混じる過酷な24時間が待っていた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
【ショートショート】おやすみ
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
恋愛
◆こちらは声劇用台本になりますが普通に読んで頂いても癒される作品になっています。
声劇用だと1分半ほど、黙読だと1分ほどで読みきれる作品です。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる